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小沢“離党カード”に倒閣の効力なし
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120117/plt1201170803000-n1.htm
2012.01.17 永田町・霞が関インサイド 夕刊フジ
野田佳彦首相が1月13日に断行した内閣改造・民主党役員人事は、「やはり」と「ウッソー」の二言に尽きる。
主要マスコミが内閣改造説を報道し始めた中で秀逸だったのは、『読売新聞』(11日付朝刊)が1面トップに野田首相が岡田克也前幹事長を「副総理・税と社会保障一体改革担当相」に検討中、そして『朝日新聞』も同日付で「岡田氏に副総理打診」と報じたことである。
その岡田氏は、やはり副総理兼一体改革・行政改革相に就任。昨年末の臨時国会で問責決議案が可決された一川保夫防衛相の後任に田中直紀党総務委員長、山岡賢次国家公安委員長の後任には拉致担当相兼務で松原仁前国対副委員長が就き、文部科学相に転出した平野博文国対委員長の後任に城島光力幹事長代理が抜擢された。
新しい陣容を見て、誰もが「田中防衛相がアキレス腱になる」と感じたに違いない。参院外交防衛委員長経験があるといっても、これまで同氏から外交安保問題に関する知見を聞いたことがない。大臣答弁を心配する向きが少なくなく、明らかにミスキャストである。
野田首相が政治生命を賭ける消費増税実施のための政権立て直し人事の目玉として、原理主義者と言われる岡田氏を1翻上げて副総理で入閣させたことで、その気概が伝わってくる。「反小沢」の岡田氏をナンバー2に据えたことでも分かる。
当然ながら、党内最大派閥の小沢グループからの反発は強く、早くも小沢氏は間違いなく倒閣に打って出るとの声が出始めた。
それはともかく、消費増税を含む税と社会保障の一体改革法案の3月国会提出時に、本当に小沢氏は離党・新党結成に踏み切るのだろうか。
ここでは政治の世界の故事来歴を紹介したい。
1978年11月の自民党総裁選予備選で現職の福田赳夫総理・総裁が大平正芳幹事長に敗れた。12月に大平政権が発足、その後福田氏は水面下でひそかに民社党の春日一幸常任顧問と接触、離党して新党結成の可能性を探っていた。
だが、これを察知した大平首相は、田中六助官房長官に新党潰しを命じた。田中氏が春日氏に事実関係を確認したうえで、福田氏と直談判に及び、新党結成は幻に終わったのである。要は、政権党を離党・新党を結成するには、事を極秘裏に進めなくてはならないということだ。
小沢氏が離党・新党結成を党内抗争のカードに使うとしても、効力があるとは思えない。(ジャーナリスト・歳川隆雄)
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