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国会版事業仕分けが面白い!
2011.11.17 :(まるこ姫の独り言)
昨日と今日、2日間に行われた国会版事業仕分けは、以前民主党が開いたような、単なるお飾りや、パフォーマンスではないのが特徴だ。
民主党の事業仕分けは予算を策定する内閣府の行政刷新会議の中の一コマで行政府が行うものだったが、今回は元々チェック機能を果たす立法府の国会議員自らが与野党間の垣根を越えて行う事業仕分けだ。
今までは、いくら民主党議員が削減、廃止と決定して総理が仕分けの結論を尊重すべきと会議で決めても法的根拠はなかった。
国会版は、国会法に基づいていて、委員会決議を行って政府に勧告が出来ると言う。
法的権限、根拠があるが、罰則が設けられていないので、名を変えて復活する場合があっても、強制力はないが、勧告が守られていなければ」政府関係者を呼んで、何度でも勧告が出来るそうだ。
最高機関の国会の場での勧告だから、重みがある。
昨日はスパコン「京」のインフラ構築について、”予算要求の縮減か見直し”が必要と判定されていた。
スーバーコンピューターが世界で一番になったとしても、天下りの官僚が山のようにいるのとは全く関係がない。
むしろ、役に立たない天下り官僚の莫大な報酬を、末端の研究費に使って貰った方が、よほど科学の発展になる。
そして、文科省の官僚の、浮世離れした問答には、心底驚いた。
議員に突っ込まれて、何も言えず、たじたじとなったり、質問に対しての回答があまりに別の世界の話のようで、この官僚たちは意識が特権階級の人間のようだ。
今日は、公務員宿舎が議論になっていたが、古賀さんが出席して相当、手厳しい発言をしていた。
官僚の言い訳としては、災害出動や、緊急時のために、すぐ駆けつける必要がある為に、都心の一等地に宿舎が必要と言うが、本当に早く駆けつけなければいけない若手の官僚たちは、遠く離れた宿舎で、2000万以上貰っている高級官僚ほど、都心の一等地に桁外れの安い家賃で収まっていると言うから、何をか言わんやだ。
しかも、課長以下の若手は残業が多く、多い月は残業代だけでも、月20万円にも上ると言う。
霞が関の官僚の意識は、“自分たちは国を動かしているのだから、そのくらい当然だ"と思っているのだろうが、国は借金まみれで、今にも潰れそうになっていると言うのに、未だ既得権益を手放そうとはしない。
TPPで、関税ゼロになれば、また税収が少なくなる。
経済人は、税収が少なくなっても経済が発展すれば、それで帳消しと思っているのだろうが、税収が少なくなった分国民の負担が大きくなると言う事を、分かっているのだろうか。
そのためにも、増税で補うと言う事か。
そして独立行政法人、特殊法人は、改革も無しにいつまでも永遠に不滅だと言われたら、もう呆然とするしかない。
元記事ブログ:http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2011/11/post-ea94-1.html
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