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来年も「絆」を大切にしたい(週刊メールジャーナル)
http://www.asyura2.com/11/senkyo124/msg/604.html
投稿者 愛国改善党 日時 2012 年 1 月 11 日 16:59:02: gpdmClaQFBffI
 


 http://www.mail-journal.com/


来年も「絆」を大切にしたい

(旧日経連社内広報センターOB会『社内報OB会だより』第6号・
12月26日号より転載)

「3.11」で全国に広がった「絆」、来年はこの言葉が徐々に消えゆくのか、
それとも輝き続けるのか、日本人の心が試される年になると思います。

「戦後」から「震災後」へと、日本文明が画期的な構造転換を始めています。

政治、経済、社会、文化などあらゆる分野で、私たちの心のつながり「絆」が
見直され、戦後体制の反省を踏まえ、新しい体制に向かうべきと思います。

「震災」と「原発災」で、多くの人は、生活上のリスクや幸福などの価値観を
変え、家族や地域コミュニティの大切さに気付き、会社や行政の不祥事には厳
しい目を向けるようになりました。

TPP問題では、日本の産業が戦後体制のままでいいと考えている人はまずい
ません。

東北地方の震災復興は「創造」でなければ無意味です。農地の集約や資本の投
下を可能にする、農地法、農協法などの改正も必要です。

今のままでは、TPPに関係なく、水産、畜産、林業なども立ち枯れていくこ
とが明白だからです。

そして、創造的復興の立役者は若者でなければ意味がありません。若者たちの
発想と活動の芽を伸ばすことが大切です。

加えていまや、国民の反原発意識は不可逆的に高まっています。そのことは同
時に、日本の安全保障とエネルギー政策の変革を迫まります。

新市場主義による格差、雇用不安などは社会に閉塞感を生んでいます。それら
は、教育、医療、地方行政、税制と社会保障など、日本のカレントイシューを
変革する社会的エネルギーに転化していくでしょう。

来年は、それらの実現が緒につく年になるように願い、アンチエイジングなど
と大袈裟なことではなく、月に1回程度は仲間と酒を酌み交わしつつ健康を守
り、月に1回程度の山登りをいままでどおり続けることにします。

ちなみに、社内の心の絆、社内報はいま、CSRやBCP、ERMの見直しが
進む中、大きな転換が始まっています。(スイマセン!少し力が入り、長くま
した)

【この記事は、本誌編集発行人・川崎明が、標記会報に寄せた記名原稿です。
本誌の編集方針を明確にお伝えする目的で転載しました。厳しい字数制限によ
り、十分な表現はできませんでしたが】


(私のコメント)
1945年8月15日、戦争に負けたのが今の官僚、大企業、アメリカ支配の元凶です。もっとうまく終戦できなかったか、いや、戦争をせずに済ませられなかったか。政党政治の破綻、軍部の暴走とマスコミの炊き付け、今のわが国の状態とそっくりですが、カルトと米軍が強固に居座っているのが大違いですね。優秀なヘイタイとカネを集められないと、いい野心も悪い野心も達成できませんね。一匹狼の野心は言いっぱなしで終わるのが普通です。
 

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コメント
 
01. 2012年1月12日 04:58:11 : maxkpWHZCo
絆はもう役に立たない
事故と被害拡大の責任者の処罰が先であり、まずは刑罰をもって償わせねばならない。事故原因と被害の実態を刑事裁判によって直ちに事実解明し、誰がどれだけの補償責任を負うかを特定しなければならない。
選挙に投票する有権者ではなく、政党に要求を委託する住民ではなく、福島の
主権者として振る舞いことでしかフクシマの問題解決はなしえない。
政府は被災地から人を追い出すのが狙いで、復旧事業を先送りして遅らせている。復興予算の策定と審議を意図的に遅滞させ、これを巧妙に「薄く広く」の
増税の政治に繋げた。わずか9兆円の補正に半年も時間を浪費したのは、国民に
所得税増税を呑ませる「ペイアズユーゴー」の洗脳工作に時間を要した。
ところがどうだ、年末に浮上した整備新幹線の3兆円は「財源の目途がついた」
と官僚が言い、1日で決まって異論が出なかった。
この政治の不条理を選挙の民意で変えることができるだろうか。投票の選択で被災地の人々を救うことができるだろうか。福島についても同じだ。この事故が人災であるなら、事故を起こした者には加害責任や過失責任が問われなければならないが、東電も、官僚も、政治家も、誰も刑事責任が問われない。泰然自若だ。御用学者もそのままで、原発の広告塔となった文化人も悠々自適、「原子力立国計画」を策定した当人もテレビで商売を続けている。事故が起きる前と何も変わっていない。官僚と政治家とマスコミは、虎視眈々と再稼働のタイミングを狙い、それを既定方針に据えて動いている。東電は、被害賠償のために電力料金を20%値上げすると平然と言いのけている。このまま選挙をやっても脱原発の実現はない。選挙中に論議や公約があっても、それは選挙後に反故にされるのが見えている。そして、モタモタしている間に、また大きな地震に遭い、原子炉の配管破断でメルトダウンの事故が再び起きる。
東電と関係機関を強制捜査し、責任者を逮捕訴追することだ。それを断行する政治権力もしくは政治機会が必要である。

02. 2012年1月12日 07:59:49 : bQLJ8UMKzM
ワーキングプア層の代弁者・赤木智弘氏が皮肉をこめて「絆」を批判。

【赤木智弘の眼光紙背】日本社会に必要なものは、糸ではなく網
毎年恒例となった、日本漢字能力検定協会が発表する「今年の漢字」。2011年の漢字は「絆」に決まったそうである。(*1)
「絆」、じつに素晴らしい言葉である。絆は糸である。
私たちは、自分が絆を結びたい人と絆を結び、お互いに支え合う事ができる。
糸だからこそ、私たちは絆の結び先を選択することができる。
もしも、絆がネットであるとすれば、私たちが望まない害虫やゴミ虫をも拾い上げてしまう。
だから絆は糸でなければならない。
「がんばろう日本」と、日本を相手に絆を結ぶ。
私たちの大切な子供と絆を結ぶ。
子供たちが被曝しないために、東北のがれきは受け入れず、絆を結ばない。
福島で農業を再開しようとする農家の方々を「オウムと同じ」と罵り、絆を結ばない。
過度な放射線に対する忌避により、不利益を受けるであろう多くの人達。
その大半は原子力村の関係者ではなく、僅かな放射性物質の検出により風評被害を受ける農家や、
工場で働く人や、増税に苦しめられる貧しい人たちであるが、そうした人たちとの絆を結ばない。
そして、福島で生活を維持しようとする人たちに対して
「お前たちの子供は癌になるぞ」「将来子供が産めなくなる」と脅し、絆を結ばない。
「絆」とは、選択と同義の言葉であり、選ばれず、絆を結ばれなかった人たちの存在は、ただ忘れ去られていく。
実に「絆」とは、3月11日以降に日本で起きたことを、正確に表した言葉である。
いや、それ以前から日本はそういう社会であった。
人が人を選び、選ばれなかった人間は、捨てられ、忘れ去られていく。
「今年の漢字」なんて、ずっとくだらない茶番だと思っていたのだが、
このような皮肉を表現する年もあるのだなと感心しきりである。
『困っているひと』(大野更紗 ポプラ社)で、原因不明の難病を発症した大野更紗さんは、本の中で「絆」の限界を描いている。
病気だからと友達に助けてもらい続けた結果、友達に心身ともに大きな負担をかけていることに気づけず、
大切なものを失ってしまったという。
もし、病気が風邪であれば、数日友達に看病してもらうこともできる。
しかし、いつ治るのかも分からない難病に対し、人の絆だけで立ち向かうことはできない。
「誰かが自分を選んでくれること」でしか成り立たない「絆」は、持続的なセーフティーネットには成り得ない。
だからこそ、糸状の「絆」ではなく、私たちが望まない人までひっくるめて拾い上げることができる網状の「制度」が、
日本社会には必要なのである。
たとえ誰にも選ばれなくても、すべての人が生きていくことができる社会を、2012年こそは。
http://blogos.com/article/28180/?axis=g:3


「無職は悪」という考え方が、働く人を死に追いやる
「日本には過労死するほど仕事があり、自殺するほど仕事がない」とは実に言い得て妙である。
なぜ死んでも働かなくてはならないのか。
なぜ仕事がなくて死ななければならないのか。
全ては、「無職は悪」とする意識、風潮、空気、コモンセンスに起因する。
何かの縁でこのページをご覧になった人は、ぜひ「無職は悪」という考えを捨てて欲しい。
より多くの人が「無職は悪」という考えを捨てることが、「無職の何が悪い」と堂々と言える世の中にすることが、人の命を救うことにつながる。
皆、無職になるのが怖い。
それは単に収入が絶たれることのみならず、「失業者」「無職」のレッテルが、まるで犯罪レベルで白眼視されるからだ。
それまでどんなにきちんと働き品行方正であっても、無職になった途端、落伍者扱いだ。
成人男性の場合は、平日日中に街を歩くだけでも犯罪者扱いされかねない。
だから、たとえ残業代が出なくても、雇用主に嫌われないように、ひたすら働き、辞めることも出来ず、体を壊して、死ぬ。
給料が安く長時間労働でも、明日に希望が持てぬまま、何のために働いてるのかわからなくなりつつも、辞めることも出来ず、精神も病み、死ぬ。
転職をしようにも、働いてみるまで今より条件がいいかどうか分からない。
もし転職に失敗したら、無職になったら、そう思うと転職も出来ず、悪条件で働き続けて、死ぬ。
履歴書に無職期間があると再就職もままならず、無職ではアパートも借りられず、住所がないと生活保護も水際作戦で食い止められ、死ぬ。
だから新卒で一流企業に入ろうと必死にシューカツするも、学生より職のほうが少ないわけで、
それがかなわず未来永劫労苦が待ってるとわかれば、絶望して、死ぬ。
無職は悪いことではない、という認識が広まれば、これらの命は救えるのだ。
「俺が死ぬ思いで働いてるのに無職の人間のことなど知るか!」などと言うなかれ。
無職の人が安心して暮らせるようにすることで、今死ぬ思いで働いてる人を救うことにもつながるのだ。
なぜならば、今、職がある人も、無職が無職として暮らせることで、自身も「好きな時に退職できる」
というオプションを手に入れることが出来るからだ。「嫌なら辞める」ことができるようになるからだ。
そうすれば、必然的に、自らの待遇を改善につなげることができる。
それこそ、嫌ならやめればいいのだから。
シューカツ地獄、過労死過労自殺(強制労働による殺人)、残業代不払い(サビ残)、ワーキングプア、パワハラセクハラ、
その他もろもろ劣悪な就労条件、これらは、「嫌なら辞める」ことができるようになることで、改善につなげることができる。
だから、今働いて、苦しんでる人のためにも、無職の人が安心して暮らせるようにしなければならない。
そのための第一歩は、「無職は悪」という認識をなくすことだ。
海の向こうのリーマン・ショックで、ついこないだまできちんと働いてた人が、ホームレスになったという現実を思い出して欲しい。
誰もが知る一流企業が続々と「リストラ」を行い、多くの人達が職を失ったことを忘れないでほしい。
無職は、だれでもなりうるのだ。
だからこそ、無職の人が安心して暮らせる社会にしなければならない。
台風の時に命がけで出社したり、駅の飛び込み自殺で人の命より電車の遅れを気にするような生活は、もう終わりにしようではないか。
http://blogos.com/article/27946/?axis=p:3

>今働いて、苦しんでる人のためにも、無職の人が安心して暮らせるようにしなければならない。

同意同感。

著作家・会社経営者の小飼弾氏のひそみをまねますと、「働かざるもの飢えるべからず」ですね。
安心して暮らせるようにするための具体的な仕組みとして、
ベーシックインカムや負の所得税といった基本所得保障制度の導入を!


03. 2012年1月12日 14:51:19 : qMPYLdmdgc
絆(きづな)を一度、辞典で引いてみな。

たとえば広辞苑にはこう書いてある。

絆(きづな)とは、犬や牛を縛り付けておく綱や鎖のこと。

サマセット・モームの作品「人間の絆」という小説があります。著名な世界文学です。
この作品は、人間を縛り付け、奴隷/家畜状態にするしがらみを、主人公が断ち切っていく教養小説だそうです。

原題は、「Of Human Bondage (邦題: 人間の絆)」

絆を英語にするとボンデージ。奴隷を拘束するための衣服のことです。


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