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1月28日 最高裁事務総局作成HPの大ウソ「...最高裁判所の庶務をつかさどる機関として事務総局が設置されています」
2012年1月28日 :(一市民が斬る!!)
<「...最高裁判所の庶務をつかさどる機関として事務総局が設置されています」に、事務総局の巨大権力を隠そうとする意図!>
最高裁事務総局は得体の知れない組織だ。殆んど報道されない。
数少ない最高裁情報発信の中で、最高裁事務総局広報課が提供する「最高裁判所と全国の下級裁判所の案内」のホームページがある。
このホームページの「最高裁判所の組織」の中で、事務総局のことがほんの僅か触れられている。
「2.司法行政部門」の項を転載する。
『 2.司法行政部門
最高裁判所には,規則制定権と司法行政権が与えられています。これらの権限は、最高裁判所の裁判官によって構成される最高裁判所裁判官会議の議決に基づいて行使されます。
この裁判官会議を補佐し、最高裁判所の庶務をつかさどる機関として,事務総局が設置されています。 事務総局は、裁判事務の合理的、効率的な運用を図るため、人や設備などの面で裁判部門を支援する事務を行っています。 』
なんと、「事務総局」は自局のことを、最高裁判所の中で庶務や事務を行う補助的な部署の如く紹介している。
事務総局は強い権限と機能をもち、司法行政を支配し、コントロールしている部局なのに。
巨大権力を隠そうとする事務総局の意図が見て取れる。
最高裁事務総局が持っている権限と機能についてもう一度お伝えしよう。
<最高裁事務総局がもつ権限と機能とは?>
新藤宗幸氏が自著で以下のことを明らかにしている。
岩波新書 新藤宗幸著「司法官僚」P50 〜52 参照
事務総局が持っている6つの権限と機能
1.最高裁の規則・規定の作成(検察審査会事務局も管轄)
2.法律・政令の制定に関する法務省との交渉・調整
3.人事権
裁判官に任命されるべき者の指名
(最高裁判事も天皇の任命だが、事務総局にてその案を内閣に提案する)
裁判官の異動や報酬の決定
裁判官以外の職員の任命・異動など(検察審査会事務局も管轄)
4.予算に関する機能(検察審査会事務局も管轄)
5.裁判官合同会議・協議会の実施
6.司法関連の調査
<事務総局は権力維持のため、強力な組織を作り上げてきた>
事務総局の前身、事務局は最高裁判所創設と同時に設立されている。1947年のことだから、65年も前のことだ。
事務総局は、国民の知らぬ処で勝手にルールを作り、権限・機能を拡大しつつ、司法行政を一手に治める集団に成長していった。
彼らは裁判所、裁判官を自在に動かせる裁判官出身のエリート集団だ。760名の陣容だ。彼らは空恐ろしい力をもっている。
<事務総局は無謀な手段で無実の小沢氏を起訴議決してしまった>
この事務総局が、小沢起訴議決の中心的役割を果たしたことを拙ブログに書いた。
『1月3日 黒幕"最高裁事務総局"の恐るべき正体!罠を仕掛けて小沢起訴!』
一市民Tが読むストーリーの要約は
事務総局はイカサマ審査員選定ソフトを開発し管轄下の検審事務局に配布し、他所から検審事務局に送り込んだ手嶋健課長にそのソフトを使わせて、"審査員にしたい人"を審査員にした。そして、検察や補助員等と結託し、その審査員を誘導して小沢氏の起訴議決を完遂させた。
<事務総局は「インチキ審査員選定」などという仰天・無謀な手段を何故使ったのだろうか>
最高裁は司法の番人だ。事務総局はそのエリート官僚だ。
その事務総局が、イカサマ審査員選定ソフトを開発したり、検審事務局に不正をさせたのだろうか?
どうして彼らは、そんな無謀なことをしたのか?
一市民Tは彼らの心理をこう読む。
1.私達(事務総局)は国を支配している。私達そして官僚に逆らうもの(小沢氏など)はどんな手を使っても排除しなくてはならない。
2.検察審査会の審査員は市民の代表だとマスコミが報道してくれる。国民ならびに小沢氏は国会が立法した審査会制度に則って出された判断には絶対逆らえない。
3.私達(事務総局)は国民に知られた存在でない。裏でどんな手を使っても国民にはばれない。
ばれそうになったら、自分達の裏権力を使って口封じができる。
<しかし、事実は事務総局の筋書き通りに進まなかった>
途中までは、事務総局の計算通りに小沢検審起訴議決の計画が進んでいった。
ところが、手下の手嶋課長が最後の最後にドジを踏んでしまった。
30.9歳という"審査員に仕立て上げた人"の平均年齢をそのまま公表してしまった。慌てて架空の修正平均年齢を呈示したが、その計算も間違えてしまった。
お陰で、事務総局は森ゆうこ議員に引っ張り出され、「イカサマ審査員選定ソフト」の存在まで国民に知らされてしまった。
山崎敏充事務総長殿
「イカサマ審査員選定ソフトのこと」「検審事務局を管轄していること」「審査員平均年齢のこと」などを国民に説明してください。
元記事リンク:http://civilopinions.main.jp/2012/01/128_1.html
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