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(回答先: 自民党大会がTPP推進モンサント米倉氏にヤジ (植草一秀の『知られざる真実』) 投稿者 祈り 日時 2012 年 1 月 23 日 08:18:15)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/tpp-d519.html
2012年1月23日 (月)
自民党大会がTPP推進モンサント米倉氏にヤジ
「天下り根絶なき消費増税粉砕」
これが民主党の公約だ。
野田首相方針を「天下り根絶なき消費増税」方針を全面攻撃して正論を提示する民主党議員の、
街頭演説動画はこちら
国会演説動画はこちら
を、さらに広く拡散いただきたい。
メルマガ読者が教えて下さったが、
夕刊フジとしんぶん赤旗がこの衝撃動画映像を紹介した。
夕刊フジはパクリの高橋洋一氏の執筆記事で、情報入手元を明かさずのパクリ記事、しんぶん赤旗は、街頭演説年月日を2009年8月15日と特定した。
夕刊フジ
しんぶん赤旗
さらに、高橋洋一氏ルートを伝ってだと思われるが、中川秀直氏までが、同じ街頭演説文字起こし原稿を引用するに至っており、情報拡散は幾何級数的に進行中である。
中川秀直氏ブログ
通常国会で、映像の視聴ないし、音声の紹介が行われることは間違いないだろう。議員はテレビ中継に合わせてこの問題を紹介するべきだ。
民放各社も、視聴率競争があるから、最後は競って衝撃映像を放映することになるだろう。早い者勝ちだから、一部の番組で、すでに仕込みに入っていると思われる。
公務員に対する処遇としては、定年までの就業を保証すれば十分である。
民間企業でも、退職後の就職の世話をするというが、基本的には定年の年齢までの就業保証に過ぎない。
退職、就業を繰り返し、法外な退職金を稼ぐ利権を放置することは許されない。
民間企業ではとうの昔に年功序列は崩れている。公務員の年功序列を排除して、定年までの就業を保証すれば、それ以上の面倒を政府が見るべきでない。
官僚利権を根絶できなければ、この国の官権体質は永遠に変わらない。
さて、自民党の党大会に経団連会長の米倉弘昌氏が出席し、あいさつしたところ、「こんな奴に話をさせるな」などのヤジが飛んだそうだ。
下品な話ではあるが、ヤジが飛ぶのもやむを得ないだろう。
かつての経団連会長には、それなりの人格者が就任したこともあったが、直近、一、二代の経団連会長は、あまりにも小粒である。
米倉氏は一生懸命にTPP推進の旗を振っているが、私利私欲の見地だけから意見を述べているに過ぎないと思われる。
冷静にTPPを分析する限り、日本のTPP参加表明が妥当と考えられる根拠は皆無に近い。
TPP参加賛成論を整理すると、その論拠は以下の三つに分類できる。
第一は、「自由貿易は善いことだからTPPに参加するべきだ」とするもの。単純明快だが、単純すぎる。
第二は、「日本は好むと好まざるとにかかわらず、いずれ必ずTPPに参加せざるを得なくなるのだから、早めに入っておくべきだ」というもの。
第三は、「国内の、生産性向上が遅れている分野の改革を促進するには、TPPに参加してショックを与えた方が良い」というもの。
概ね、この三つに整理できる。
第一の、「自由貿易が善いこと」というのは、総論としては正しい。比較優位に基づいて生産を行い、国と国の間で交易することにより、経済活動全体のパイを大きくすることができる。一般論として自由貿易推進は正しい。
しかし、世の中の何よりも自由貿易が重要というわけではない。自由貿易がもたらす弊害もある。メリットとデメリットを正確に分析して、その上で結論を得るのが正しいアプローチである。
「自由貿易は善いことだからTPPに参加すべき」論は、この意味で短絡的すぎる。
第二は、外交自主権の放棄だ。日本が熟慮してTPPに参加すべきでないと判断すれば、TPPに参加しなければよいのだ。いずれ、米国に強制されてTPPに参加するのだと決めてしまうことは、日本が独立国ではないことを宣言するのに等しい。
これと類似した判断として、日本は米国の機嫌を損ねることができないから、米国の機嫌を損ねないようにTPPに参加するべきと考える見解も、ほぼ同一である。独立国としての気概を持たなければ、国の尊厳など守れない。
第三は、二つの問題を混同する乱暴な論議である。国内産業の活性化と、TPP参加問題は、まったく次元の異なる別の問題だ。二つを区別できないような、ち密さに欠ける論議では、国益を守れない。
こうなると、重要なことは、TPP参加のメリットとデメリットを冷静に分析することとなる。
結論を先走って述べれば、日本を含む10ヵ国のメンバーとしてTPPを考えた場合、日本のメリットは極めて限定的で、デメリットが非常に大きいと言わざるを得ない。
政府は「アジアの成長を取り込む」と主張するが、中国の入らないTPPでアジアの成長を取り込むことはできない。
日本外交の戦略性欠如を絵に描いたような失態が、野田政権の対応である。
お知らせです
1月28日に天木直人さんと、現下の山積する内外諸問題について緊急対談することになりました。
この緊急対談の模様を、有料メールマガジン読者限定で、生中継動画配信いたします。
アーカイブ配信は有料メールマガジン読者限定で1月末まで実施します。
誠に申し訳ありませんが、2月入り後は、アーカイブ配信でも動画を見ることはできません。
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サタデーナイトライブ JAN.,2012
天木×植草のリアルタイム時事対談
●日時:
2012年 1月28日 土曜日 19時00分 放送開始予定
●出演者:
天木直人(元外交官・作家)
植草一秀(政治経済学者)
※対談動画のご視聴方法詳細については、当日、有料メールマガジンにてお伝えいたします。
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