（ＣＮＮ）　パレスチナ自治政府のアッバス議長は１６日、ヨルダン川西岸ラマラの議長府で演説を行い、国連にパレスチナの正式加盟を申請すると発表した。

議長は「（国連安全保障理事会で）国連への正式加盟を求める」と意気込みを語る一方、「われわれが求めるのは国連の議席であり、それ以上は望まない」と述べ、あくまで国連への正式加盟が目的であることを強調した。

アッバス議長は、イスラエル人入植地については「違法」と批判したものの、パレスチナ首脳が目指しているのはイスラエルの政策の孤立化であり、国家としてのイスラエルの孤立化ではないと語り、イスラエルに対しては平和的な姿勢を維持する意向を示した。

イスラエルのネタニヤフ首相は、今回のパレスチナの動きは和平プロセスを困難にし、中東情勢のさらなる不安定化を招くと批判した。ネタニヤフ首相も２３日に国連安全保障理事会で演説を行う予定だ。

米国はパレスチナの国連正式加盟の申請に対し拒否権の発動を明言しているが、２３日の安保理で米国が拒否権を発動しても、パレスチナ自治政府は国連総会で国家承認決議を求めることが可能だ。現在パレスチナは国連総会にオブザーバーとして参加しており、発言権はあるが投票権はない。

安保理か総会でパレスチナの国連への正式加盟を承認しても、パレスチナが明確な国境を持つ「国家」として認められるわけではない。しかし、パレスチナ自治政府はより強力な国際的地位を手にし、イスラエルに対するさまざまな法的措置が可能になる。

アッバス議長が自ら、パレスチナの正式加盟の申請書を提出するとみられる。

http://www.cnn.co.jp/world/30003993.html

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パレスチナの国連加盟を無条件で支持する。イスラエルの頑迷なシオニストどもは非常な危機感を抱いているはずだ。パレスチナの国連加盟が実現すればイスラエルの入植地拡大など横暴な行為はこれまでどおり続けられなくなるだろう。

エジプトの親イスラエル政権が打倒された今、パレスチナの国連加盟により、イスラエル包囲網は確実に増大する。

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