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(回答先: Re: test 投稿者 明るい憂国の士 日時 2012 年 2 月 19 日 09:01:54)
検察審査会の補助弁護士選任も恣意的に行われている (陽光堂主人の読書日記)
http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-540.html
2012-02-20
検察審査会の補助弁護士選任も恣意的に行われている 我国は曲がりなりにも法治国家ですから、犯罪の要件を満たさない限り、当人が如何なる非道な行為をなそうとも、訴追して有罪にし、刑罰に服させることはできません。そのため、巨悪が見逃されてしまうこともありますが、これは致し方ないとされています。主観だけで、「あいつは悪い奴だから逮捕する」というわけには行かないのです。(評論家の中には平気でそういうことを言う人がいますが、これは床屋談義に過ぎず、公の場で放言するのは頂けません) 青臭い表現ですが、「100人の悪人を見逃しても、1人の冤罪を防ぐ」ことが是とされているのです。悪人はその場を切り抜けることはできても、いつかは決済を迫られて償いをする羽目に陥ることが多いので、冤罪をなくすべきだという理屈には尤もなところがあります。 小沢氏のこれまでの政治姿勢や業績は別として、政治指揮規正法違反に問われた今回の件に限れば、有罪に持ち込むのはとても無理です。それ故、検察は起訴を断念したのですが、検察審査会により「起訴相当」の議決がなされて裁判が長引いたことで、司法の暗部が炙り出されることになりました。小沢氏を嵌めようとした勢力にとって、これは大きな誤算でした。 元秘書に対する供述調書を検察がでっち上げていたことが明らかとなり、東京第5検察審査会のメンバーの選出も、恣意的になされたのではないかという疑惑が深まっています。最高裁事務総局の関与も取り沙汰されています。そして、検察審査会による強制起訴には、審査補助員が大切な役割を果たすのですが、この人選にも不透明な部分があったことが明らかにされつつあります。 音楽家の八木啓代さんは、小沢氏裁判をめぐる検察・司法の闇を糾弾し続けていますが、昨年12月22日に開催されたシンポジウムの模様を自らのブログで紹介しています。このシンポジウム(「検察・世論・冤罪V」)の中で、検察審査会法の改正に関わった山下幸夫という弁護士が、当事者ならではの爆弾証言をしているのです。 この内容はあちこちで紹介されていますが、重要なので以下八木啓代さんの記述の一部を引用します。(http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-623.html) …その、山下弁護士の衝撃的なお話です。 「私は検察審査会法が改正される、その施行前から、日弁連(日本弁護士連合会)の中で、ワーキンググループを作り、その中心的なメンバーの一人として、法改正について色々検討したり、弁護士会としてどう対応していくのか、検討しておりました」 なんと、山下さんは、最高検のアドバイザーでもあっただけではなく、そちらでも重要人物だったわけですね。この方、ゼネコン事件の時に特別公務員暴行陵虐罪で逮捕された金沢検事の弁護人だったりと、ほんとに、検察問題のヒッチコックみたいな方です。 「なぜ、この法律が改正されたか。それまでは、検察審査会が起訴相当と言ったところで、そこに強制力はなかった。金沢県警の盗聴事件などいくつか大きな事件はあったが、検察が不起訴と決めたら、どうしようもなかった。それが、今回の大きな司法改革の中で改正されたわけですが、それがなぜかというと、実はよくわからないのです」 当時の資料を見ても、なぜ、この強制起訴制度が提案され、改正されたのかが、経緯がよくわからない。弁護士会が求めたわけではないのです。私も勉強して初めて知った。どうしてこんな改正ができたのか。 表向きは公訴権の行使について、健全な市民の感覚を反映させるという理由があって、それは立派だが、なぜ、その改正が簡単にできたかがわからない。表に出ることはほとんどなく、裁判所でも国会でもほとんど議論されることなく、法務省の法制審議会も通さず、通ってしまった。 この強制起訴制度と、補助弁護士、つまり、審査会が求めれば、審査補助員の弁護士を、弁護士会からとは書いていないんですが、一人選ぶということが、法律を施行する前の段階で、弁護士会と最高裁、法務省で議論をして、日弁連が各弁護士会(東京の場合は三つの弁護士会)にに推薦依頼をしたら、推薦依頼を受けた弁護士会が適任の人を推薦するという運用をすることに決めた。 つまり、それまでは審査の申立人という形でかかわることはあっても、それ以上に検察審査会に関わることはなかった弁護士に、強制起訴と審査補助員、強制起訴と指定弁護士という、それまでまったくなかった役割ができたわけです。 それ自体は良かったが、今回の小沢事件を通じて、初めて、いい意味で作ったのではなく、(制度を)「利用」しようとして作ったのではないかとしか思えない。 小沢捜査の頃から言われていたことですが、取り調べを担当した検事が「たとえ不起訴になっても、検察審査会で必ず起訴してやる」と言っていたということが報道されていました。これは、本当にあり得ないことなんですが、取り調べをしていた人が言っていたわけですから、やはり当時、検察の内部でそういうことが考えられていたのは間違いないと思います。 そういう意味で、小沢事件を通して、検察審査会法の改正は、けっして、検察を縛ったり、検察を厳しくチェックするためのものではなく、検察を補完するための制度(改正)だったのではないかということを改めて痛感したわけです。 そして、審査補助員には大きな問題があります。 実は、私は、日弁連の中で(検察審査会に関する)ワーキンググループをやっていますので、指定弁護士や審査補助員になる人を研修する立場にいました。実際に研修をしています。 で、弁護士会の内部では、(制度改正後に)一番最初に(検察審査会に申し立てが)来た場合は、名簿の一番上に山下先生を置いています、と言ってたわけです。 ところが、小沢事件で、まさに東京弁護士会にその順番が来たときに、私ではなく、米沢さんという別の弁護士が審査補助員になったわけです。 「一番最初は山下先生」と言われていたにもかかわらず、なぜか知らない間に、米沢さんという人が審査補助員になり、その人のもとで(一回目の)起訴相当議決が出たことを知って、非常にびっくりしたのです。 私はおそらく、米沢さんが自分で手を挙げたんだろうと思っています。 山下先生の声が震えます。 「私は東京弁護士会の会員で、日弁連のワーキンググループのメンバーでありながら、色々調べても解らないんです」 山下弁護士の衝撃的な話に、場内はもう騒然です。 ちょっと待ってください、誰が考えても、それ駄目でしょう! 自分で手を挙げる人なんて、被疑者と利害関係があったり、事件に特別な意見を持っている人である可能性が極めて高いわけではありませんか。 この件について、東京弁護士会は調査をおこなうべきではないでしょうか。 今の検察審査会制度は、検察の役割を補完するために作られたことが判ります。もっと言えば、小沢氏を標的として作られた制度と言えるのです。 マスコミなどは、検察が小沢氏を起訴できなかったのに、検察審査会の強制起訴によって有罪になったら検察の面目は丸潰れになる。だから有罪にはならないといった変な無罪論が流布されていますが、検察審査会制度が検察の役割を補完すべく作り直されたのであれば、この見方は成り立たなくなります。小沢氏が有罪になっても、検察にとって想定通りの展開ということになります。 一政治家を潰すために、国家権力がここまで乱用されたとすれば、非常に恐ろしいことです。基本的人権に関わる問題ですから、もっと騒がれてもよい大事件です。日本はいつからこんな暗黒社会になってしまったのでしょうか? そしてもう一つ考えるべきは、小沢氏が何故そこまで叩かれるのかという点です。小沢氏が極悪の売国奴であれば、ここまで袋叩きに遭うことはありません。マスコミは殆ど常に、売国奴の味方をしているのですから。この疑問を解くことができれば、小沢氏裁判の本質が見えてきます。
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小沢氏の裁判については、人により様々な意見があるでしょうし、コメントも頂いていますが、この裁判の最大の問題点は、国家権力が恣意的に一人の政治家を有罪にした上で、政治生命を断とうとしていることです。小沢氏が善人であろうと、悪人であろうと、こんな暴挙が許されてよい道理はありません。筆者が小沢氏裁判についてしつこく採り上げるのは、このためです。
そして、東京弁護士会の中で、指定弁護士や審査補助員になる弁護士としての登録もしています。
自分で手を挙げる人を弁護士会が認めてしまったんだろうと。
いろいろ弁護士会の中で調べたり聞いたりしても、なぜ、この人が選ばれたのかということがわからない。(場内ざわめき)
東京弁護士会の中で、何度も会長などに(回答を)求めても、なぜそうなったかわからない。
日弁連もわからない。
なぜ、米沢さんが、一回目の審査補助員になったかはわからないんです。
おかしいでしょう。
むしろ、そういう人を排除して、アトランダムな選択にしなくては、正しい推薦とはいえないのではないですか?
また、米沢弁護士は、説明をおこなうべきではないでしょうか。
2012-02-20
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