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【重大】本日、最高検に告発状を提出いたしました
2012-01-12 :(八木啓代のひとりごと)
シンポジウムの内容ご紹介記事の途中ですが、臨時ニュースをお知らせ申し上げます。
本日、あたくしが代表をつとめる「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」は、30人の連名で、最高検に刑事告発状を提出してまいりました。
検審に出す証拠を隠すことで検審審査を誤誘導した容疑で、被疑者不詳で偽計業務妨害。さらに、石川議員取調べで、検審提出のため事実と異なる報告書を作成した容疑で田代検事を虚偽有印公文書作成罪および同行使罪。
いずれも、法治国家として看過できない重大な問題と考えての行動です。
告発状は、会のサイトでも公開しておりますが、こちらからもダウンロード可能です。
ポイントは以下の通りです。
1)被疑者不詳の検察審査会に対する「偽計業務妨害」。
これは、まさに、現在進行の小沢裁判での、先月12月16日の法廷での前田元検事証言が根拠になっています。
つまり、小沢氏に有利(検察に不利)な証拠は供述調書に取らずメモにして、それらのメモは検察審査会に送る資料から除外したという証言です。
これが事実なら、検察の捜査を審査する検察審査会に対して、まさしく検察の不起訴の理由となった証拠を開示しないことによって、検察審査会の審査員たちを誤誘導したことになるという疑惑です。
2)それにくわえて、田代検事が検察審査会に送るために作った報告書に、石川議員がまったく言っていないことが記載されていたという、とんでもない事実。こちらは法廷で明らかにされた事実です。
前回に当会が行った前田恒彦元検事告発は、検察官の証拠改竄という重大な問題とはいえ、前田本人はすでに証拠隠滅罪で逮捕起訴されているという状態だったので、論点は、法律解釈上の問題だった。また、この改竄されたフロッピーディスクは、実際には証拠として使われなかったため、ある意味では実害がなかった。
しかし、今回の、田代検事の捏造報告書問題は、検察審査会において、起訴相当議決の決定的要因になった可能性があり、法廷で問題になったにもかかわらず、前田元検事の件以上に重大な問題があるにもかかわらず、検察は現段階では放置しているのは解せません。
3)この法廷での田代検事の「三ヶ月前の取り調べと混同した」という言い訳は、現役の検事としても、常識的にありえない間違いであるだけではなく、添付資料2にあるように、2010年の12月10日に出た、「実録 政治vs.特捜検察 (文春新書) 塩野谷晶著」113頁で、
石川 私の場合はむしろ副部長に涙ながらに諭されたことがありました。「あんた、真実を言わないで、(あなたに投票した)十一万八千六百五十五人の有権者に申し訳ないと思わないのか」と。 塩野谷 わかります。わかります。 石川 あれは一番効きましたね。いや効いたっていう意味は、なんで信じてくれないんだろうとショックを受けるわけですよ。だから土下座もしましたよ。「五千万は断じてもらっていません。もう勘弁してください」って。向こうが涙を流してくるから、こっちは土下座しかないなと思って。涙腺は強い方なんで、ほとんど泣けないもんですから。
という会話が収録されている。つまり、田代検事は、自分ではなく上司の吉田副部長がだいぶ前にやった取り調べの文言を、そっくりそのまま、しかも、結論だけ180度変えて記憶していたというトンデモなことになってしまうのです。
つまり、どう考えてもありえない記憶混同なのです。
4)つまり、小沢氏に有利な証拠は隠され、不利な証拠をでっち上げられた状態で、検察審査会は判断を下したということになるわけです。
これはまったくもって信じられない事態で、検察庁始まって以来の最大の不祥事と言っていいでしょう。
それが、田代検事一人でできるわけがない、これは組織的な犯罪であると考えざるをえない、というのは、別段、陰謀論でもなんでもないでしょう。
検察としては、証拠が隠滅されないうちに、ただちに捜査に入り、事実を明らかにするべきです。
一昨年以来、信頼を失墜した検察に自浄努力があるのかどうか、これが最後のチャンスだと思います。
投稿者の追加:記者会見の動画リンク
http://vimeo.com/34965534
元記事リンク:http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-613.html
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