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この内閣改造が命取り 急坂を転落する無能政権の運命
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2012/1/12 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
一日でも延命すれば国の破滅がそれだけ早まる
ついにNHKの調査でも支持率が30%になってしまった野田首相。「内閣発足から4カ月で半減しました」とNHKも驚いていた。逆に不支持は49%にアップだ。
ひとつも内閣批判らしき報道をしないNHKの調査でもこれだから、バケの皮もメッキも完全にはがれ落ちたのは明らか。坂道を転がり落ちる野田の運命は見えたも同然である。
それでも「不退転の決意で消費増税だ」とワメいているから驚きだが、野田の断末魔にトドメを刺すのが、今回の内閣改造となりそうだ。
野田はあす(13日)、ミニ内閣改造に踏み切る予定だ。2段階改造だと報じられているが、何をやろうと一段と足場が弱まるのだけは確実だ。
「歴代の内閣を見ても、内閣改造で政権浮揚できた首相はほとんどいません」と専門家は口をそろえる。新しい大臣を1人つくると、あぶれた10人が敵に回る。求心力はさらに落ちる。改造したって、野田政権は弱体化するだけというわけだ。
そもそも内閣改造の動機が不純というか、意味不明である。問責決議された一川防衛相と山岡消費者担当相の2人以外にも何人かが交代するともっぱらだ。
政治評論家の浅川博忠氏が言う。
「交代が確実視されているのは、蓮舫大臣と平岡法相の2人です。蓮舫大臣は金銭スキャンダルや黒い交際がずっと国会で追及されている。平岡法相も死刑に消極的なことや反基地闘争が問題視されていて、自民党など野党は、この2人を通常国会で攻め立て、問責に持ち込む作戦です。それで野田首相は先手を打って、一川、山岡両大臣と一緒に交代させようとしている。攻める問題大臣がいなくなれば、自公も消費税増税の与野党協議に応じざるを得ないという読みなのです」
他にも、守備範囲が広い厚生労働分野を理解できない小宮山大臣や、増税PRに迫力がない古川経済・財政担当相も交代要員に名前が挙がっている。
◆あの「適材適所内閣」は何だったのか
だが、たった4カ月で6人もの大臣が交代したら、昨年9月に「適材適所」発言をした野田の大ミエは何だったのかとなる。「任命権者、失格」「人を見る目がないおまえこそ辞めろ」と、逆に野党から総攻撃されるのは目に見えているのだ。
「それで、やっぱり交代は一川、山岡の2人だけになる可能性も残っている。国会開会の24日まで日にちがない。早く決めないと新大臣は勉強する時間もなくなる。それなのに肝心の総理がグラグラしてグズグズだから、どうしようもありません」(官邸事情通)
しかも、大波乱の要因はそれだけじゃない。
◆身勝手改造に小沢派激怒で一気に消費税政局
事実上“更迭”される一川大臣と山岡大臣は小沢元代表の側近議員。野田の「党内融和」の象徴として入閣した。
それだけに2人が更迭となると反動は大きい。小沢グループのひとりはこう怒る。
「一川大臣は防衛問題がシロウトだから問責されたが、シロウトであることは入閣前から分かっていた。それなのに任命した野田首相がトカゲの尻尾切りするのはおかしい。山岡大臣にしたって、マルチ問題などの問責内容は大臣になる前から言われていた古いスキャンダルばかり。その人をあえて消費者担当相に据えたのは野田総理なのです。あまりに意地悪だし、無責任すぎる」
今度の内閣改造をきっかけに、野田執行部と小沢グループの亀裂はさらに深まる。それは避けられない。「かえって人質2人が解放されたら、心置きなく倒閣運動ができる」と語る議員もいるくらいだから、消費増税をめぐって党内対立、分裂劇に拍車がかかるのも間違いないのだ。自公のご機嫌伺いの内閣改造なんてやったって、党内も政情もグチャグチャになるのがオチなのである。
前出の浅川博忠氏は、「小沢裁判で4月に有罪判決が出ることを前提に、野田首相は小沢除名まで考えている。離党するなら勝手にどうぞのつもりでいる」とみる。こうなると、もう全面戦争だ。消費増税法案で野党が内閣不信任案を提出したら小沢グループも乗っかり、解散・総選挙になる。民主党大惨敗で、そこで野田政権は終わりである。今度の内閣改造はそれだけの爆弾を抱えている。
◆野垂れ死に、大いに結構だ
「それゆえに、すべては野田首相がいかに腹をくくっているかにかかっている」と、政治ジャーナリストの泉宏氏は言う。
「小沢グループが60人くらい出ていっても構わないし、これが民主党政権最後の内閣なんだという背水の陣で、重量級の本当の適材適所人事をしたら、ムードは変わるかもしれない。延命の活路はそれしかないでしょう。しかし野田総理にそこまでの気構えも迫力も感じられない。戦略が見えないし、側近も頭が悪すぎるから、中途半端な改造で終わりそうです。そうなったら野田政権の終わりの始まり。党内の不満だけが増え、支持率も落ち、野垂れ死にのコースをまっしぐらになります」
野垂れ死に、結構なことではないか。
最近、野田は「大局のため」「大義がある」という言葉を使って自分に酔っている。どんな妨害があっても消費増税を実現することが国と国民を救う道とのたまうが、このデフレ不況の中で大増税なんてやったら、経済は潰れ、税収は逆に激減し、国と国民の破滅を早めるだけだ。野田は、勝手に妄想をかきたてるパラノイア患者そのものである。
結局、腹の中は消費増税を叫んでさえいれば財務省に守ってもらって総理の椅子に一日でも長くしがみつけるという私利私欲でしかない。だから世論は、いくらパラノイア首相が「社会保障と税の一体改革」などと言おうが、8割が「説明不足だ」と答え、支持率もどんどん落ちているのである。野田の支離滅裂は見透かされているのだ。
死に体同然の政権が延命したって、プラスは何もない。内閣改造をきっかけに自滅消滅することが救国の近道なのである。
◇
岡田前幹事長の「副総理」が内定
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120112/plc12011223100011-n1.htm
2012.1.12 23:09
野田佳彦首相は13日に行う内閣改造で、民主党の岡田克也前幹事長が副総理として入閣することが12日、内定した。社会保障と税の一体改革や行政刷新などを担当する。
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