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小沢一郎氏〜「民主党が変わらなければ、私が動く @ 」週刊朝日2012/01/20号
http://ameblo.jp/heiwabokenosanbutsu/entry-11136477011.html
2012-01-15 15:19:24 平和ボケの産物の大友涼介です。
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小沢裁判〜「陸山会事件」〜産経新聞による文字起こしのまとめ http://amba.to/u9cIFf
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小沢一郎〜「民主党が変わらなければ、私が動く」週刊朝日2012/01/20号
独占 小沢一郎インタビュー 野田首相への最後通牒 「民主党が変わらなければ、私が動く」
民主党の小沢一郎元代表(69)がついに法廷に立つ。昨年十月に始まった陸山会裁判はクライマックスを向かえ、判決は四月の公算大だ。そこで無罪になれば、これまで「冬眠」状態だった豪腕が一気に目覚める。消費税の増税問題などで離党者が相次ぎ、求心力の低下が著しい野田政権は、いつまでもつのか。「離党ドミノ」第二弾はあるのか。次の一手を聞いた。
■
鈴木毅記者:陸山会裁判で一月十日、十一日両日に小沢さん自身の被告人質問があります。証言台に立つ心境はどうですか。
小沢一郎:僕自身は、被告人質問自体、別になんということもないんだけれども、国民の皆さんには、この事件の本質をきちっと見極めて欲しいと思います。
この事件では、政治資金収支報告書の虚偽記載容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受け、僕の秘書だった三人が逮捕、起訴されました。僕は不起訴になったけれども、その後、検察審査会によって強制起訴されました。この一連の動きが、どういう形で、何を根拠に進められたかということを、是非思い起こしていただきたいんです。
記者:一連の事件の発端となった西松建設事件では西松建設からの違法献金疑惑で、大久保隆規・元公設第一秘書が二〇〇九年三月、特捜部に逮捕されました。
小沢:当時は総選挙が間近で、しかも「政権交代」の可能性が高いといわれていました。その野党第一党の党首だった僕に対して、具体的な証拠が何もないにもかかわらず、検察が突然、強制捜査に踏み切った。そんなことはおよそ文明国、民主主義国家、あるいは、法治国家といわれる国では有り得ない。これは民主主義に対する挑戦であり、主権者に対する冒涜だと、僕は思っている。
きちんと証拠を積み重ねた上での判断ならば、総選挙に近い時期でも仕方ない面があるけれど、単に「あいつはけしからん。まあ、やってみよう」という、いわば「見込み捜査」だった。政治的な意図なのか、官僚組織の意図なのかはわからないけれど、そういう意図の上でのうごきだったのではないかと思います。
こんなことが許されていたら、日本には民主主義がいつまでたっても定着しません。国民の皆さんには、僕のことに限らず、民主主義における「国家権力の乱用」という問題を真剣に考えていただきたい。そして特に国会議員には、もう少し真剣に考えてもらいたと思っている。こんなことが罷り通っていたら、明日は我が身ですよ。権力を行使する官憲に睨まれたら、すべての政治家は政治生命を絶たれてしまう。
記者:昨年十二月にあった元東京地検特捜部の田代政弘検事の証人尋問では、検察の「捜査報告書」に虚偽の内容を書いていた事実が判明(※注1)しました。これは、小沢さんの強制起訴の根拠を根底から覆す話です。
※注1・・・参考→「小沢一郎陸山会裁判〜検察による捜査報告書の捏造」週刊朝日2012/01/20号 http://amba.to/wOTgIN
小沢:捏造ですから、酷過ぎる。その捏造された捜査報告書をもとに検察審議会が審査して「起訴相当」と議決したわけですからね。言ってないことを捏造して書いたということだから、これはもう公文書偽造、立派な犯罪ですよ。ちょっと驚くべきことです。
記者:別の日の証人尋問に出廷した前田恒彦・元大阪地検特捜部検事は「検察のやり方に問題があった」と言い切っています。
小沢:前田検事は、検事たちは事件が無理筋だとわかっていて「現場は厭戦ムードだった」と言っていました。検察幹部が面子にこだわり、意地になってやったんでしょう。まあ、僕はそうとう憎まれているんだなと思いますね。(笑)
■僕は政権交代のスケープゴート
記者:小沢さんは、政治の師である田中角栄元首相のロッキード事件の裁判をすべて傍聴しましたが、今の自分自身の置き換えて考えることはありますか。
小沢:先ほどの「国家権力の乱用」という意味では、ロッキード事件のときはもう少し官邸が積極的だったかもしれません。
僕の場合は、当時の麻生太郎首相や内閣が直接、何かをしたとは思わないけれど、漆間巌官房副長官が記者とのオフレコ懇談で「自民党議員には捜査が及ばないだろう」と発言したことがある。少なくとも、時の内閣がそういう強力な権力の行使、乱用を容認したという雰囲気はありますね。
だから、僕は政権交代の生け贄、スケープゴートにさせられたという面があるかもしれません。
記者:あの事件がなければ、小沢さんが民主党代表のまま総選挙に臨み、首相になっていた可能性は高かったでしょう。今の民主党政権の混乱振りを見て、「こんなはずじゃなかった」という思いはありませんか。
小沢:まあね、僕もちょっと、そういう思いをもっています。ただ、その前に政権交代について言えば、僕に対する強制捜査などがあったにもかかわらず、国民の皆さんはよく冷静に見てくれたと思います。普通、党首があんなふうになったら、政権交代は遠のきますよね。それにもかかわらず、〇九年八月の総選挙で民主党は圧勝した。国民の無意識の中にも、アンシャン・レジーム(旧体制)に対して「おかしいぞ」という思いがあって、ここで変えなくちゃいけないと判断したんだと思います。
もっとも、実際に政権交代をしてみたら、こんな状態ですからね。僕もちょっと・・・。(苦笑)
記者:国の一大事だというのに、民主党は崩壊寸前です。昨年末、野田佳彦首相が突き進む消費増税路線などに反発して十一人の議員が離党しました。離党議員の多くは小沢さんを支持していますが、彼らから事前に相談はあったのですか。
小沢:もうずっと前から来ていました。いろんな人が「もう民主党は嫌だ」とね。
記者:どんなアドバイスを?
小沢:「君らと思いは同じだよ」とは言いました。彼らが言うには、「民主党は国民に嘘をついている。政権交代をしたらやると言っていたことを、すべて忘れちゃってる。それで官僚の言いなりだ。こんなはずじゃなかった。これは本当の民主党政権じゃない」と。
その認識と気持ちは僕も共有しているけれども、では、今、どうすれば性s買うを転換できるのか。政治を転換できるのか。それを考えないといけない。ただワーワーと、外で叫んだって結果は出ません。政治家はやっぱり結果を出さなければならない。
そういうことで「もう少しみんなで考え、状況を見たらどうだ。やるときは僕も一緒にやるから、今は冷静に」と収めてきたわけです。
だけれども、「地元後援会の不満は高まっている。これ以上は待てない」という人が何人も出てきた。それで、「そこまでの決意ならば仕方ないだろう」ということは言った。それと、「あなた方と同じような気持ちの人が他にいるならば、それは誘ってもいいよ」ともね。でも、具体的に誰が何人でどうするかという話には、僕が最初からかかわったわけではありません。
■天命があるなら躊躇せずにやる
記者:離党議員たちがつくった新党に対しては、どういうスタンスで臨みますか。
小沢:国民との約束は守らなければならない。政策を転換すべきだ」という主張と目的は一緒だから、その意味で理解はできます。
ただ、僕はまだ民主党員ですからね。まあ、党員資格を停止されているから、どうでもいいとは思うんだけれども(笑)まだ党内にいるから、いろんな注文は付けます。野田首相には是非政治姿勢を転換して欲しいと思っています。もちろん、僕が離党した彼らと同じように、「野田政権は民主党政権とはいえない。野田政権を信任しない」という結論に本当に至ったら、それは別ですけれども、今はまだ党内での意見表明にとどまっているわけだから、彼らとは違います。彼らはもう別の政党になったから、野田政権とは徹底的に対決するでしょうね。
記者:小沢さんの裁判は四月に判決が出る予定です。その頃の政治状況は、今以上に大変なことになっていると予測されます。野田政権は消費増税法案を出すでしょうし、ねじれ国会の中、予算関連法案は成立していないでしょう。政治がものすごく大きく動く時期になりますね。
小沢:そう思います。それとやはり問題は「不景気」ですよ。このユーロ危機は収まらない。ユーロがいつ「破綻」を迎えるかはわからないけれど、今年中にかなりのところまでいっちゃうんじゃないかと思う。大銀行が倒れるとか、国債のデフォルト(債務不履行)が何カ国かで起こるとか。そうしたら、もう世界恐慌になってしまう。
マヤ文明の暦では、二〇一二年に世界が終わることになっているらしいけれど、古代の人の方がよくわかっていたんだね。(笑)今年は機を同じくして、世界の主な指導者が変わる年だし。
みんな能天気だけれど、日本も深刻な事態になりますよ。政治も、経済もです。日本は特に、中国と朝鮮半島が背後にあるから、外交上の危機が欧米以上に深刻になる。国外がゴチャゴチャになったら、どうするんだということです。消費税なんかやってる場合じゃないですよ。
記者:中国問題は深刻ですか。
小沢:むしろ、一番危ないのが中国です。僕は中国の要人にも面と向かって言っているんだけれども、共産党政権は絶対にもたない。よく言われるように、日本にとっては、統一中国がこのまま巨大化するのも脅威だけれども、分裂中国になるのも脅威です。各軍管区が全部核兵器を持っているんだからね。それで群雄割拠になったら大変ですよ。
経済的に破綻したら、中国は崩壊してしまう。だから、今、中国政府、共産党はバブルがはじけないように必死に対処している。でも、大変だと思います。
重要なのは、日本がそれにどう対応するかということです。ベストのシナリオは中国の民主化ですが、日米英が協力してなんとか中国の動乱をソフトランディングさせないと、とんでもないことになります。まあ、日本自体がソフトランディングできるかどうかもわからなくなっちゃっているけれどね。(笑)
記者:九月には民主党代表選があります。内憂外患が深刻化する中で、小沢さんは首相になる覚悟はありますか。
小沢:僕自身は、裁判が終わるまでは、それにきちんと対応していく、としか言えません。しかし、もし天命があれば、代表だろうと何だろうとポストには関係なく、自分自身が果たすべき役割は躊躇せずにやります。
記者:小沢さんは、元日に自宅で開いていた恒例の新年会を今年はやめました。
小沢:一つには大震災がありましたからね。僕の地元岩手も被災県です。それに、今年は衆院解散・総選挙も考えられるので、正月はみんな地元でがんばれということですよ。
記者:年内の総選挙はありますか。
小沢:(強い口調で)あるね。
記者:ズバリ、いつですか。
小沢:いや、いつかはわからない。でも、このまま政局が無事に済むとは思えないでしょ。
野田さんは消費増税に固執しているけれど、このまま突き進めば、国会議員の間でも国民の間でも、反政府のリアクションは非常に大きくなると思う。まともなことは何もしないくせに増税ばかりするのか、と思われてしまう。民主党の議員たちはみんな、地元の新年会などで怒られて帰ってくるわけだから、とてもじゃないけど大変ですよ。
記者:野田政権に対しては早くも「三月危機」を指摘する声が出ています。
小沢:うん。もし野田政権が消費増税などを非常に軽く考えているとしたら、それは大きな過ちだと思います。野田政権は、消費税の増税だけではなく、所得税の増税もやります、TPPへの参加もやります、年金の保険料値上げと支給開始年齢の引き上げもやります、とぶち上げた。しかも、いとも気楽に喋っている。そこがちょっと理解に苦しむんです。
■総選挙の後は強い政権づくり
小沢:その中のひとつだけでも、本当にやりたいのであれば、自分の政治生命が絶たれてもいいからやらせてほしい、という姿勢を見せないといけない。このままでは、野田政権は行き詰る可能性があると思います。もっと深刻に真剣に取り組まないといけない。
記者:その場合、判決前でも小沢さんが動くことはあり得ますか。
小沢:僕は国会議員だから、裁判中だろうが何だろうが、国会議員としてやるべきことはやります。
記者:年内に総選挙があるとすれば、その後の政権の形はどうなると見ていますか。
小沢:わからない。まるっきりわからない。まるっきりわからないけれど、国内には震災復興の問題と原発事故による放射能問題があり、国外からは世界不況の足音が聞こえてくる。となると、それを乗り切ることができるようなよほど強固な政権を作らないといけません。
そのためにはどうしたらいいか。最終的には国民の判断です。民主党がその役割を果たせるのがベスト。ただ、果たせなかった場合には、それに代わるものを考えなきゃいけない。
だから野田さんしっかりしてくれと、僕は言っているわけです。しっかりしないとこうした事態にはとても対応できないんじゃないですか、と言っている。
記者:民主党が変わらなかった場合、小沢さんはどうしますか。
小沢:う〜ん。そうなると、いつどういう選択をするかという判断になりますね。今はまだ、結論は出ていません。
記者:二〇一二年の日本はどうなるのでしょうか。
小沢:こればっかりはわからない。ただ、かなりのことになるだろうと思う。相当のことをしないと日本はもたない。(以下次号、1月17日発売号)(構成・鈴木毅記者)
◇
「小沢一郎陸山会裁判〜検察による捜査報告書の捏造」週刊朝日2012/01/20号
http://ameblo.jp/heiwabokenosanbutsu/entry-11136532213.html
2012-01-15 16:30:20
=========== 関連記事 ===========================================
小沢一郎氏〜「民主党が変わらなければ、私が動く @ 」週刊朝日2012/01/20号 http://amba.to/xemreK
人間・小沢一郎「最後の大構想」 聞き手・渡辺乾介氏 週刊ポスト2012/01/01・06号 http://amba.to/tHrQet
小沢元代表法廷録 〜陸山会事件〜 まとめ (東京新聞) http://amba.to/tjcPjy
小沢裁判〜「陸山会事件」〜産経新聞による文字起こしのまとめ http://amba.to/u9cIFf
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「小沢一郎陸山会裁判〜検察による捜査報告書の捏造」週刊朝日2012/01/20号
いったい誰の、何の罪が問われているのか。そう感じてしまうほど、小沢一郎元民主党代表(69)の裁判では検察捜査の問題点が次々明らかになっている。ざらに民意と思われた小沢氏の強制起訴も検察の『意図』だった疑いが出てきた。
***
衝撃の事実が明らかになったのは、二〇一一年十二月十五日に行われた元東京地検特捜部の田代政弘検事(44)の証人尋問でのことだった。
田代検事は小沢氏の政治資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐって二〇一〇年十一月に逮捕された石川知裕衆議院議員(38)から小沢氏の関与を認める調書(以下、石川調書)をとった『功労者』だ。
その田代検事が二〇一〇年五月、石川氏を再聴取した際の捜査報告書に、虚偽の内容を書いていたことが弁護側の追及で発覚したのだ。
報告書によれば、石川氏は小沢氏の関与を認めた理由をこう述べている。
「私が『小沢先生は一切関係ありません』と言い切ったら、検事から『あなたは十一万人以上の選挙民に支持されて国会議員になったんでしょ。小沢一郎の秘書という理由ではなく、石川知裕に期待して国政に送り出したはずです。それなのに、ヤクザの手下が親分を守るために嘘をつくのと同じようなことをしたら、選挙民を裏切ることになりますよ』と言われたんです。これは結構効いたんですよ。堪え切れなくなって、『小沢先生に報告し、了承も得ました』って話したんですよね」
まるで石川氏が田代検事の説得に心を打たれて真実を吐露したかのような記述だ。
しかし、このような会話は石川氏が再聴取時にカバンにしのばせたICレコーダーの記録には一切残っていなかった。
小沢氏の弁護側は実際の取り調べと異なる内容になった理由について厳しく追及した。
それに対し、田代検事は、「石川さんの著書の話などと記憶が混同した」
と、あくまでミスだったと主張した。
だが、元東京地検特捜部長で弁護士の宗像紀夫氏(69)は、「記憶を混同するなんて有り得ない」と断言する。
宗像氏は一九七八年に発覚した航空機導入をめぐる不正献金問題「ダグラス・グラマン事件」で、事情聴取をした商社常務が自殺するという経験をしている。「すぐに副部長の指示で、一回〜六回までの事情聴取の様子を詳細な捜査報告書にまとめました。参照したのは聴取時につけていた取り調べメモです。小沢氏というビッグネームの政治家にかかわる捜査で検事が内容を混同するなんてことは到底考えられません」
■虚偽の報告書が起訴議決の根拠
さらに、田代検事の釈明が俄かには信じられないのは、この報告書が聴取の四ヶ月後に行われた検察審査会の議決で非常に大きな役割を果たしているからだ。
石川氏自身の裁判では「検事による脅迫や誘導があった」として証拠採用されなかった石川調書を、検察審議会は「再捜査で石川自身が有権者から選ばれた議員であることなどを理由に合理的に説明している」と、この報告書の存在を根拠に「信用できる」と認定。小沢氏に二回目の起訴議決を出した。
ジャーナリストの江川紹子氏(53)は言う。「万が一、審査会の判断に影響を与える目的で報告書に虚偽の記載がされたとすれば、大阪地検特捜部の証拠隠滅事件に匹敵するような犯罪です」
くしくも、田代検事の出廷した翌日に承認として出廷したのは郵便不正事件で証拠隠滅罪で現在服役中の前田恒彦元大阪地検特捜部検事(44)だった。
応援として、大久保隆規元秘書(50)の取り調べにあたった前田検事は、
「本件では裏献金で小沢先生を立件しようと積極的なのは(当時の)佐久間達哉特捜部長や木村匡良主任検事など一部で、現場厭戦ムードでした」
「大久保さんを取り調べましたが、『とても無理ですよね』と感じました。(中略)佐久間さんらが東京拘置所に陣中見舞いに来たとき、(中略)『雰囲気を教えてくれ』ということを言われました」
と一部の幹部らが小沢氏の立件に積極的だったと証言した。
検察審査会で出された「強制起訴」という民意が検察によって仕組まれたものだとしたら・・・。
「石川氏の録音記録がなければこの問題は発覚すらしなかった。虚偽の報告書作成は検察内で日常的に行われていた可能性もある。外部の人間も入れて経緯や背景を徹底的に調査すべきです」(江川紹子氏)
報告書だけではない。江川氏はこの裁判で、検察の公平性や捜査のあり方そのものが問い直されていると指摘する。
「石川氏らの裁判で、裁判所は石川氏が土地の登記と代金支払いの時期をずらしたことについて合法と認識していたことは『はなはだ疑わしい』と認定しました。しかし、この裁判で出廷した不動産業者の証言から、代金支払いと登記をずらすことを提案したのは石川氏ではなく、不動産会社だという事実が明らかになった。検察がいかに都合のいい証言や証拠だけをつまみ食いして事件を作ってきたかが露呈しました」
最高検察庁はこの裁判をどう受け止めているのか。質問状を送ったが、「公判継続中の事件であり、指定弁護士の活動に影響を与える可能性もあるのでお答えできない」との回答だった。
だが、組織的に報告書が捏造されていたとすれば、もはや一検事の「暴走」では済まない。いち早く真相を調査し、究明するのが信頼回復への近道だ。(大貫聡子記者)
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