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新ベンチャー革命2011年11月15日 No.480
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/27400921.html
タイトル:米国オバマ(売国)政権の中国孤立化の狙い:欧州寡頭勢力の世界戦略のためか
1.ハワイAPECにてTPP参加9ヶ国から相手にされなかった野田総理
2011年11月14日夜、野田総理はハワイでのAPEC出席を終えて帰国しました。今年のAPECではTPPが話題の中心であり、その波に乗るため、APEC出席直前まで、民主党内の意見調整が続き、結局、時間切れで、中途半端のまま日本はAPECに臨むことになりました。案の定、TPP参加国の首脳からは日本の態度がはっきりしないと受け取られたのか、TPP参加9ヶ国の会議に野田総理は招待されませんでした。
ところで、昨年の横浜APECでは当時の菅総理はTPP会議にオブザーバーで出席させてもらったそうですから、野田総理に対するTPP参加国の扱いはある意味、大変失礼な仕打ちでした。日本のTPP参加に意欲的だった野田総理にとって、この仕打ちはメンツ丸つぶれでした。今回、野田総理のオブザーバー出席すら認めなかったTPP会議を仕切ったのは言うまでもなく米国オバマ大統領ですから、野田総理に対する仕打ちは、実質的にオバマ政権の意思とみなせます。
われら一般国民は、TPPは米国が日本に強要しているものと受け取っていますから、TPPに前向きの野田総理を仲間に入れなかったという仕打ちは日本国民へのオバマ政権の強いメッセージとみなせます。
2.オバマ政権はなぜ、野田総理のメンツを丸つぶしにしたのか
11月14日のTPP会議前の12日、米政府は、野田総理は“すべての物品およびサービスを貿易自由化交渉のテーブルに乗せる”と米政府に答えたと一方的に発表していますが、即座に、日本の外務省はそれを否定し、米政府に抗議しています。そのため、野田総理のTPP会議参加拒否は、その外務省抗議への仕返しではないかと言われています。
本ブログでは、日本の外務省を悪徳ペンタゴン官僚の巣窟とみなし、米務省と揶揄していますが、その外務省がアメリカ様に楯突くのは極めて異例です。
なお、上記、悪徳ペンタゴン日本人および彼らを動かす米国戦争屋の定義は、本ブログのNo.225の注記をご覧ください。
本ブログではまた外務省を以下のように定義しています、すなわち、外務省は親米と言っても、それは親・米戦争屋であり、決して、親・オバマ政権ではないとみなしています。だから、外務省はオバマ政権下の米政府に珍しく楯突いたのです。上記の外務省の対・米政府抗議行動から、本ブログの見方が証明されました。つまり、外務省は、アンチ戦争屋であるオバマ政権下の米政府には決して隷属していないということです。
一方、アンチ戦争屋のオバマ政権が野田総理へのメンツ丸つぶれの仕打ちを平気で実行したのは、野田総理が悪徳ペンタゴン・外務省の言いなりの悪徳ペンタゴン総理だと見下したからでしょう。
3.日本にTPPを強要しているのはオバマ政権というより、米国ジャパンハンドラーだった
今回、野田総理はTPP会議への参加を目指して、ハワイAPECに臨んだわけですから、TPP会議メンバーからはずされたのは、大誤算であり、野田外交の大失敗でした。
オバマ政権は日本で激しいTPP反対運動が起きたのは事前に織り込み済みだったでしょう。なぜなら、TPPは日本の国益に反することがミエミエだからです。さらに、今回わかったことは、オバマ政権は案の定、日本のTPP参加にあまり熱心ではなかったということです(注1)。
本ブログでは、日本にTPPを強要しているのは米国において、日本を私有化している米戦争屋系のジャパンハンドラー(米国では政権から下野している私的勢力で米国では正統性のないごく一部の勢力に過ぎない)だけなのではないかとみなしています(注1)。
今回のオバマ政権の対日行動から、本ブログの上記見方が裏付けられます。そう言えば、ハワイAPEC開催前、米国ジャパンハンドラーが大勢、来日して官邸にチョッカイを出しています。
彼ら米戦争屋系ジャパンハンドラーはハワイAPECに照準を合わせて、計画通り来日しているとわかります(注2)。今、米政権から下野している彼らは、米戦争屋系シンクタンクCSISを根城にしているようですが、米国全体を代表しているわけでも何でもありません、念のため。
米国ジャパンハンドラーのボスはデビッドRFですが、APEC前、ご丁寧にも、デビッドRFジュニア夫妻や、かつてのRF家番頭・キッシンジャー(田中角栄を嵌めた張本人で88歳の高齢)までも動員して来日させています。
4.オバマ政権は中国をAPEC経済圏にて孤立化させようとしている
本ブログでは、米オバマ政権はアンチ米戦争屋、すなわち、アンチ・デビッドRFの米政権であるとみなしています。そしてオバマ政権はアンチ米戦争屋の欧州寡頭勢力から闇支援されているとみなしています。その観点から、今回のハワイAPECでのオバマ政権の動きを観察すると、TPPは明らかに、中国をAPEC経済圏にて孤立化させる手段であるとわかります。今回のAPECでの胡錦涛主席の表情は暗く、存在感が薄かったのは確かです。
以上の分析からオバマ政権にとってのTPP参加の目的は、日本をTPPに巻き込むためというより、APEC経済圏での中国孤立化を主目的としているとみなせます。
それでは、オバマ政権はアンチ中国なのでしょうか、とんでもありません。なお、本ブログではオバマ政権はAPEC経済圏にて日本より中国重視であるとみなしてきました。
それではなぜ、オバマ政権はハワイAPECにて中国を疎外する姿勢を見せているのでしょうか。
5.オバマ政権は米国より欧州寡頭勢力を優先する売国政権か?
中国を重要視するオバマ政権がなぜ、ハワイAPECにて中国を疎外するのでしょうか。これまで、オバマ外交は中国重視でしたのに・・・。ちなみに、オバマは2009年11月に訪中していますが、日本より中国重視の姿勢が露骨でした。
ところで、オバマ訪中はそれきりで、以降、米戦争屋から対中外交を妨害され続けています(注3、注4)、なぜでしょうか。
もうひとつ、今回のハワイAPECにおけるオバマの胡錦涛への冷たい態度は何を意味するのでしょうか、オバマの対中外交は一見、矛盾に満ちています。
ここで、オバマの対中外交を深読みすると、こういうことではないでしょうか、すなわち、オバマ政権がAPEC経済圏にて中国を孤立化させると、中国は少なくともAPEC経済圏での主導権は取れないわけですが、結果的に、EUやインドとの国交が深まることになります。つまり、APEC経済圏での中国孤立化で得をするのは、実は欧州寡頭勢力であるとわかります。要するに、オバマ政権は米国政権でありながら、米国の国益より、闇のスポンサー・欧州寡頭勢力に有利になるように動いている売国政権(米国民にとって)ということです。
本ブログでは、この10月下旬のリビア・カダフィー殺害事件以降、中東石油利権の主導権が米戦争屋から欧州寡頭勢力に移行したとみなしています(注5)。さらに勢いづいた彼ら欧州勢は、歴史的に元々、彼らの植民地であった中国とインドという潜在的巨大市場の利権主導権の確保を狙っているということです。オバマ政権はその欧州寡頭勢力の壮大なる世界戦略に沿って動いているということです(注6)。ということは、オバマ政権は表向き米国政権でありながら、ウラでは欧州寡頭勢力のために動いている売国政権(米国の国益より欧州寡頭勢力の私益を優先する米国政権)ということになります。
従って、今後、中国市場やインド市場にて、欧州企業が極めて有利になるわけです。そう言えば、米戦争屋ボス・デビッドRF(96歳の高齢)が2011年2月、インドを訪問しています(注7)。彼は水面下にて欧州寡頭勢力とインド利権争いをしているのかもしれません。
ところで、今年8月、米バイデン副大統領が訪中していますが(注4)、このとき、バイデンは国務省の極東担当・カート・キャンベル(米戦争屋系のヒラリー・クリントン国務長官の部下)ではなく、あえて、ケビン・メア(国務省元日本部長)を同伴した理由がここに判明します。要するに、バイデンは米戦争屋系ではなく、欧州寡頭勢力のエージェントだとみなせます、つまりバイデンはオバマの監視役です。
欧州寡頭勢力にとって米国もかつては彼らの属国であったわけですが、戦後、RF家に米国覇権主導権を奪われています。欧州勢の考えはこうでしょう、すなわち、死期の迫ったデビッドRF率いる米戦争屋にはラストリゾートとして、日本と韓国をくれてやる、その代わり、中国とインドは欧州寡頭勢力がいただく、というのがオバマ政権を背後から操る欧州寡頭勢力のAPEC-TPP戦略ということです。
注1:本ブログNo.477
『米国世論は日本のTPP参加に関心がないという話はほんとうか』
2011年11月3日
注2:本ブログNo.460
『日経・CSIS共催シンポに観る日本外務省の対米外交の病的歪み』
2011年10月4日
注3:本ブログNo.223
『米国戦争屋に妨害され続けるオバマの親・中国路線』
2010年10月31日
注4:本ブログNo.427
『世界最大の対米債権国・日本と中国:なぜ、オバマでなくバイデンの来訪なのか』
2011年8月22日
注5:本ブログNo.471
『リビア・カダフィー殺害:中東石油利権を奪われた米国覇権の対日介入が激化すると我ら国民は覚悟すべし』
2011年10月23日
注6:2025年世界シナリオがグローバルMOT(技術経営)に与える示唆、2010年
http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/31139/1/WasedaKokusaiKeieiKenkyu_41_Yamamoto2.pdf
注7:The Times of India, “Rockefeller’s visiting Delhi”, Feb. 27, 2011
http://articles.timesofindia.indiatimes.com/2011-02-27/people/28637732_1_david-rockefeller-commercial-buildings-rockefeller-centre
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.elmstadt.com/news/techventure.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
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