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【12月8日 AFP】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は7日、米ABCテレビの取材に応じ、反体制派の殺害を命じたことはないと強く主張した。
ベテランジャーナリストのバーバラ・ウォルターズ(Barbara Walters)氏のインタビューに対し、アサド大統領は「殺害や残虐行為を命じたことは一度もない」「われわれは自国民を殺すようなことはしない」「世界のどこを見渡しても、自国民を殺害する政府などない。狂った人物に率いられている場合は別だが」と英語で答えた。
さらに、反体制派を弾圧した治安部隊は「政府」に所属するのであって自分に属しているわけではないと述べ、暗に治安部隊との間に一線を画した。
アサド家は40年間にわたり、シリアに強権体制を敷いてきた。アサド大統領の弟、マーヒル・アサド(Maher al-Assad)氏は、首都ダマスカス(Damascus)およびエリート集団の共和国防衛隊を統括する第4機甲師団長を務めている。
なお、シリアで9か月間続いているデモ弾圧による死者が4000人を超えたとする国連(UN)の推計について、アサド大統領は「国連が信頼に値する機関だと誰が言った?」と、一蹴。軍と警察に累計1100人の死者が出たことを挙げ、「殺害された人の大半は政府の支持者だ。その反対ではない」と強調した。(c)AFP/Shaun Tandon
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2844534/8175886
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