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ブレント原油200ドル突破も ホルムズ海峡封鎖で高騰の兆し
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2012.1.14 05:00
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120114/bsk1201140500002-n1.htm
核開発に対する欧米の経済制裁への対抗策として、イランがホルムズ海峡の封鎖を示唆するなか、北海ブレント原油相場が高騰する可能性が出てきた。
未来アセット・セキュリティーズは、経済制裁をきっかけにペルシャ湾で軍事行動が始まれば、北海ブレント原油価格が1バレル=200ドルに近づく恐れがあると指摘する。
同社の地域エネルギー調査責任者、ゴードン・クワン氏は12日付のリポートで「短期的な高騰の可能性を排除することはできない」と述べ、今年の北海ブレント原油価格の平均が1バレル=115ドルになるとの見通しを示した。同氏はブルームバーグが調査した26人のアナリストのうち、2011年6月までの2年間のニューヨーク原油相場を最も正確に予想した。
北海ブレント原油の価格は、世界の原油の5分の1が経由するホルムズ海峡近くでイラン海軍が軍事演習を開始する前の昨年12月23日以降4.8%上昇した。
情勢の緊迫を受け、代替調達先を確保する動きも高まっている。超大型タンカー運航最大手フロントラインは、ペルシャ湾岸諸国以外からの用船の引き合いが増えていることを明らかにした。
フロントラインの経営部門のイエンス・マーチン・イエンセン最高経営責任者(CEO)は12日、「北欧、カリブ海、リビアなどから追加の原油タンカー用船の引き合いがある。現在のタンカー市場には好材料となっている」と指摘した。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120114/bsk1201140500002-n2.htm
イランがホルムズ海峡を封鎖すれば、原油在庫を積み増しする動きが加速し、用船料が値上がりするとみられる。モルガン・スタンレーは、船主企業はこうした状況を利用して、船舶の供給過剰に対処できるのではないかとみている。
12日のバルチック取引所のデータによると、超大型原油タンカー用船料の指標となるサウジアラビア−日本間の料金は0.2%高の51.78となり、今年の最高値を記録した。
ノルデア・セキュリティーズのアナリスト、アンダーシュ・カールセン氏は「スエズマックスタンカーとVLCCタンカーの用船料は上昇傾向にあり、市場には緊迫感がただよっている」と話した。スエズマックスは原油100万バレルを、VLCCはその倍量を輸送することができる。
カールセン氏は「中東産原油の代替として別の産地の原油が大量に求められれば、船主企業にとってはプラスの効果となる」と話した。(ブルームバーグ Paul Gordon、Rob Sheridan)
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