http://www.asyura2.com/11/warb8/msg/407.html
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【カイロ和田浩明】シリアで民主化運動の武力弾圧を続けるアサド政権に対し、離反兵士や武装市民による反撃も激しさを増し、「全面的な内戦」(ピレイ国連人権高等弁務官)の様相を示し始めている。アサド政権はアラブ連盟の和平案受け入れを表明しつつも、大規模な軍事演習を実施し、外国による軍事面を含めた介入の動きをけん制している。
国連推計によると、約8カ月間の騒乱の死者は4000人を超える。反体制派によると5日、中部ホムスで当局に殺害されたと見られる34遺体が発見され、他にも全土で50人が死亡するなど弾圧が緩む気配はない。シリア当局は離反兵士や武装市民を「武装テロリスト」と決めつけ、断固掃討する姿勢だ。
シリア国営通信は「(反体制派も治安部隊に対する)誘拐や殺人を犯している」と批判。当局によると、治安部隊の死者は1100人に上り、5日は中部ハマとホムス、北部アレッポで戦死した計11人が埋葬された。
離反兵士団体「自由シリア軍」のマリク・クルディ副司令官は6日、毎日新聞の電話取材に「国軍や治安部隊への攻撃を続けている」と語った。ホムスは治安部隊と離反兵士の衝突の「最前線」の一つになっており、副司令官は、5日に装甲車2台を破壊したと主張。3日には北部のトルコ国境付近で軍事施設を襲撃したという。
国営通信によると、ムアレム外相は5日、アラブ連盟のアラビー事務局長に書簡を送り視察団受け入れを含む和平案の受け入れを表明した。だが、シリア側は条件として、外国介入の拒否と、アラブ連盟による経済制裁と連盟加入の資格停止処分の解除を要求。連盟側は対応を協議中だ。
国連のピレイ弁務官は、国連安全保障理事会に対し、シリア問題の国際刑事裁判所(ICC)への付託を求めている。
フランスが「民間人保護区域」設定を提唱するなど介入の動きを見せており、シリア軍は4日、「(外国部隊との)戦争を想定した実弾演習」(国営メディア)を実施、ミサイル発射実験を行った。
http://mainichi.jp/select/world/news/20111207k0000m030076000c.html
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反アサド派にシリア国軍の一部が合流したことにより、独裁者アサドは窮地に陥っている。
自国民を4000人以上も殺害し、なお殺戮を止めようとしない独裁者の末路は、似たようなものになるかもしれない。
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