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関西 日本一新の会・政経フォーラム に行ってきた。
本日のメインゲストは、著書「悪党 小沢一郎に仕えて」がバカ売れしている、衆議院議員にして刑事被告人である石川知裕さん。
会の前半は、石川さんの講演が1時間。
撮影も録音も禁止だったので、ヨロヨロと書いたメモを頼りに、少しだけレポートしてみる。
以下、石川さんの発言かのような書き方をするけれども、あくまでも部分的なメモを見て書いているので、文責は筆者にあることをお断りしておく。
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現職の衆議院議員で刑事被告人なのは二人しかいない。私と、もう一人誰だか分かりますか。そう、小沢一郎。
2009年3月2日に朝ズバ出演。その翌日に西松事件。朝、大久保さんから電話があった。
ダミー団体を通して2100万円の献金という容疑。
先輩から引きついでやって来た仕事であり、どうして罪になるのか分からなかった。
裏献金や収賄で逮捕の例あるが、規正法で逮捕はほとんどなかった。
世論調査で、西松事件での大久保氏逮捕の正当性について、正当4:不当4:わからない2 だった。
これに検察不本意。そして、1年半経って陸山会事件が作られた。
佐藤優さんの言うように、小沢が政権をとったら怖いと思う人間たちの集団的無意識だろう。
小沢一郎は民主党のニガリだと、佐高信さんが言った。
豆腐を固めるニガリのこと。面白い言葉だと思った。
実際、ニガリがなくなった見主党はバラバラ。
佐藤優さんに強く勧められて、取り調べの時にICレコーダーをもっていったことは、検察改革や取り調べの可視化の動きなどにも役に立った。
自分の裁判でも、こんな取り調べをしているのか ということで、取り調べ証書が証拠不採用になった。
これは、小沢さんの裁判でも影響は大きいはず。
著書の「悪党」は、発売から2日で3刷が決まった。
題名は、了解取っていない。表紙に書いてあるような黙認もない。
だから最近は近寄らないようにしています(笑)
小沢一郎は、時代の先を読みすぎて理解されない不幸な人。
国民福祉税も、当時の国の借金は200兆円で、景気の良いあの時代にやっておくべきだった。
PKO法案は、都議選を犠牲にして自公連立を確立して成立させた。
参議院は、一時期を除いてずっと連立。
2009年の大連立問題の時、誰も理解できない と訴えた。
ハァとためいきついて、おまえも分からないのか ドイツの例を勉強しろ と言われた。
ドイツの例とは、キージンガー政権(の時の社会民主党)のことで、一度連立で政権に入ってから単独与党になった。
大連立の時の小沢さんの言葉。まだ民主党は政権をとるには未熟だ。
今になって、それがわかる。
小沢さんの素顔は、動物好き。
烏骨鶏、ウズラ、犬も。
書生時代に、江沢民からもらったオウムを逃がしそうになって、日中外交にヒビが入ると慌てたことがある(笑)
ストレスをためない。飲んだら忘れる。
酒飲んで政治判断したら間違うと、夜は電話を繫がないない。
いい意味で権力欲が強い。
長生きするために、肉とタバコをやめて、酒だけにした。
刑事被告人は、色々を制約が多い。
放送コードにひっかかることもある。地元の国会便りにも載せてもらえない。
党員資格停止。
肉食動物は限度を知っているから仲間通しで殺し合いしないが、草食動物は殺してしまう。
民主党の多くの議員は、自分を安全地帯において、代表をたたいて自分だけ生き延びようとする。
自民党でも、ここまでやらなかった。
9月26日が(石川さんの)判決。調書を撤回してくれた裁判官なので、信じて待つしかない。
政治家に求められるものは何か を考えるべき。
危機の時には、国民が燃え立つような真のリーダーを選ばなくてはならない。
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話はうまいし、堂々としている。カリスマ性の片鱗をすらのぞかせている。
弾圧は人を鍛える。
話の中身については、ちょっと私なりのコメントを書きたい部分もあるけれども、今日は時間もないので、割愛。
一点だけ。
政権交代を前にして、小沢氏がやろうとした大連立について。
わたしもあれは、なんちゅーことするの! と思った。
官僚を使いこなして政治を運営するために、予行演習が必要なのは分かるけど、ここで国民の支持が無くなったら、元も子もないからだ。
だが、当時の福田首相が、アメリカからの圧力に何とか耐えていたことを知り、そういう背景があったんだなと納得する部分もある。
ちょと石川知裕さんの話とは外れるけれども、大事なことなので、孫崎享さんのツイートを以下引用しておく
米国がアフガンへの自衛隊の派遣、資金提供を強く迫り、福田首相がこの圧力を撥ね退けたのを見た。今日米国世論でアフガニスタン戦争を戦うべしとするのは42%、戦うべきでないが51%である。戦う意義はない。しかしここでは多くの死者を出している。
英国374名、仏61名、独53名、加156名である。日本が出ていれば必ず死者を出した。福田首相が撥ね退けたのは日本にとり正解である。ではこの時、周りの官僚や政治家は福田首相と共に戦っているか。残念ながら違う。政治家や官僚は自分こそ米国と協力できる人間であると売り込んでいる。
鳩山首相が普天間で戦った時と同じ構図がここでも見える。ウィキリークスはこの事情を明確にした。この時期自民党時代であるが、米国にすり寄る政治家に既に前原氏、岡田氏が見えている。
(引用以上)
時期的にぴったりとは重ならないけれども、アメリカとの関係というか構図で見ると、岡田や前原を野放しにするよりも、福田と協力してアメリカの重圧に耐える連立を経験した方が良い、という判断は分かる気がする。
しかし、こんなことは、ぜんぶブッチャケて説明してもらわないと、一般ピープルにはちんぷんかんぷんだ。
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さて、話を一新の会の政経フォーラムに戻す。
第2部は関西の「悪党」の面々が登壇した。
そうそう、悪党の意味については今さら言うまでもないが、佐藤優氏が名付け親。
小沢一郎が『平成の悪党』になる日
ここで筆者が言う「悪党」とは、犯罪者という意味でない。南北朝時代の南朝の忠臣・楠木正成が「悪党」と呼ばれたことを念頭に置いている。(略)「悪党」とは、既成権力に対抗する強い武士の集団のことだ。
(引用以上)
色々と面白い裏話も飛び出して、なんでこの面々が、逆風を受けながらも小沢グループの旗を掲げるのか、よく分かった。
詳細は、これまた私の時間の都合で割愛。
最後に 司会をやった大谷啓さんが 小沢待望の世論を と呼びかけて、終了した。
■■
人数も、会場に満杯で二百数十名。内容も良い会合だった。
ただ、その上で文句をつけるとするならば、もっともっと情報発信をしてもらいたい。
とくに、小沢一郎の肉声を、国民は待っている。
自由報道協会でもいいし、ご自分のホームページでも良いし、一新の会のブログでも良い。
1日5分でもいいから、国民へのビデオメッセージを流してもらえないのか。
小沢テレビ というネット放送局を作れば、数十万の視聴者が集まるはずだ。
そのくらいの発信をすることは、リーダーとしての名乗りを上げたものの義務と言っても良いと思う。
議会制民主主義である以上、私たちは国会議員の中で、リーダーとして打って出る決意のある人に、未来を付託するしかない。
いかに、国民の自立と共生が必要と言われても、やはり国会議員には、なかんずくそのリーダーたらんとする人には、国民が自分の頭で判断するための情報を発信する義務があるはずだ。
逆に言うと、未来を託すべき光が、民主主義の枠の中に見えなくなったとき、ファシズムが生まれる。
橋下徹のような、民主主義なんて平気で踏みにじるようなやつが、圧倒的な支持を集めてしまう。
あるいは、絶望の中で自殺する人が増える。
警察庁の統計 23年の月別自殺者数
もう、一目瞭然で震災以降、自殺は急増している。
それも、被災地に偏った話ではなく、東京や大阪でも1.5倍くらいに増えている。
どっかの内閣参与が上原美優さんの自殺が原因だと言ったらしいが、上原美優はそんな超有名人だったのか?
それはともかく、震災以降、日本中が行き場のない怒りと際限の分からない不安に包まれている。
そんなときに、小沢一郎が、だんまりを決め込んでいて良いのか?
オフィシャルホームページも新しい情報はない
小沢一郎メールマガジンも、イベントのお知らせだけ
小沢事務所のツイッターも同じ
私は陸山会の会員だけれども、べつに何の情報もない
ネットでの情報発信については、その効果を小沢氏も認識したはず。
ぜひとも、生の声を発信していただきたい。
■■
関西日本一新の会のブログも、ちょっと考えた方が良い。
まず、アメブロはこういうブログに向いていない。
理由は、見たら一目瞭然
http://ameblo.jp/nipponissin-kansai/
それと、コメントもトラックバックもできない設定なので、ブログの強みを発揮できない。
炎上を恐れて閉じてしまっては、人とつながる本来の目的を外れているのでは。
承認制にすれば、無駄な炎上は防げるので、ぜひ設定を変えていただきたい。
また、内容も告知ばかりで面白くない。
本日登壇された方々のブログ記事を転載するだけでも、内容は充実するはず。
さらに、もう少し欲張って言うならば、小沢グループのポータルサイトにされては如何か。
平野貞夫代表も、かず関西から立ち上げて東京に と言われているとか
ならば、関西日本一新の会が、小沢グループの情報を総まとめにして、国民はこれを見れば小沢グループが何を言い、何を頑張っているかわかる、というホームページにされては如何だろうか。
私も関西に住むものとして、告知や紹介の応援をしようと思っている。
ただ、いまのブログではちょっとためらってしまうので、ぜひともお願いしたい。
今求められているのは、批判や批評ではなく、こうしよう、ああしよう という呼びかけだ。
そのうえで、小沢氏も苦しいときは、苦しいと、国民に訴えて欲しい。
中にはざまあみろと言うヤツらもいるけれども、むしろそれで結束を強める人びとも多い。
2009年秋に政権交代を圧倒的に支持した国民を信じて、ぜひとも情報の、生の声の発信をお願いしたい
最後に、石川知裕さんはじめ、関西の「悪党」の方々、一新の会の事務局の方々、おつかれさまでした。
ありがとうございました。
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