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日々坦々
小沢氏「捏造された捜査報告書をもとに、検察審査会が審査して、『起訴相当』と議決した…これはもう公文書偽造、立派な犯罪ですよ」(週刊朝日)
週刊朝日 検察 司法 週刊朝日が2週にわたって小沢さんへの独占インタビュー記事を掲載するとのことで、第一弾が今週号に載っている。
昨日、本日と証言台に立っているが、それに向けての心境や、離党していった同志たちについて、また政局についてかなり踏み込んで発言しているので、これだけでも買って取っておく価値はある。
今日は、ここから今回の裁判について語っている部分を抜粋する。
****************
週刊朝日1/20号
<タイトル>
野田政権への最後通牒「民主党が変わらなければ、私が動く」
陸山会裁判ついにクライマックスへ
独占 小沢一郎インタビュー
<リード文>
≪民主党の小沢一郎元代表(69)がついに法廷に立つ。
昨年10月に始まった陸山会裁判はクライマックスを迎え、判決は4月の公算大だ。そこで無罪になれば、これまで「冬眠」状態だった剛腕が一気に目覚める。
消費税の増税問題などで離党者が相次ぎ、求心力の低下が著しい野田政権は、いつまでもつのか。「離党ドミノ」第2弾はあるのか。次の一手を聞いた。≫
――陸山会裁判で1月10、11両日に小沢さん自身の被告人質問があります。証言台に立つ心境はどうですか。
僕自身は、被告人質問自体、別に何ということもないんだけれども、国民の皆さんには、この事件の本質をきちっと見極めてほしいと思います。この事件では、政治資金収支報告書の虚偽記載容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受け、僕の秘書だった3人が逮捕、起訴されました。僕は不起訴になったけれども、その後、検察審査会によって強制起訴されました。この一連の動きが、どういう形で、何を根拠に進められたかということを、ぜひ思い起こしていただきたいんです。
―― 一連の事件の発端となった西松建設事件では、西松建設から違法献金疑惑で、大久保隆規・元公設第1秘書が2009年3月、特捜部に逮捕されました。
当時は総選挙が間近で、しかも「政権交代」の可能性が高いと言われていました。その野党第1党の党首だった僕に対して、具体的な証拠が何もないにもかかわらず、検察が突然、強制捜査に踏み切った。
そんなことは、およそ文明国、民主主義国、あるいは法治国家と言われる国ではあり得ない。これは民主主義に対する挑戦であり、主権者に対する冒涜だと、僕は思っている。
きちんと証拠を積み重ねた上での判断ならば、総選挙に近い時期でも仕方ない面があるけれど、単に「あいつはけしからん。まあ、やってみよう」という、いわば「見込み捜査」だった。
政治的な意図なのか、官僚組織の意図なのかはわからないけれど、そういう意図の上での動きだったのではないかと思います。
こんなことが許されていたら、日本には民主主義がいつまでたっても定着しません。国民の皆さんには、僕のことに限らず、民主主義における「国家権力の乱用」という問題を真剣に考えていただきたい。
そして特に国会議員には、もう少し真剣に考えてもらいたいと思っている。こんなことがまかり通っていたら、明日はわが身ですよ。権力を行使する官憲ににらまれたら、すべての政治家は政治生命を絶たれてしまう。
――昨年12月にあった元東京地検特捜部の田代政弘検事の証人尋間では、検察の「捜査報告書」に虚偽の内容を書いていた事実が判明しました。これは、小沢さんの強制起訴の根拠を根底から覆す話です。
捏造ですから、ひどすぎる。その捏造された捜査報告書をもとに、検察審査会が審査して、「起訴相当」と議決したわけですからね。言っていないことを捏造して書いたということだから、これはもう公文書偽造、立派な犯罪ですよ。ちょっと驚くべきことです。 ――別の日の証人尋間に出廷した前田恒彦・元大阪地検特捜部検事は「検察のやり方に問題があった」と言い切っています。 前田元検事は、検事たちは事件が無理スジだとわかっていて、「現場は厭戦ムードだった」と言っていました。検察幹部がメンツにこだわり、意地になってやったんでしょう。まあ、僕はそうとう憎まれているんだなと思いますね。(笑い) ――小沢さんは、政治の師である田中角栄元首相のロッキード事件の裁判をすべて傍聴しましたが、いまの自分自身に置き換えて考えることはありますか。 先ほどの「国家権力の乱用」という意味では、ロッキード事件のときはもう少し、官邸が積極的だったかもしれません。 ――あの事件がなければ、小沢さんが民主党代表のまま総選挙に臨み、首相になっていた可能性は高かったでしょう。いまの民主党政権の混乱ぶりを見て、「こんなはずじゃなかった」という思いはありませんか。 まあね、僕もちょっと、そういう思いを持っています。ただ、その前に政権交代について言えば、僕に対する強制捜査などがあったにもかかわらず、国民の皆さんはよく冷静に見てくれたと思います。普通、党首があんなふうになったら、政権交代は遠のきますよね。それにもかかわらず、09年8月の総選挙で民主党は圧勝した。国民の無意識のなかにも、アンシャン・レジーム(旧体制)に対して「おかしいぞ」という思いがあって、ここで変えなくちゃいけないと判断したんだと思います。 <タイトル> <リード文> ≪新春の初っ端なにあえて言う!フロッピー前田より重罪である「田代政弘検事を即刻逮捕せよ!」≫ とぶちあげた。 これはよく、大手新聞が元日の一面でスクープなど飛ばすことがあるが、それに対抗する意味もあった。 この田代検事の捏造疑惑については、2011/12/6エントリー≪田代政弘検事による「虚偽記載」と前田恒彦元検事の「暴露」で小沢裁判に新展開!≫で詳しく書いているので内容は飛ばして、この記事の中で、元特捜部長だった宗像氏とジャーナリストの江川紹子氏のコメントを抜粋しておく。 だが、元東京地検特捜部長で弁護士の宗像紀夫氏(69)は、「記憶を混同するなんてありたない」と断言する。 宗像氏は1978年に発覚した航空機導入をめぐる不正献金問題「ダグラス・グラマン事件」で、事情聴取をした商社常務が自殺する、という経験をしている。 小沢氏というビッグネームの政治家に関わる捜査で検事が内容を混同するなんてことは到底考えられません」 ジヤーナリストの江川紹子氏 「万が一、審査会の判断に影響を与える目的で報告書に虚偽の記載がされたとすれば、大阪地検特捜部の証拠隠滅事件に匹敵するような犯罪です」 「石川氏の録音記録がなければこの問題は発覚すらしなかった。虚偽の報告書作成は検察内で日常的に行われていた可能性もある。外部の人間も入れて経緯や背景を徹底的に調査すべきです」(江川氏) 「石川氏らの裁判で、裁判所は石川氏が土地の登記と代金支払いの時期をずらしたことについて合法と認識していたことは『はなはだ疑わしい』と認定しました。しかし、この裁判で出廷した不動産業者の証言から、代金支払いと登記をずらすことを提案したのは石川氏ではなぐ、不動産会社だという事実が明らかになった。検察がいかに都合のいい証言や証拠だけをつまみ食いして事件をつくってきたかが露呈しました」 そして、今回の田代検事の捏造が検察審査会へ捜査資料として渡り、本当にいるかどうかもわからない検察審査員の「起訴相当議決」の判断に大きく影響したことを考えれば、これは完全に検察によって仕組まれた罠だったと言い切ることもできる。 こんな民主主義を冒涜し、国民を愚弄し、人権を無視する日本の司法は、即刻、解体されるべきものである。 そして、エセ統治機構、ニセ国家権力によって仕組まれた小沢裁判を即刻止めるべきだ!
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僕は政権交代のスケープゴート
僕の場合は、当時の麻生太郎首相や内閣が直接、何かをしたとは思わないけれど、漆間巌官房副長官が記者とのオフレコ懇談で「自民党議員には捜査が及ばないだろう」と発言したことがある。
少なくとも、時の内閣が、そういう強力な権力の行使、乱用を容認したという雰囲気はありますね。
だから、僕は政権交代の生け贄、スケープゴートにされたという面があるかもしれません。
もっとも、実際に政権交代をしてみたら、こんな状態ですからね。僕もちょっと……。(苦笑)
この後、離党した議員についてや政局など、興味深い発言が続く。特に面白かったのが、野田政権について、印象的な発言は次のようなもの。
≪野田さんは消費増税に固執しているけれど、このはま突き進めば,国会議員の間でも国民の間でも、反政府のリアクションは非常に大きくなると思う。まともなことは何もしないくせに、増税ばかりするのか、と思われてしまう。≫
もう思ってます、と言いたい。
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次のページには捜査報告書の捏造疑惑を取り上げている。
検察の大罪 再び!?
「フロッピー前田」だけではない小沢裁判でも捜査報告書の捏造疑惑
≪いったい誰の、何の罪が問われているのか。そう感じてしまうほど、小沢一郎・元民主党代表(69)の裁判では検察捜査の問題点が次々と明らかになっている。さらに民意と思われた小沢氏の強制起訴も検察の意図≠セった疑いが出てきた。≫
この田代検事の捏造については、本ブログ2012/1/1エントリーで、
田代検事は、「石川さんの著書の話などの記憶が混同した」と、あくまでミスだったと主張した。
「すぐに副部長の指示で、1回から6回までの事情聴取の様子を詳細な捜査報告書にまとめました。参照したのは聴取時につけていた取り調ベメモです。
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石川議員がたまたまICレコーダーで録音していたので、今回の捜査報告書に言ってないことが書かれていることがわかったのであり、調書についても改ざん、捏造、偽造が繰り返されてきたことは、容易に想像できることだ。
January 11 ,2012
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