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家老や代官に操られたバカ殿が二代続いて、民は疲弊し城もボロボロ、殿はご乱心
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December 05 ,2011 :(日々坦々)
どう考えてもおかしな議論になっている。
一川大臣の「辞任せよ報道」である。
記者クラブメディアを中心に、さかんに印象操作とメディアスクラムが組まれているが、一体全体何をして辞任しなければならないのか、その直接の原因となる根拠は何なのか、ほとんどの報道がそれを吹っ飛ばして、責任論に終始している。
こうしたことは、今まで何回も繰り返し行われてきた。
政治にしろ社会問題にしろ、論理的に実証していくのではなく、感情に訴えるよう情動的、煽動的に一斉報道して、切り口を変えながら「これでもか」と次々手を変え品を変えて、「辞める」と言うまで追い込む。
この件で次のようにツイートした。
hibi_tantan24 (arths2009)
まるで一川大臣が「犯す発言」をしたかのように記者クラブメディアは報じているが、いったい何が辞任をしなければならない理由なのか全く書かれていない。印象操作とメディアスクラムを繰り返すマスゴミはいらない。
鉢呂大臣の時も、「死の街発言」があり、後づけで、オフレコの「放射能つけちゃうぞ」(本当はしてないと本人が後から言っているが)の捏造記事によって辞任に追い込まれた時と、全く同じ手法がとられているのがわかる。
しかも、今回の失言は一川大臣本人ではなく、部下の官僚によるもので、その辺を一緒くたにしてワザと報じている点で、よりタチが悪い。
関連記事を読んでも、辞任すべき明確な理由が書かれているものは一つもない。
マスメディアの言い分で、一川大臣のここが問題だ、とするものを産経がまとめていた。
2011年9月 10月 11月 前沖縄防衛局長の不適切発言 12月
就任時に「安全保障は素人」と発言
F15戦闘機の燃料タンク落下事故ですぐに現場に視察せず
ブータン国王夫妻歓迎の宮中晩餐会を欠席し民主党議員のパーティーに出席
沖縄少女暴行事件について「詳細には知らない」と発言
これらが記者クラブメディアが「辞任に値する」というところの問題点とされるものだ。
しかし、実際に問題として表立ってきたのは、田中局長の「犯す発言」があったとされる完全オフレコ懇親会以降のことだ。
完全に鉢呂大臣の時と同じく後づけ≠ナあることがわかる。
野党が問責決議案を出すとして、これが成立すれば参院での審議ができず、問責決議提出前の辞任を促している。
身内からも後ろから鉄砲弾が飛んできた。
やっぱり、こいつ、前原だ。
ちょっと下品になってしまったが、次のようにツイートした。
hibi_tantan24 (arths2009)
前原誠司という政治家の人間性の問題だと思うが、このお方は仲間が窮地に陥った時に、助け舟を出すのではなく、沈んでゆく船をじっと黙って見ているのでもない。後ろから鉄砲を撃つか、背後に回って大砲を打ち込んで安楽死させようとする「ドS」である。
そして「勉強不足だ」とも言っていた。
@hibi_tantan24(arths2009)
よくもまあ、八ッ場ダム、JAL、尖閣・中国人船長、遠くはメール問題などなど、自分の「勉強不足」を棚に上げて、よく言えるなあ・・・・ / “民主執行部から防衛相進退論 前原氏「勉強不足過ぎる」 - 中国新聞”
htn.to/MG3Ufi 12月3日
こうした記者クラブメディアや「分からず屋」の愚論とは裏腹に、この件で田原総一朗氏が正論をブチ上げている。
■劣化するマスコミ、「失言」報道はナンセンスだ!
(nikkeiBPnet2011年12月02日)
この記事を楽天ソーシャルニュースで紹介したら、トップページで取り上げていただいた。(12/4後半〜12/5未明)
そこで次のように紹介した。
居酒屋で行われたオフレコ懇での「犯す」発言で、発言自体については悪趣味の極み≠ニして断罪しているものの、 ≪異論があるのなら、記者はその場で論争せよ≫ と田原総一朗氏はいう。 その場では黙って聞いていて、いきなり翌日の新聞に発言を出すのは完全にルール違反だ、ということだ。 また、サンデープロジェクトで島田紳助を起用した関係もあるだろうが、暴力団と写真を撮ってはいけないのか?と疑問を投げ、 ≪私自身、暴力団員と一緒に並んだ写真は20〜30枚ある。なぜなら、取材したときに写真を撮っている≫ として、本質を議論できない社会になるのが怖い、と枝葉末節なことばかり煽り立てているマスコミの姿勢を断罪している。 最近、ますます気勢・気迫が高まり、最後のご奉公と考えているのか、既成の枠にとらわれない発言が目立つ田原氏が、最近テレビに出る回数も減ったことも、それに関係しているような気がする。
「みんなが選んだ記事」になった。
また、別の角度からこの問題の背景をするどく突いている論説がある。
石川知裕議員が、任命時からの疑問として次のように書いている。
■一川防衛大臣問責か
(石川ともひろ ウェブサイト2011年12月3日)
一川大臣の問責がにわかに高まってきている。 大臣就任当初も「素人だから」と発言し問題発言と指摘され、ブータン国王の晩さん会欠席も叱責を受けたばかりであった。 沖縄少女暴行事件の詳細について知らないと発言したことがきっかけとなったがある程度の概要は知っていたと思うが詳しくは知らないということでの発言ではないかと思う。質疑通告が出ていたのであれば事務方の責任に負うところもあると思う。 自由党に所属していたので昔から知り合いではあったが親しくしていたわけではないので人となりはあまりわからないが実直な方というイメージだ。 農林水産省の官僚であったので農水に詳しい議員であるので防衛大臣になったことは驚きであった。しかし門外漢の人間が就任することにより思い切った政策を実行できる場合もある。特に問題とは思っていない。 しかし解せないのは山岡大臣はもともと叩かれることが噂されていたポストを提示され、一川大臣も門外漢のポストを提示されている。小沢グループは使えないというイメージを植え付けようという事ではないと思うが疑問は残る。
そういえば、山岡賢次氏は内閣府特命担当大臣として、消費者及び食品安全担当になっている。
消費者担当は別に誰がやってもいいもので、国家公安委員長がやることが決まっているものではない。
ここに民主党政権になってからの消費者担当大臣とその肩書きを書き出してみる。
■鳩山由紀夫内閣 福島 瑞穂(2009年9月16日〜2010年5月28日) 平野 博文(2010年5月28日〜2010年6月8日) 荒井聰(2010年6月8日〜2010年9月17日) 第1次菅改造内閣 蓮舫(2011年1月14日〜2011年6月27日) 細野豪志(2011年6月27日〜2011年9月2) 山岡賢次(2011年9月2日〜)
特命担当大臣(消費者及び食品安全・少子化対策・男女共同参画担当)
内閣官房長官(第77代)、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)事務代理
■菅内閣
内閣府特命担当大臣に就任(消費者及び食品安全担当、経済財政政策担当、国家戦略担当)
岡崎トミ子(2010年9月17日〜2011年1月14日)
国家公安委員会委員長(第83代)、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全・少子化対策・男女共同参画)
内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全、行政刷新担当、節電啓発等担当、公務員改革担当)
内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当)
■野田内閣
国家公安委員会委員長(第85代)、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当)
こうしてみると、国家公安委員長で消費者担当をしたのは、の第1次菅改造内閣の時の岡崎トミ子大臣の時だけで、後は、特命大臣として担当するか、兼任するかである。ちなみに岡崎氏の次の第84代国家公安委員会委員長は、中野寛成氏で公務員制度改革と拉致問題を担当している。
だから、あえて山岡氏を消費者担当にすることはなかったことがわかる。
山岡氏のネットワークビジネスの問題は、石川氏が指摘するように以前からあり、問題化するために意図的に引っ付けたと勘繰られてもしかたがない。
これも仙谷あたりの悪知恵なのかもしれないが・・・・。
仙谷といえば、やはり問責を受けて、最後には辞任させられた格好になった。
昨年の11月26日に賛成127票、反対111票で仙谷由人官房長官の問責決議を可決している。
同時に馬淵澄夫国土交通相の問責決議も27日未明、賛成126票、反対111票で可決した。
直後に「辞任?まったくといっていいほど、ない」と問責決議を完全無視して年を越している。
結局、今は亡き西岡参院議長より三行半を突きつけられるかたちとなり辞任する。
≪尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の政府対応をめぐり、当時の仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相への問責決議が可決された。首相の菅直人氏は仙谷氏らの更迭を拒む意向だったが、参院議長だった故西岡武夫氏が「続投なら参院本会議を開かせない」と交代を迫ったこともあり、結局は今年1月の内閣改造で退任させた。≫(時事通信)
今回の一川大臣の件と仙谷の問題とは、天地ほどの差がある。
仙谷の場合は、自身の発言もさることながら、昨年、参院予算委員会に古賀茂明氏が参考人として呼ばれた時の恫喝は最悪だった。
そして何よりも、中国人船長に対する釈放問題も、法を曲げると同時に一地方検察官であるにもかかわらず、外交問題にまで踏み込ませ判断させたことで、責任の所在と判断とを押し付ける形となり、政治的責任を放棄してしまった。
これは後世に禍根を残す、秩序破壊である。
この御仁の頭の中には「国家」という概念がなく、「国益」という意識もないのではないかと思える。ただ、政治を権力掌握するための道具として弄(もてあそ)んでいるフシがある。
というわけで、今回の一川大臣の件については、記者クラブメディアは、いつものように寄ってタカって袋叩きにし、自分達がさも正義であり国民の民意を代表しているかのように根拠もない辞任論を展開し、感情に訴えて、扱き下ろしている。
結局、それらが国民の政治に対する信頼失墜を増幅させ、脱力感や虚無感を醸成させて、国民から政治を切り剥がそうとして機能している。
国家権力側にとっては、国民がお利口で逐一指摘されたり、議論を吹きかけられても困るので、関心を反らすか、扱い易いおバカな国民を増やしていくかに心血を注ぐことになる。その意味では、マスメディアは国家権力に対して、大きな貢献をしていることになる。
小沢さんが一川大臣に「絶対にやめるな」と命令してくれればいいのだが・・・・。
今のところ会期末といわれている12月9日に問責決議案を提出するといっているが、可決されても居直ればいい。
「審議拒否して困るのは野党だ」くらいの心積もりでいいが、一川氏も鉢呂氏に通ずるものが感じられ、仙谷のような「ふてぶてしさ」が全く無く、提出前に辞任ということも十分あり得る。
やはり、小沢さんの強力なバックアップがなければ踏みとどまれないだろう。輿石幹事長は、参議院のメンツもあってかばうのではないかという読みもある。
参照:
■一川防衛相:進退問題 首相に早期決断圧力 自公、9日に問責案
(毎日新聞 2011年12月4日 東京朝刊)
≪一川氏は「参院枠」で入閣しており、参院議員会長を兼ねる輿石東幹事長は早期辞任には慎重とみられている。公明党幹部は「輿石氏のメンツもあって辞めさせにくいだろう。このままいくと野田首相の指導力不足ということになって、政権運営に跳ね返ってくる」とみる・・・≫
この件については小沢さんはまだ沈黙している。
野田首相はじめ、民主党主流派にしてみれば、増税論議に入る前に小沢派大臣を引き剥がして、閣議決定ができる環境を整え、菅政権と同じく「脱小沢路線」で一部自民と結託し易くして、消費税増税へと邁進していくというシナリオを描いているのかもしれない。
野田首相の消費増税に対しての不退転の決意の背景には、何らかの強力な"後ろ盾≠ェあるような気がしてしょうがない。
先日来からの繰り返しになるが、「国民の生活が第一。」一派にとっては、ここは正念場でもある。
橋下徹・大阪維新の勝利で、記者クラブメディアの雑音などは効力を失いつつあることが証明された、と思うのはまだ早いし甘い考えで危険だ。
20年以上に渡る小沢さんに対する「人格破壊(キャラクターアサシネーション)」に比べたら、まだほんの序の口というところだろう。
橋下氏も官僚機構の逆鱗に触れるようなことがあれば、総攻撃が待っていると肝に銘じておいたほうがいい。
小沢さんは、何度も窮地に陥りながらも、常に政治の中心に居続け、今のなお、その勢力は衰えない。
それは、小沢一郎に明確な理念があり国家ビジョンがあって、それに呼応する人が城を何重にも取り囲んで守っていたからである。
しかし、今、領地が大きくなり本来最初の城主になるべきであった殿が一兵卒に失脚させられ、菅・野田のバカ殿が2代続けて悪政を敷いたために民意が離れ、外部からそして内部からも追い詰められ陥落の危機に瀕している。
そして、本来の城主となるはずで、今は一兵卒となっているにもかかわらず、今まで甘い汁を吸ってきた代官や家老などが将来に対する不安から抹殺しようと企て、総攻撃を仕掛けてきている。
呼応する民の中には、「もう壊れかけた城は捨てて新たにつくりましょう」と進言する者も出始めているのだが・・・。
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