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TPP交渉で米国自動車業界が早くも注文を付けている(日々雑感)
http://www.asyura2.com/11/senkyo124/msg/766.html
投稿者 判官びいき 日時 2012 年 1 月 15 日 22:19:15: wiJQFJOyM8OJo
 

(回答先: 日本の「軽」は不合理・廃止を!米自動車大手!   投稿者 びっくりカメラ 日時 2012 年 1 月 15 日 18:04:37)

TPP交渉への日本参加をめぐって、米国内で自動車業界が早くも日本に注文を付けている。その一つが「軽自動車基準の撤廃」で後一つが「日本の円安政策を廃止せよ」というものだそうだ。

軽自動車は日本国民なら誰でも知っているが、その創設は元々日本国内の自動車の普及を目指して小型車よりも更に小さな安価な車を特別な基準を設けて税なども安くしたものだ。日本の昔ながらの細い路地や狭い宅地事情に合致して一定の市場を確保している。そうした日本国内の事情を無視して「軽自動車基準」は関税障壁だと米国の自動車業界は喚いている。

さらに筋違いなのは「日本が円安」を誘導しているから米国に日本製の自動車が入ってくるという抗議だ。既に米国内で流通している日本製自動車の大半は米国製の日本車になっている。しかも1ドルが70円台という超円高になっている現状を米国自動車業界関係者は知らないのだろうか。経済音痴もここに到っては中国の理不尽な「尖閣諸島も中国の領土だ」と言い張る荒唐無稽さと五十歩百歩だ。

オバマのグリーンニューディールと称するドル垂れ流し政策によって、百兆円規模以上のドルが増刷されて世界にばら撒かれた。その結果がドル安円高になり、それを指してオバマは「景気を回復して、失業を輸出する」と言い、国内の失業率を改善しようとした。結果としてそのインフレ政策は失敗したようだ。既に米国の製造製品で輸出すべき品物は無いに等しい。

だが、図らずもTPP交渉が何たるかが解ったのではないだろうか。つまり関税の撤廃が本質ではなく、あらゆるものを「関税障壁だ」と言い張って、相手国の政治や諸制度を米国流に変えようとする「独断的な圧力」に他ならない。今は圧力で済むが、TPP批准後は日本国外に置かれた調停にかけられ、負ければ日本政府は賠償しなければならない。

実際にカナダは米国製ガソリンに混入された添加剤を「有害物質」として輸入制限したが、米国のガソリン業者に提訴されカナダ政府は敗訴し莫大な損害賠償金を支払った。何が関税障壁として相手が訴えるか分からない。たとえば『契約書が日本語なのは怪しからん』として訴えられて敗訴すれば、やがては公用語は英語にすべき、とされかねない。

なにしろTPPに参加したなら、交渉相手は世界一乱暴者の米国だということを忘れてはならない。それでも日本はTPPに参加すべきだろうか。米国とは一定の関税障壁が、むしろ必要なのではないだろうか。
http://km2295.iza.ne.jp/blog/entry/2569099/
 

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コメント
 
01. 2012年1月16日 00:39:57 : cWDAFxlXS2
アメリカは自分の作ったルールを対象国に押し付け、それを拒否すると砲艦外交で圧力をかけて屈服させてきた。今回の軽自動車制度の廃止要求も、1970年代の日米貿易摩擦の時からくすぶっていた。彼らはまず日本の軽自動車制度を廃止させ、次に自分達がアメリカで作った自動車を、全く改変せずに売れるようにすることを狙っている。すなわち、日本に対し度量衡単位のメートル・グラムをやめさせ、ヤード・ポンドを押し付けようと言うものである。だが、ヤード・ポンドなど世界でも鬼畜米英しか採用していないローカル・ルールであり、イギリスはEC加盟の1972年以降、欧州諸国と同じくメートル・グラム制に移行した。(EC加盟条件が、単一市場の制度に合致させる義務があったため。)ここからするとアメリカが本来はメートル・グラム制に移行しなければならないのだが。ここにアメリカの独善性が現れている。

次にアメリカが狙うのは、自動車道路の通行区分を右側通行にさせることである。これによりアメリカで製造された自動車をそのまま日本で売ることができる。だが、道路の通行区分の改変など今となっては不可能だ。それでもアメリカは自らのルールを対象国に押し付けてくる。これがアメリカのやり方だ。そして自動車の基準認証も、英語で提出したものを認めさせようと言うのだ。これに伴う準備として、日本では小学校から英語が義務化されることとなった。これに加担しているのが文部科学省の売国奴官僚である。彼らは高校以上の授業を英語で行なおうとしている。そのうち新学期もアメリカと同じように9月に開始されるようになると思われる。とにかくアメリカの対日工作は徹底的に行なわれることは間違いない。

非関税障壁を取り上げるなら、アメリカの方が積極的に導入してきたのではないのか。例えば1974年から導入されたMVSS連邦安全基準の5マイル・バンパーである。アメリカに輸出する自動車は、この大きくて重いバンパーの採用を義務付けられた。これは隣国カナダにも押し付けられた。これをフランスのメーカーは拒否した。カナダはケベック州を中心にフランス系住民が多く、フランスから輸出される自動車が一定のシェアを保っていた。当時、フランスから輸出されていたシトロエンDS、シトロエンSMは、これによりアメリカとカナダでの販売が中止された。フランス政府はアメリカに対し、強く出たのである。戦後フランスの外交方針である反アングロサクソンをドゴール大統領の後継者であるポンピドー大統領も踏襲したのである。

アメリカの自動車排気ガス規制は本来の目的と違い、本当のところ非関税障壁を設けるために採用しているのだと言われる。規制する排気ガスの成分が欧州基準と異なるためで、これによりメーカーは二重の負担をしていることになる。アメリカの排気ガス規制が本当に効果を上げているかと言うと、これは疑問だ。なぜならカリフォルニア州の大気汚染は全く改善されないからだ。

もしアメリカの要求が通ったとして、日本でアメリカ製自動車の販売が増えるかと言えば、これは全く無理であろう。現在、アメリカのビッグスリーは多くの自動車を労賃の安いメキシコで製造し、それをアメリカに輸入しているからだ。むしろ日本メーカーの方がアメリカ合衆国で自動車を積極的に現地生産しており、アメリカ国民の雇用に貢献している。新型車の研究開発もアメリカ国内で行なっており、アメリカの自動車技術向上に貢献している。何なら日本メーカーのアメリカ現地法人のウェブサイトを見たまえ。

開発の現地化が進んでいる米国日産。日本で販売していない車種が多い。
http://www.nissanusa.com/

トヨタは日産に比べると現地化が進んでいないが、SUVは完全にアメリカ化している。
http://www.toyota.com/

ホンダは日本で販売していないSUVも生産している。
http://automobiles.honda.com/


02. 佐助 2012年1月16日 08:25:00 : YZ1JBFFO77mpI : gHqpcm4bVU
「戦争という間違いを犯す可能性は否定できない」
TPP交渉参加の事前協議とは非関税障壁の撤廃であることが,これで明白にある。そして米国との事前協議で厳しい要求を突きつけられる危険性があらためて浮き彫りとなった。こんな事前協議交渉には初めから参加してはなりません。

米国はすでに、事前協議で農産物などの市場アクセス(参入)の拡大と、保険と自動車市場の非関税障壁を事前協議で取り上げる考えを表明していましたが,狂牛病の月齢制限撤廃・郵政資金の国内運用禁止・遺伝子組み換え作物 ・日本で禁止されている添加物や医薬品の使用認可・労働力の自由化 ・混合診療の解禁・国民皆保険制度の撤廃などを要求してくることが確実になっています。

そしてなによりも非関税障壁の撤廃で一番の問題は世界恐慌が日本が巻き込まれ古今未曾有のパニックを迎えることが確実になります。非関税障壁の撤廃や関税ゼロにすると世界信用恐慌の被害を拡大させ立て直すことが困難になります。アメリカは日本に対し貢いで死ねと宣告されたようなものだ。

日本などがTPPに入り、関税障壁を低くし非関税障壁の撤廃、外資を増加して消費税増税すると諸刃の剣となる。そして経済の規則を米国流に改定することを余儀なくされる。近年の米国では、大企業がロビー活動によって政府の規則を業界に都合の良いように変えてしまう腐敗的な動きが横行している。日本なども、TPPに入ると、国内経済の制度を米国の企業に都合の良いかたちに塗り替える方向の圧力を受け続ける。米政府が言うところの「規則に基づく秩序」の「規則」とは、米国で流布する、米国の大企業にとって都合の良い規則のことだ。 これで日本は古今未曾有のパニックを迎える。

内外の市場の縮小で支持率が落ちた政権は,TPPなどの非関税障壁の撤廃や関税引き下げ,貿易,外資増加でマイナスに作用するために諸刃の剣となる。そしてこのジレンマを解消するために領土問題と軍需産業拡大のためにまた戦争に走る。そしてこの世界恐慌から早く脱出しようと錯覚し。戦争という間違いを犯す可能性は否定できない。


03. 2012年1月16日 09:32:33 : uyASMyMF7A
イラク制裁によって、中東からの原油が止まる。
不足するエネルギー補填としてアメリカ制油を買う。

くだらない。


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