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【こちら特報部】「民主党大会の日に 小沢一郎勉強会109人」 2012/01/17(東京新聞)
http://ameblo.jp/heiwabokenosanbutsu/entry-11138291240.html
2012-01-17 16:22:46 平和ボケの産物の大友涼介です。
民主党の定期党大会で野田首相が社会保障と税の一体改革実現への決意を表明した同じ十六日、消費増税に反対する小沢一郎元代表を会長にいただく勉強会「新しい政策研究会」が、都内で総会を開いた。消費増税へと突き進む野田改造内閣を挑発するようなこの行動。与野党の攻防激化が予想される中、政治規制法違反事件の公判をも抱える小沢元代表は今後、どのように存在を見せるのか。(佐藤圭・上田千秋記者)
十六日、東京・深沢の小沢邸。午前十時三十分、きつね色のマフラーを巻いた小沢元代表は、ワンボックスカーで永田町方面へと向かった。
邸宅前で元代表を見送ったのは、「こちら特報部」の記者と、ポリスボックスに詰める警察官のみ。資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された元代表の被告人質問が行われた十、十一両日の朝は、テレビ局や新聞社のカメラマンが邸宅前にずらりと並んだ。マスコミの最近の関心は「小沢被告」にあるようだ。
永田町に程近い高級ホテルで党大会が始まったのは午後一時。判決が確定するまで党員資格停止処分となっている元代表は当然、出席できない。自身が代表時代に打ち出したキャッチフレーズ「国民の生活が第一」が活動方針などに登場することだけが、かろうじてその存在を想起させた。
この日ようやく小沢元代表がマスコミの前に姿を現したのは午後四時前、衆院第二議員会館で開かれた勉強会会場だ。新聞各社のカメラのフラッシュが一斉にたかれる。講師に招かれた榊原英資元財務官は「景気が確実に悪くなっていることがわかっているのに、消費増税するのは経済学の理論からいってもおかしい」「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に積極的に対応するのは間違いだ」と、野田首相の対応をこき下ろした。頷きながら熱心に聞き入る元代表。榊原氏が「野田首相は財務省に取り込まれたのではないか」と揶揄した場面では声を上げて笑った。
最後に挨拶した元代表は「われわれが掲げた理念に基づき、どういう制度改革や政策をなすべきか頭を整理しなければならない。役所の話を聞いて勉強した気になっていると政権交代の意義が失われる」と首相を牽制した。
出席者は民主党を中心に、小沢元代表を含む衆参両院議員計百九人。昨年の発足時より多い人数が集まったが、参加者の話を聞いてみると、党執行部への遠慮が透けて見える。
若手議員は「党大会の首相の演説はよく練られていた。何をやろうとしているかがわかった」と礼讃。中堅議員は勉強会について「政局的な話はしない方がいい」と突き放した。カネと権力を握る首相を刺激したくない、というわけだ。
「やっぱり小沢さんが党大会にいないのは寂しい。あれだけの政治家が表立って活躍できないのは日本の損失だ」。ようやく別の中堅議員から熱い思いが吐露されたが、こう釘を刺された。
「オフ(匿名)でね」
消費増税に米軍普天間飛行場の移設問題、TPPなど、野田政権の前途には課題が山積している。支持率も上がらず、日に日に混迷が深まる中、最終的に小沢元代表の力が必要とされる日はくるのだろうか。
元参議院議員で側近だった平野貞夫氏は「今の政治は、(米国追随の)”マネーゲーム資本主義”の方向に進んでいる。消費増税などその最たるもの」と野田政権を痛烈に批判。「それを、国民の生活を第一に考える政治に変えられるのは、与野党を見渡しても小沢一郎の他にいない」と力を込める。
平野氏は「竹下政権が消費税を導入したとき、小沢氏は官房長官だった。消費税をつくった責任者の一人で、その怖さを知り尽くしている。増税路線ではなく、真っ当な政治に変えるためには小沢氏の見識と力が必要」と訴える。
こうした熱烈な支持がある中で、復権に向けた”足枷”となるのが、元代表が刑事被告人であるという事実だ。公判は今後論告求刑と最終弁論を経て、四月にも判決が言い渡される予定だ。
この事件では、検察がいったん不起訴にした元代表を、検察審査会の議決に基づいて指定弁護士が強制起訴に踏み切るなど、異例の経過を辿った。
土地購入のため用立てた四億円についての説明が不十分だとの批判もあるが、元検事で名城大学教授の郷原信郎弁護士は「特定の人間を狙い撃ちするような捜査で、何らかの政治的意図があって立件したとしか思えない。小沢氏が犯罪者であるかのごとき前提で話をするのは問題だ」と擁護する。
元外務省国際情報局長の孫崎享氏は「財政の問題や米国一辺倒の外交など、今の日本は大規模に手術をしないとにっちもさっちもいかない状態になっている」としたうえで、元代表に無罪判決が出た場合は「指導力を持った政治家として必要とされることも考えられる」と語る。
ただその一方で、孫崎氏は「消費増税も普天間もTPPも、小沢氏の姿勢とは違うベクトルに進んでいる。小沢氏の力を借りるとすると、そうした問題を全面的に見直さなければならなくなる」とも。こうした状況を勘案した結果最終的には「小沢氏が無罪判決を勝ち取っても、秘書の裁判はまだ続く。党代表・総理の座を狙うことは考えていないだろう」と小沢元代表の心中を推し量るのは政治評論家の小林吉弥氏。「今の民主党の中には選挙をしきれる人間が一人もいない。世論次第だが、選挙に勝ちたい野田首相の思惑と小沢氏の希望が一致して幹事長ポストに就くことはあり得る」と予測する。
「いずれにせよ、有罪だったら小沢氏は終わり」としてこう続けた。
「小沢氏は、党の再建や目玉政策だけでもマニフェストの実現を進めたいのだろうが、そろそろ後継者を育てることを考えるべきではないか。政局をかき回すだけではなく、自身の役割を認識する時期にきている」
※デスクメモ・・・横浜で開かれていた「脱原発世界会議」を覗いた。予想していた以上の盛況に目を見張ったが、参加者の声で目立ったのは、政治家への深い失望だ。「政治家はみな、安全神話づくりに加担した責任を免れない。おかげで日本は原発だらけになった」とある女性。失った信頼を取り戻すのは容易ではない。(木記者)
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