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小沢公判:小沢一郎氏の「任せて任す」反論は、松下幸之助氏の「任せて任さず」の上を行く(雑感)
http://www.asyura2.com/11/senkyo124/msg/708.html
投稿者 元引籠り 日時 2012 年 1 月 14 日 17:04:01: dkOnWN./sADdA
 

政治資金規正法違反で強制起訴された小沢一郎氏の被告人質問での反論は、松下幸之助氏の「任せて任さず」の上をゆく、「任せて任す」であり、常識的な感覚の域を超えているが、それが小沢一郎氏の特異な人間性と考えれば、小沢一郎氏の反論には、一貫性がありますね。
この小沢一郎氏の秘書に「任せて任す」の特異性が、小沢一郎氏たる人間性であり、俗世間の常識的な「任せて任さず」感覚の持ち主には違和感を持つでしょうね。

産経新聞、NHKの小沢一郎氏の被告人質問の公判記事を一見(斜め読み)しましたが、小沢一郎氏の反論は、一般の常識的な感覚の持ち主では、違和感なり、不合理・虚言に感じるだろうなと思いましたね。
小沢一郎氏は、指定弁護士の追及に、「秘書を全面的の信頼し、億単位の買い物にも、一切、口を挟まないし、結果報告の必要性を感じていない」とし、「知らない」「聞いていない」「見ていない」「記憶にない」と頻発していますが、常識外れであっても、これが小沢一郎氏のスタイルと思えば、一貫性のある反論です。

この常識的な感覚の域を超越している特異性は、経営の神様と言われた松下幸之助氏の[一日一話](まかせてまかさず)の「任せたが、放任せず」の経営者の心得を超越した「任せて任す」であり、「任せて結果責任は取る」ですね。
この「任せたら任す」姿勢が小沢一郎氏の信念であり、生き様であれば、被告人質問の反論には一理も一貫性もあります。
ただ、常識的な感覚の裁判官の心証は悪いでしょうね。

この度の小沢一郎氏の反論に接して、渡辺乾介氏の語る小沢一郎氏の人間像を思い出しました。
本ブログ『「週刊朝日」記事:小沢一郎の人間像について・・・不器用な一徹の印象!』で、
”『渡辺氏は、「小沢氏は人物月旦に関わることは、一切漏らさない。」を語っています。
”「私(渡辺氏)が「あいつはダメでしょう」などと挑発しても、聞こえないふりをして答えない。
囲碁でも相手の棋風は言いません。
母親のみちさん(95年死去)は、一人息子が大臣の子として特別視されないよう、厳しく躾けました。
「男は言い訳をしない。人の悪口は言わない」という教育は徹底していた。
小沢はこの教えをいまだに厳格に守っているわけです。』”
と紹介し、
『(渡辺氏は、)小沢が一番嫌い、しかも多用する言葉は「ご都合主義」で、政治家の「いい加減さ」をきらい、周囲にもそれを求める。
しかし、そこに人間性の広さや深さがあれば、共感が広がるのでしょうが、小沢は近しい人にも「ありがとう」と言えない人で、サービス精神は完全に欠落し、だから嫌われるわけと語っています。』
と紹介し、小沢一郎氏を、
”『「ありがとう」と言えない不器用であり、徹底した合理主義の一徹さは、誤解を生む、好かれない損なタイプの人間ですね。』”と書きましたが、この度の公判で、まさに、不器用で一徹な小沢一郎を見た思いです。

余談になるが、指定弁護士・裁判官が土地の「確認書」について追求・質問している場面がありましたが、産経新聞・政治部記者の阿比留瑠比サンのブログ「国を憂い、われとわが身を甘やかすの記」の2007年2月21日のエントリー『「小沢不動産」に関する各紙の報じ方と確認書』で、「陸山会」の事務所費を公表について、
”「小沢氏は、不動産については陸山会との間で「小沢氏は権利を有しない」という確認書をつくってあり、政界引退後は「若い政治家」「後進」のために使いたいと話しました。」”
と書いており、後半の部分に、
”「小沢氏と小沢氏との間の確認書の件ですが、昨日、閲覧に行ってきた後輩記者が面白い事実を見つけてきたので紹介します。小沢氏の不動産13物件中、6件については確認書の作成日が平成18年9月14日になっていたそうです。

(1) 仙台事務所
所在地:仙台市青葉区錦町1−3
登記日:平成15年4月30日
確認書日付:平成18年9月14日

(2) 盛岡事務所
所在地:盛岡市開運橋通3
売買日:平成15年3月18日
確認書日付:平成18年9月14日

(3) 深沢事務所・土地(476平米)
所在地:世田谷区深沢8−28
登記日:平成17年1月7日
確認書日付:平成17年1月7日

(4) 深沢事務所・建物所在地:同
登記日:平成18年6月6日(池田秘書は登記が事務的に遅れたためと説明)
確認書日付:平成17年9月14日

(5) チュリス赤坂事務所
所在地:赤坂2−17
登記日:平成6年1月25日
確認書日付:平成7年1月25日

(6) 水沢事務所
所在地:岩手県奥州市水沢区袋町6
登記日:平成11年11月30日
確認書日付:平成18年9月14日

(7) 政策事務所
所在地:赤坂2−17
登記日:平成6年2月22日
確認書日付:平成6年12月22日

(8) 赤坂事務所B
所在地:赤坂2−8
登記日:平成13年1月18日
確認書日付:平成18年9月14日

(9) 赤坂事務所A
所在地:赤坂6−1306
登記日:平成11年3月4日
確認書日付:平成18年9月14日

(10) 元赤坂事務所駐車場
所在地:元赤坂1−7
登記日:平成6年11月24日
確認書日付:平成6年11月25日

(11) 保管事務所(資料と機材の保管用)
所在地:赤坂2−14
登記日:平成6年12月22日
確認書日付:平成6年12月22日

(12) 南青山事務所
所在地:南青山2−2
登記日:平成13年12月22日
確認書日付:平成18年9月14日

(13) 元赤坂事務所
所在地:元赤坂1−7
登記日:平成6年11月24日
確認書日付:平成6年11月25日

 後輩が現場にいた小沢氏の弁護士にどうしてかと理由を聞いたところ、回答は「足りない分や紛失した分などがあり、私の方で作成をするよう勧めた」というものでした。また、「確認書には公正証書などのような法的な意味があるのか」と質問したところ、「法的な契約などではない」とのことでした…。確認書があるなんて、胸を張れた話なのかどうかと疑問に思います。」”

と書いております。

当方が注目したのは、確認日付で、古い順、平成6年11月25日、平成6年12月22日、平成7年1月25日、平成17年1月7日、平成17年9月14日、平成18年9月14日と、法的効力のない確認書の作成日は、平成6年から6通りあり、問題になっている深沢事務所・土地・建物は、平成17年1月7日、平成17年9月14日であり、確認書の作成日が公表の直前だったなど枝葉末節の話であり、平成6年から実施していたことが重要ですね。

小沢一郎氏は、2010年11月に、インターネット動画サイト「ニコニコ動画」に出演し、
”【資金管理団体「陸山会」が購入した土地や不動産の原資は。小沢氏個人所有ではないことを明らかにしたという「確認書」は(指摘に対する釈明のための)記者会見の直前に作られたのではないか」で、小沢一郎氏は、この度、”「今言った確認書、何カ所か事務所あるので、その中で、僕は必ずそれを作成しろということを全部、いってまして、たまたま、1つズレておった、忘れてたというのがあっただけだ。】”
と説明しており、この度の反論とは一貫性があり、深沢事務所の確認書の日付だけを問題にすること自体が重箱の隅を突っつく些細な事ですね。

下々の下賤な当方には、”「お前の裁量に任せる」”と全権委任と言われても、勝手に決め、処理してよろしいですか?と不安になり、後で、聞いていないと文句を言われたらイヤだなーと思い、事あるたびに一言報告しときますね。
多分、石川氏、池田氏も途中で、簡潔に報告してたでしょうが、小沢一郎氏にとっては、うまくいっていれば報告無用・不要であり、聞いたとしても即忘れるでしょうね。
この小沢一郎氏の特異性が、反論に秘書の証言との一部に相違が出たのでしょうね。

この度の小沢一郎氏の反論を一見し、「知らない」「聞いていない」「見ていない」「記憶にない」が多いのは、小沢一郎氏は、「任せた」で事が終わっているという特異性の表れに過ぎないですね。
この特異性が、常識の域を超越しており、指定弁護士が”「常識的な感覚の違い・・・・」”と枕詞で質問していますが、常識人には納得できないのでしょうね。
マアー、小沢一郎氏の秘書は、「一を教えてもらったら十を知れ」のタイプでないと勤まらないでしょうね。
やはり、稀有な人間性を持った政治家・小沢一郎氏を、常識的な感覚の持ち主と思われる裁判官の心証で判断することは、如何かな思いますね。

それにしても、原資の出所が問われていない政治資金規正法の記載の云々の違反程度を、検察権力がルール違反して検察審査会を利用した強制起訴の裁判自体に正当性がない上に、小沢一郎氏は常識人(市民感覚の持ち主)かどうかを裁判していることは異常です。

小沢一郎氏の公的資金の個人流用、ゼネコンからの闇献金による利益誘導などの裁判であればともかく、小沢一郎氏の常識外れの特異性を裁判していることは人間性の是非、常識か否やの心証裁判していることの不可解さをメディアが問わないことは硬直化した日本社会の歪の証ですね。
小沢一郎氏の「任せて任す」か、松下幸之助氏の「任せて任さず」かを自らが選択するだけの話で絶対性などないのです。

http://blog.goo.ne.jp/nonasi8523/e/7163a68b1776714a61c884bef9d68aca  

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コメント
 
01. 2012年1月14日 17:25:54 : JxibVK97dc
松下幸之助は製造業の経営のことを説いている。他にも人間の心は理屈では割り切れない、とか、人間は宇宙の万物を支配する王、というのもある。小沢氏の秘書のやり方はどちらかというと金融業界における実力主義の企業の従業員のやり方に近い。松下幸之助の思想も少しばかり現実離れしている感が否めない。どっちもどっちだろう。

http://research.php.co.jp/kenkyu/report/pdf/journal/004.pdf


02. 木曽の山猿 2012年1月14日 18:24:53 : YnLQsTybFStJg : P5EoBf8LJ1
なるほど、小沢一郎氏の「任せて任す」は特異に見えるかも知れません。しかし、任すに足るだけの信頼できる能力を秘書集団に要求している点で任される秘書にとっては大変厳しいものだと言えます。一方、秘書集団とのそのような信頼関係なくして大きな政治的な影響力を発揮できません。企業経営は「利益」という一元的な価値に基づいていますから幸之助流でもよいかも知れませんが(でも、松下翁がいちいちの経理を点検していたとは到底思えません。)、秘書を含むチームが「自分の頭で」考えて行動することなくして大きなの事業は成し遂げられないでしょう。事実、見かけ上政権交代はしても、それを台無しにして元の木阿弥にしかできていないこれまでの民主党の政権担当者の小物ぶりを見れば明らかです。真の意味での「政権交代」を実現するというのはそれほど大変なことです。それができる大きな政治家として、秘書を育て彼らを率いて政治家チームを運営する小沢一郎氏の手腕は大変なものです。氏の偉大さを見ることができます。
問題とすべきは氏の手法ではなく、その手法で大きな間違いが生じた場合です。その場合の責任は、その政治家が負わなくてはなりません。しかし現在大騒ぎしているのは単なる報告書の記載期日をどうすべきで「あった」かという、事務的処理上の見解の相違です。これほど大きな揚げ足取りのきっかけを作ったのが失策といえば言えますが、これは見解の相違であり、揚げ足をとる側の方により大きな問題と責任があり、そうでなければ、いくら厳重にカギをかけていても強盗に入られれば入られたが悪いというようなもので、世に警察、検察、裁判所など不要です。まして、「共謀して」冤罪をでっち上げる警察、検察、裁判所などごめん被ります。
小沢一郎氏の欠点は、能力のないものに対して表面上でもへりくだる態度がとれないいことでしょう。能力あるものは無愛想な小沢さんでも受け入れられるでしょうが、能力がないものは素っ気なく対応されると劣等感を刺激されて悪意を抱くものです。
小沢一郎氏の今後の課題として、是非とも「社交的サービス精神」を会得してほしいと思います。世の中は有能で洞察力あるものはいつも少数派なのですから。

03. 2012年1月14日 18:42:31 : yeZ5OFsh2w
> 小沢一郎氏は、指定弁護士の追及に、「秘書を全面的の信頼し、億単位の買い物にも、一切、口を挟まないし、結果報告の必要性を感じていない」とし、「知らない」「聞いていない」「見ていない」「記憶にない」と頻発していますが、
常識外れであっても、これが小沢一郎氏のスタイルと思えば、一貫性のある反論です。

小沢一郎の4億円の出所は下に示すように3転4転しているが、常識外れであっても、
これが小沢一郎氏のスタイルと思えば、一貫性のある3転4転です。

2007年2月 「皆さまからの献金」
2008/10/11「私の亡父(佐重喜元建設相)も票田こそ残してくれたが、遺産はなかった」
2009年10月 「銀行からの融資」
2010年1月16日「父親からの遺産」(弁護士の説明による)
2010年1月26日「私や家族の口座から引き出した事務所金庫内の金」
2012年1月10日「多くは両親からの不動産、現金を相続したもの。印税、40年間の議員報酬


04. 2012年1月14日 18:59:05 : LvBwo2y6HE
二番手商法で「マネシタ電器」と称された松下幸之助氏が、松下村塾を意識?して作った「松下政経塾」は、似て非なるものの典型では?

その出身者は、野田・前原・樽床・玄葉・・・・と政界を席捲しているが、共通項は「巧言令色、鮮なし仁」の“口舌の徒”であり、松下村塾出身の久坂・高杉・伊藤・山縣・・・・等、維新の英傑達とは、“月とすっぽん”ではなかろうか。

「任せて任す」「責任は我にあり」というのは、怖いけど「理想の上司」。大人の大人たる所以だと思う。


05. 2012年1月14日 19:44:12 : JPtXa0qTnk
要するに小沢氏は本当に天下国家のことしか考えていない、超人的な大政治家なのである。今回の若造裁判官には絶対にわからないだろう。

06. 2012年1月15日 00:58:51 : FVA6HNDv7k
詭弁で小沢を攻撃するアホな文に煩労する必要は全く感じない。

07. 日高見連邦共和国 2012年1月15日 06:03:38 : ZtjAE5Qu8buIw : nn9BcWcoc2
Vaka 来るかな!?

08. 2012年1月15日 22:16:05 : 0EopofEgjc
よく考えるとさぁ、やっぱ小沢の姿勢は批判されて当然かもしれないね。
だって収支報告書って小沢の政治活動が適正に行われていることの証な訳じゃん?
それを一度も見た事がなくて、こんな騒ぎになっても見ようともしないのはおかしくね?
それに任せていたって言うけど任せた本人は小沢だろ?
ちゃんとやってるかどうか確認する事もしないなんて、無責任と言われても仕方がないね。
小沢自身が見た事ないから、会計担当がどんなやり方してるか知らないから、自分には責任がないって言うのはやっぱおかしいね。
小沢自身がオレが作ったって豪語してる政治資金規正法を蔑ろにしてるんだよな。
法的に責任があるかどうかは別にして、「これからは私自身がしっかり監督、確認して、今回のような無用な疑いが掛からないようにします」くらい言ったらいいのに・・・

09. 日高見連邦共和国 2012年1月17日 09:13:49 : ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A
08様

オラはカルトでも何でもないのでアナタのご意見は”一面の事実”としてしっかり受け止めます。

無視も反論も致しません。

しかし!『法的に責任があるかどうかは別にして〜』のクダリは許容できません。
これは”法”に則った裁判です。如何に愚かで欺瞞に満ちた”茶番”だとしても、
”法”を疎かにして何が果たされるのでしょうか・・・?

これは法廷です。そしてアナタが言うのは”想い”です。
アナタがアナタの想いを語るのは素晴らしい事です。

でも、小沢一郎を立たせ、支える岩手県民(その中では今般の災害で肉親を失い、家財を失った者も居る)の”想い”に、アナタが思いを馳せるのは必要の無い事ですか?


10. 2012年1月17日 12:06:02 : 0EopofEgjc
>>09

>>08は全くのオレの私見だよ。
オレ自身は法的には小沢は何の罪もないし、元秘書らにしても罰金刑がいいとこ(でもないな。やっぱ今までの慣例に従って報告書の修正で済ませるべきだ)だと思う。
もともと収支報告書は、一般企業の決算書のように株主や投資家に業績を示すものではないし、税申告の書類でもない。
政治献金として(助成金もあるけど)入ってきた金を正しい用途で使っているかどうかを国民に公表するためのものだ。
だから本来は「入り」と「出」の金額と用途が重要なのであって、多少日付が前後しても大した問題じゃないはずだ。
オレの表現がまずかったのかもしれないけど、オレは小沢は4億円の出処なんて答える必要はないと思っている(それが違法な金だという事で起訴されている訳じゃないからね)。
ただ、ここまで大事になっているのに、小沢に「同じような問題が今後起きないよう気を付ける(ってか方法を改善する)」姿勢が全く見られないのは正直ちょっと残念だよ。
傍から見ると、小沢って人は、自分の至らないところを省みるって事はしないんだなって思っちゃう。
でもオレは小沢の選挙区の住民じゃないし、別に小沢が国会議員であることに文句もない。
次回の選挙で選挙区民が小沢を選んでも批判や非難をするつもりもないよ(国のあり方に対する考えには共感できるところも多いしさ)。
そういう意味では>>08はタダの外野の勝手な感想だと思ってほしい。


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