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内閣改造の報道から見えるもの
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2012年01月09日 天木直人のブログ 天木直人のメールマガジン2012年1月9日第25号
内閣改造の動きをいちはやく報道したのは、1月7日の産経新聞の
「13日に内閣改造方針、山岡・一川両氏更迭へ」と見出しを打った
スクープ報道であった。
7日の新聞では他にも内閣改造の動きを報じるものはあったが13日
という日を特定して報じたのは産経新聞だけであった。
その後各紙は8日になって一斉に内閣改造は避けられないと報じ始め
たが、ここでもやはり8日の産経新聞がひとり山岡国家公安委員長の
後任として平野博文国対委員長、一川防衛相の後任には羽田雄一郎
参院議員が有力だ、などといち早く報じた。
そして昨日(9日)の野田首相の内閣改造宣言である。
産経新聞のスクープ報道からわずか1日後の1月8日、野田首相は
訪問先の福島県南相馬市で記者団から問われ、あっさりそれを認めた。
そしてこの野田首相の内閣改造宣言を1月9日の各紙が一斉に報じた。
これで決まりだ。
今度の内閣改造劇については産経新聞が群を抜いて先んじた。
しかし、このメルマガは産経新聞を褒め讃えるだけが目的ではない。
一連の内閣改造報道を通じて見えてきた野田政権のいい加減さを
痛罵したいのである。
一つにはなぜ今になっての内閣改造かである。
昨年の12月に一川、山岡両大臣の問責決議が可決された時点で
更迭は必至であった。彼らはまともな仕事ができない死に体であった。
野田首相が本気で仕事をするつもりならばその時点で更迭、ないし
内閣改造を行なって一連の防衛問題や北朝鮮問題などに真面目に取り
組むべきだった。
それをせずに「良くやっている」と仕事を彼らに丸投げし、その裏で
すべてを官僚にまかせて次々と重要な決断をした後で、年が明けたら
国会対策として内閣改造を行なう。
これほど政策を軽んじた政権はない。国民を馬鹿にした首相はいない。
政策よりも政局を優先した内閣はない。
二つ目は野田民主党政権の人材不足の露呈である。
取り沙汰されている新閣僚候補者は産経が報じた平野博文国対委員長、
羽田孜元首相の世襲議員である羽田雄一郎議員のほかに、城島光力幹事長
代理、三井わき雄、北沢俊美前防衛相、小川勝也前副防衛相などが取り
沙汰されているという。
気の遠くなるような陳腐な顔ぶれだ。野田民主党政権にいかに人材が
いないかということである。
三つ目は、そしてこれが一番驚いたことであるが、多くの閣僚がこの
時期に無用な外遊をしていた事がばれたことだ。
外遊は何も玄葉外相だけではなかった。
一川大臣のモンゴル訪問、古川国家戦略相の訪米、枝野経済産業相の
インド、タイ、ミャンマー訪問、ほかにも平岡法相も外遊検討中である
という。
なぜこのような外遊が明るみに出たかと言えば、藤村官房長官が6日、
閣僚に対して外国出張の日程を繰り上げて13日の閣議までに帰って来い
と指示したからだという。
緩みきったどうしようもない無駄遣い内閣である。
◇
首相、13日に内閣改造 消費者相に平野博文氏起用へ
http://www.asahi.com/politics/update/0108/TKY201201080274.html
2012年1月9日3時0分 朝日新聞
野田佳彦首相(民主党代表)は8日、全閣僚に13日の閣議出席を指示したことを明らかにし、「しっかりと態勢を作っていく意味で集まってもらう」と述べ、13日に内閣改造・党役員人事を実施する意向を表明した。福島県南相馬市で記者団に語った。山岡賢次消費者相兼国家公安委員長の後任には、平野博文国会対策委員長を起用する見通し。
首相は山岡氏とともに参院で問責決議を受けた一川保夫防衛相も交代させる方針。平野氏の後任には城島光力幹事長代理の起用を軸に調整している。23日か24日に召集する通常国会で消費増税法案を成立させるため、政権の態勢を強化するねらいがある。
首相は全閣僚に13日の閣議出席を求め、閣議に個別案件を提出しないよう指示。一川氏はモンゴル訪問の予定を1日早めて12日に帰国する。古川元久国家戦略相も11日からの訪米のとりやめを検討している。
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