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日本の二大政党制の危うさの原因は国民目線の喪失にある。(日々雑感) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo124/msg/542.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 1 月 09 日 09:27:16: igsppGRN/E9PQ
 

日本の二大政党制の危うさの原因は国民目線の喪失にある。
http://km2295.iza.ne.jp/blog/entry/2562767/
2012/01/09 07:14  日々雑感

 かつて自民党政治が売りにしていたのは「経済成長」だった。戦後復興から産業の立て直しと輸出産業の振興にあらゆる力を結集して国民総所得を肥大化させた。その際力を発揮したのは経産省や国交省などの産業基盤を支える官庁と官僚たちだった。その努力の結果日本は経済大国として戦争で徹底的に破壊された廃墟から甦った。

 しかし過ぎたるは及ばざるがごとしという。経済規模が巨大化するのと軌道を一にして、許認可権限を握る官庁の利権構造も目に余るようになってきた。かつては高効率的だった制度事業が非効率と高コストの権化と化し、利権の巣窟と化した。国民経済に寄与した産・官・学総掛かりの産業構造はいつしか「利権ムラ」と化して、産業振興に寄与しないどころか国民経済にとって弊害をもたらすようになった。格好の例が地域独占によって守られ巨大権益化した電力事業者と原発と経産省の関係だ。

 国民は子細な検証はしていないまでも皮膚感覚として、巨悪な利権構造の頂点に霞ヶ関の官僚たちが君臨しているのを知っている。霞ヶ関が国会議員たちも巻き込んで利権構造の腐臭ふんぷんたる官僚たちのための政治を展開している現実に気付いている。だから官僚たちの利権の源泉たる制度事業に乗らない国民への直接支給の子供手当や農家戸別補償や高速道路利権構造そのものを破壊する高速道路無料化などを2009マニフェストに掲げた民主党に政権交代させた。国民の選択は決して間違っていなかった。本来なら民主党政権によって官僚たちの肥大化した利権構造が削ぎ落とされ、官僚組織や外郭団体がスリム化されて数十兆円規模の歳出削減による2009マニフェストを実行する財源が捻出できるはずだった。

 それが国民の望む二大政党制政治だった。自・公が官僚体制擁護勢力なら民主党は国民政党として対立する政策を掲げて切磋琢磨するのが国民の望んだ最も望ましい政党政治のあり方だったはずだ。

 しかし、それを徹底して破壊したのは検察と司法当局だった。つまり官僚たちが先手を打って小沢氏の元秘書の犯罪をでっち上げ、大手マスコミを使って小沢氏を誹謗する「政治とカネ」なるプロパガンダを連日連夜したり顔をしたテレビ報道番組やお笑い番組の出演者たちの口を使って流し続けた。それにより小沢氏はいわれなき「罪」を問われる立場に貶められ、官僚たちは秘かにほくそ笑み、二大政党制は形骸化してたちまち民主党は第二自民党と化した。完璧な官僚内閣制政権が確立してしまった。国民が願った民主党政権とは似ても似つかない菅政権とそれに続く野田政権による悪夢が演じられているのを国民は呆然として眺めるしかない。

 こうした状況を指して「この国に二大政党政治は不可能だ」などとほざく評論家は余りにも酷い曲学阿世の徒といわざるを得ない。司法官僚たちによって党代表が人身攻撃され、大手マスコミが徹底して世論誘導する様を目の前にして、殆どの国会議員の足が竦んでしまい、自己保身から正常な判断能力を停止してしまった。少しでも良識があり「法と証拠」に基づく実証主義刑法を学んだ者なら、司法当局の暴走に国会議員として警鐘を鳴らすはずだ。しかしその声は極めて少数の国会議員の口でしか語られていない。

 ジャーナリストやマスコミ関係者に到っては惨憺たる有様だ。真実を追求するというよりも「小沢氏=悪」という図式の前提に立って国民世論を誘導する立場を殆どの者が取り続けている。この国の司法と大手マスコミの在り様は中世魔女狩りの時代さながらだ。沈黙を決め込んでいる法学者や法曹界は恥を知るべきだろう。そして官僚たちの下請けとなり、国民経済無視の増税・負担増へせっせと邁進している政治家諸君は初志を忘れたご都合主義の自分自身の姿を鏡に映してバッジを外すことだ。あなた達がこの国の政治を担うには荷が重すぎたのだ。せいぜいが官僚たちの顔色を窺う茶坊主に過ぎなかったのだ。


 

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コメント
 
01. 2012年1月09日 09:29:05 : diXEJ9CwMY
■政権交代してわかったことは、
官僚支配が如何に強固であり、
これと戦って、マニフェストを実現するには、
政治側が頭脳(シンクタンク)と命がけの覚悟(逆らう奴はクビにする覚悟)を
持つことが必要だということだ。
でないと、官僚側の“ご説明”という名の高度な洗脳術、サボタージュなどに対抗することはできない。
(1)狡猾な官僚に対抗するには、官僚に対抗しうる政策立案能力をもったシンクタンクを持つこと。
これが一点。
(2)次に、マニフェストの実現に協力しない官僚のクビを切って、
マニフェストに協力する公務員や民間人を抜擢するという政治任用が必要。
これが二点目。

それがわかっただけでも、政権交代は正解だった。

■民主党政権の最大の功績は、日本の権力は我々が選ぶ政治家にはないとの事実を明らかにしたこと。
最大の罪悪は、選挙による政権交代という平和的かつ民主的手段で政治を変えるのは不可能ではないか
との疑念を国民に抱かせたこと。
選挙は傀儡選びにすぎない。
傀儡をせめても何も変わらない。
http://twitter.com/#!/namiheiAMURO/status/149859118813937664


さらにいうなら、選挙制度の抜本改革も必要だ。

今の選挙制度では、いくら分裂しようが新党つくろうが解散しようが何も変わらない。

小沢氏はこの20年近くの間、
新党を作っては壊し、作っては壊しの繰り返しだった。
新生党結党・解党、新進党結党・解党、自由党結党・解党、第三次民主党結党・・・。
しかし、この20年近くの間、「失われた20年」と呼称されているように
日本は悪くなる一方だ。
もう新党には幻想を持てない。
しかも、小沢氏は70歳。
今度こそ失敗は許されない。
行動に慎重になるのは当然だ。
人間には寿命があるのだから。

まず、新党結党の前に、民意を反映する比例代表制中心の選挙制度に変えるべきだ。


■いかにしてこの閉塞状況を打ち破るか。

ポイントは前述したシンクタンクと政治家の勇気(官僚のクビを切る勇気)に加えて、次の二つ。

(1)まず、第一は、選挙制度の抜本改革だ。
小選挙区制中心の選挙制度が1994年から導入されたが、
日本は繁栄するどころか、衰退の一途。
「失われた20年」と呼称されるよう14年間連続で、自殺者3万人超、
貧困率は増す一方。
他方、少子化は止まらない。財政赤字も増え続けている。

一人当たりの所得も高く、かつ幸福度も高く、
貧困率も低い北欧諸国やドイツに倣って、
比例代表制中心の選挙制度に変えるべきだ。

(2)第二に、衆参ねじれを解消することなしに、マニフェストの実現は不可能。
選挙制度の抜本改革を中小政党に約束すると共に、
これらの中小政党と連立し、マニフェスト実現の協力を取り付けるべきだ。

以上が閉塞状況を打ち破る解決方法だ。

政治家は、選挙制度改革に政治生命を賭けろ!
そして、政党は、官僚機構に対抗し得るシンクタンク(頭脳)を持て!
さらに、マニフェスト実現に抵抗する官僚のクビを切る勇気を持て!


02. 2012年1月09日 09:45:17 : oeGhyLS6h2
二大政党って言ったってさ、自民党と民主党は お 仲 間 だから・・・

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