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(回答先: 政治資金収支報告と有価証券報告を同列視する愚行U(地 獄 へ の 階 段) 投稿者 メジナ 日時 2011 年 10 月 29 日 20:02:44)
政治資金収支報告と有価証券報告を同列視する愚行U
http://blogs.yahoo.co.jp/voteshop/21707363.html
2011/10/23(日) :(地 獄 へ の 階 段)
最近、「政治資金収支報告書」への虚偽記入を、「有価証券報告書」の虚偽記入と同じで、形式犯ではなく実質犯だ!という、要は、訂正だけじゃ許さネー!小沢一郎も、ホリエモンのようにブタ箱へ放り込め!とでも言うかの乱暴な指摘を耳にしたので、ちょっとエントリー。
上記2つの報告書は、それぞれ保安院「政治資金規正法」と保安院「金融商品取引法(旧証券取引法)」とに規定されている。共に、昭和23年に制定された法律で、報告書の提出を求めているところはそっくりだが、その本質はまるで違う法律だと思うんです。
「政治資金規正法」と「金融商品取引法(旧証券取引法)」の違い
すでに常識ですが、政治資金規正法の特徴は、その名のとおり、「規制」ではなく「規正」することにあります。この「規制」と「規正」の違いを無視した議論は、あまりに乱暴だと思うのです。
「規制」と「規正」、ことばの意味。
なるほど、ザックリ、規制は「禁止」、規正は「正す」と、まったく異なる意味じゃねーの?(^m^)!
「規制」と「規正」を検証
次に、「政治資金規正法」と「金融商品取引法(旧証券取引法)」について、それぞれ法律の条文中に、「規制」と「規正」の文字がどれだけ含まれるかを検証した。
検証方法は、下記条文HPを開き、【ctrt】+【F】で検索モードにして、「規正」と「規制」のキーワードを検索したヒット数を比較した。
ちなみに、結果は次の通りです。
「金融商品取引法(旧証券取引法)」の条文中、
「政治資金規正法」の条文中、
・「規制」 0回
・「規正」 51回
・「規制」 More than 100 matches
・「規正」 0回
なるほど、『規制』」は、政治資金規正法では一回も使われておらず、金融商品取引法(旧証券取引法)では100回超使われている。逆に、『規正』は、政治資金規正法では51回、金融商品取引法(旧証券取引法)では一回も使われていないのだ。これは、政治資金規正法が、罰することでなく、正しく改める(修正)ことが主たる目的であることを示しているのではないだろうか。
まったく異なる意味を持つ言葉を多用する「政治資金規正法」と「金融商品取引法(旧証券取引法)」を同一視するのは、とても不適切だと思うのは私だけでしょうか。(^m^)/
政治資金規正法は、本来、「民主政治の健全な発達に寄与すること」を目的とした法律なのに、現状は、国家権力(特捜検察)による国民の代表たる国会議員を弾圧する手段として悪用されている。基本理念は、「収支を明らかにし、その判断は国民にゆだねる」とあるにも関わらず、09年総選挙直前に、野党第一党の党首が狙い撃ちされた。もうメチャクチャだ。そのうえ、形式犯じゃなく実質犯だと、罪刑法定主義を無視した突然の解釈変更、近い将来、駐車禁止も実質犯として処罰されるかも知れませんネ。(笑)
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