09. 2011年12月03日 21:25:54: 3ngs1Nr2zE
イランが決定的な間違いを犯したようだ。イランの愚か者たちが仕掛けた首都テヘランの英国大使館への襲撃、一時占拠の事件である。11月29日のことだ。これで、来年の2,3月あたりに、イスラエルと米軍の共同でのイランの核施設数カ所への おそらく戦術核(ストラテジック・ニュークレア・ボム、超小型の核爆弾)でのバンカーバスターでの攻撃を実行するだろう。イランへの制裁行動は、“国際社会が容認した”という大義名分を、このようにして、イランは欧米に着々と作られている。 来年の2月に、イタリア国債(世界中の強欲投資家たちの、損切り・投売りが続いて暴落を繰り返している)の大きな償還・借り換えの期限が来る。その前に、さらなるヨーロッパ金融崩れを食い止めようとして、ヨーロッパ諸国とアメリカ合衆国は、もう逃げられなくなった 国家債務危機、ヨーロッパ各国国債連鎖暴落、大銀行の連続破綻を阻止するたために、やっぱり、“戦争刺激経済 war economy ウォー・エコノミー“ War boosts economy ! に打って出る決定をしたようである。 「イラン革命防衛隊」の学生組織(ハシジ)が実行犯だ。わずか20名で大使館襲撃、占拠の行動している。 この動きは、背後にアフマドネジャド大統領(現職)がいて、彼は、過去に何度もニューヨークの国連総会での演説のふりをして(機会をとらえて)、CFR(シー・エフ・アール。米外交評議会)の幹部たちと会っている。アフマドネジャドは、アメリカの軍事狂暴派ともつながっている。 だから、今度の、愚か極まりないイランでの事件は、英国政府(やっぱり、過去の帝国主義者、植民地支配主義者の栄光が忘れられない残忍な連中だ。表面だけは自分たちは、温和で上品な人間たちを徹底的に装う。それがヨーロッパ近代人 modern man だ。内部に狂気を秘めている。ヨーロッパ人たちは500年前に、いち早く modern モダンを達成したので、同時に人類の狂気を身につけた。)の中の軍事狂暴派は、アメリカと深く仕組んで、このあと、イラン制裁を加速させ、国連安保理(あんぽり)の決議をとる動きに出て、イランへの空爆(軍事行動、懲罰行動)を実行するだろう。 大使館への襲撃と占拠は、絶対に許してはならない 国際法のルールだ。宣戦布告にも等しい。アフマドネジャドたちは、決定的に、敵の術中に嵌(はま)った。 それに対して、イランの本当に温厚で堅実なハメネイ(元大統領。イラン僧侶の高僧アヤトラ級。日本の小沢一郎派のような)派の勢力は、抑えこまれている。違法なことは一切しないハメネイたちは、現在、深刻な状況に追い込まれているだろう。 帝国(覇権国)側が仕掛けている、なんとしても戦争を避けることこそは、国家(民族)指導者がなによりもまず心がけなければいけない外交の基本だ。絶対に、イスラエルとアメリカに、戦争突入のきっかけと口実を与えてはいけなかったのだ。 ただし、イランの核兵器がきちんと完成しているのか、標的に当たるほどの弾道ミサイルになっているのかどうかが分からない。イスラエルにとっては、先制攻撃(プリエンプティヴ・アタック)して、イランの、ナタンツやコムの周辺の核施設を破壊するすることは自分たちの国家の存亡(国家のプライマリー・アジェンダ)に関わる。 さて、イラン国内の数カ所を急襲したあと、イスラエルの爆撃機は、どこに脱出するか。来た道をそのまま帰ると、かならずイランの追尾型(ガイデッド)ミサイルで撃墜される。ということは、ペルシャ湾 the Gulf ザ・ガルフに浮かべている米空母に降りたり、空中給油機の支援が必要になる。 あるいはバーレーンやオマーン国の空港に降りるしかない。遂に、アルジャジーラ放送局が公然と変質を始めた。経営陣であるオマーンの王族がアメリカ(ヒラリー)に屈服したようだ。リビヤ、シリア報道は大嘘だ。 イスラエル 国民わずか600万人(このうちユダヤ人は、350万人から400万人、あとは同じセム族系のアラブ人など)で、周囲を 合計10億人ほどのアラブ人国家 ( the Arabs ジ・アラブズ) にとり囲まれている。 そしてさらにその周りを世界中で合計で17億人(今も増えつつある)と言われるイスラム教徒 Moslem、Muslim の国々に取り囲まれている。アメリカ合衆国に700万人のユダヤ系市民(国民)がいる。しかし、さらに真実は、どうも2千万人ぐらいの closet Jew 隠れユダヤ人(自分をユダヤ系とは認めないが、混血していることは認めている)がいる。だからアメリカ政治を彼らが動かせる。ヨーロッパ諸国も支配層は同じような感じだ。彼らが金融財界を形成している。 英国政府は待ってましたとばかりに直ちに反撃に出た。 ヒラリーが、リビアのカダフィを始末(しまつ)したあと、今度は、ミャンマーを懐柔して、中国に対する大きな包囲網づくりと、ASEAN(アセアン諸国連行)に背後から楔を打ち込む、地政学(geopolitics ジオポリティックス Geopolitik ゲオポリティ―ク)の動きに出ている。 中国とロシアは、安保理で、拒否権を使って、イラクへの制裁爆撃に抗議し反対するだろう。が、ここは、大きくて恐ろしい世界政治の駆け引きがあって、「自分たち(の国境線、国防線 )に直接、関わらないのなら黙認してもいい。世界秩序を乱そうとする者は制裁を受けるべきだ」と判断するかもしれない。 中国は、東シナ海での軍事紛争 を一番嫌がる。戦争などしている暇はない。今は、経済成長と国内開発で手一杯だ、と考えている。東シナ海での戦争を、アメリカが仕掛けるう戦略としての、韓国、日本、台湾(の軍事礼賛派、戦争好き人間たち、挑発者 warmonger ウォーモンガー、jingoist ジンゴウイスト )をけしかけて中国の東側(東海!)が混乱するのを恐れる。 だから、中国は、「分かった、分かった。ヨーロッパ諸国を助けるために資金を出す(ただし、もっと暴落してから、イタリア国債やフランス国債を買うだろう)」という態度に出ている。中国のほうが、いまのところ一枚上手位である。中国が、困窮を始めた欧と米の挑発に乗らなければ、中国の勝ちだ。 |