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【カイロ和田浩明】民主化蜂起の武力弾圧を続けるシリアのアサド政権打倒を目指す離反軍人団体「自由シリア軍」の副司令官、マリク・クルディ海軍大佐(48)が21日、滞在先のトルコから毎日新聞の電話取材に応じた。弾圧による死者が急速に増えていることについて、大佐は「イスラム諸国による直接介入が必要だ」と強調。内戦化の懸念も深まる中、「アサド政権が武力を使う限り対抗する」と語った。
アサド大統領は英紙のインタビュー(20日付)で「(事態解決の)唯一の方法は武装勢力の排除だ」と武力行使を継続する方針を改めて明示。ムアレム外相も20日、和平調停を目指すアラブ連盟を「問題を国連安保理に持ち込もうとする者の道具だ」と批判し、強硬姿勢を強めている。
自由シリア軍は7月に離反将校らが結成を表明した。リヤド・アサド大佐が司令官で、クルディ大佐によると、シリア中部のハマ、ホムス県などに「1万5000人以上の兵力を持つ」。トルコなどに一部幹部が滞在している。
クルディ大佐は、弾圧による死者は「1万人を超えた」と主張。シリア軍をけん制するため、国際社会に対し、飛行禁止区域の設定や武器供給を呼び掛けた。
国連推計によると、11月初旬時点での弾圧に伴う死者は3500人以上。反体制派によると、その後も連日数十人が死亡しており、既に4000人を超えた可能性がある。
自由シリア軍は16日に首都ダマスカス近郊の空軍情報部施設を攻撃。20日も中部ホムスで大統領支持派の「シャビーハ(暴漢)」と呼ばれる武装集団を殺害するなど、戦闘を強化している。
総兵力約32万人のシリア国軍は幹部をアサド大統領の出身母体でイスラム教シーア派の一派アラウィ派が占めており、クルディ大佐も「国軍幹部の多くは今も大統領に忠誠を誓っており、兵士は殺害を恐れて離反が難しい」と語った。
http://mainichi.jp/select/world/news/20111122k0000m030115000c.html
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