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嘉手納での米軍訓練、初のグアム移転 日米両政府が合意 (朝日ドットコム 2011年10月4日13時11分)
http://www.asahi.com/international/update/1004/TKY201110040274.html
日米両政府は4日、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)で今月実施する予定だった戦闘・射撃訓練を、グアムの米空軍基地で行うことで合意した。昨年5月の日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)で決めた訓練移転の一環で、初のグアム移転となる。
在日米軍岩国基地の第12海兵航空群に所属する戦闘機FA18(約20機)が、グアム島のアンダーセン空軍基地と北マリアナ諸島のファラロン・デ・メディニラ島の基地に移動。・・・防衛省は、訓練場所がグアムになることで嘉手納基地の騒音軽減につながるとしている。
日米は来年3月までに5回程度の訓練移転を計画。うち2〜3回がグアムに移る見通しだ。経費は日本が約4分の3、米国が約4分の1を負担。今後2年ごとに負担割合を見直す。
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経費は日本を守ってもらうため、それに騒音軽減のためだから仕方がない、喜んで出そう、って?
では、これはどうだ。
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米軍グアム移転費 日本支出963億円手付かず (東京新聞Web 2011年10月3日朝刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011100302000015.html
二〇〇六年に日米合意した米軍再編ロードマップ(行程表)に基づき、沖縄からグアムに移転する米海兵隊のために日本政府が〇九年度から三年間にわたり、米政府に支払った合計九百六十三億円の施設整備費が使われないまま、米国で眠っていることが防衛省への取材で分かった。グアムの受け入れ施設の整備が着手されず、日米で目指した沖縄の基地負担の軽減は、まったく進んでいなかった。
海兵隊のグアム移転をめぐり、日米は経費分担を決め、日本側は司令部庁舎、隊舎などの施設整備に二十八億ドルを負担するほか、家族住宅の建設に二十五億五千万ドル、電力・上下水道などのインフラ整備に七億四千万ドルを米側に融資する。
この取り決めにより、防衛省は〇九年度三百四十六億円、一〇年度四百六十八億円、一一年度百四十九億円の施設整備費を米連邦準備銀行に支払った。しかし、米国では手つかずになっている。
防衛省グアム移転事業室は「使われないのは米側の都合による。最初、グアムの環境影響評価の遅れが原因だったが、これが解決すると建設予定の演習場に文化遺産があることが分かるなど問題が次々に起きた」という。
米国の上院は昨年からグアムの施設建設に反対。可決された二〇一二米会計年度(十月〜来年九月)の国防授権法は、「配備する部隊の明確化」「普天間飛行場移設問題の解決」など四項目の懸案事項を解決しない限り、日本政府の資金を使ってはならないとしている。
下院はグアムの施設整備費を含む国防予算に賛成しており、両院協議会で調整すれば建設に向けて前進する可能性もあるが、話し合いは進んでいない。困難な現地情勢に加え、上院の反対という「二重の障害」は解消されないままだ。
日本政府は東日本大震災の復興に巨額な資金が必要なことから、来年度予算を全省庁10%削減する。しかし、概算要求には来年度分のグアム施設整備費が盛り込まれた。予算が成立し、米側に支出されてもグアム移転が進まない限り、手付かずの資金が膨らむだけとなる可能性もある。
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いわば、手付金も中間金も支払ったのに、まだ着工時期も決まっていないというところ。
民間なら、そんな相手に3年も続けて金を渡すなんてことはありえないし、
あちらでは使われず手つかずといっても、そんなことはまず信じない。
それなのに、4年目もまた払うらしい。
ここからわかること。
防衛予算のうち少なくとも九百六十三億円は、この間、つかわれなかった。
それでも支障はなく、どこも攻めて来なかった。
だから少なくともこの分の防衛費は(今後とも)不要で、削減してよい。
復興費につかえる。
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それとも、グァム移転・米軍再編強化がわが国土防衛のためぜひとも必要というのなら、
それがされない今のままでは大変だということになる。国があぶない。(どこかから)攻められる。
アメリカにさらに頭を下げてお願いするか。もっと金を出す、全額でも出すからやってくれと頼み込む。
もしそうでなければ、自分で自分のことはやるしかあるまい。
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さて、どうする。
今年もこのまま、また払う?
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