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野田首相の深刻な症状 こんな時になぜ増税なのか
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2012/1/7 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
彼にやらせていたらヒトラーや東条と同じ病人政権が国家を悲劇にする
なんだか世の中、「財政破綻回避のためには消費税増税やむなし」のムードにされているが、ダマされちゃあいけない。こんなのウソ八百だ。
大震災を千載一遇のチャンスとして増税をもくろむ財務省の狙いは、いうまでもなく省益。握れる予算を増やし、天下り先を温存したいだけだ。経済界は、戻し税をフトコロに入れる狙いもあるが、本線は法人税減税の財源に消費税を充てたいだけである。その財界スポンサーの金魚のフンとなって増税の推進役を買って出ている大新聞。みんな個利個略なのだ。
だいたい、「財政再建のため」だの「第2のギリシャ化を防ぐ」なんて理由からして大違い。サカサマだ。
経済アナリストの菊池英博氏が言う。
「こんなデフレ不況の中で大増税なんてやったら、消費が冷え込み、逆に税収が一気に落ち、財政悪化、財政危機に拍車をかけてしまうだけですよ。それは過去の歴史が証明していて、15年前の97年、当時の橋本内閣が消費税3%を5%に上げ、特別減税を廃止して国民に年間9兆円の負担増を強いた。どうなったか。株は暴落し、消費縮小が起こり、すごい景気後退を招いた。この年、GDPは23年ぶりのマイナス成長でした。だから増税しても、税収は増えるどころか、減ってしまった。拓銀や山一が破綻する金融不安まで招き、以降、この国は深刻なデフレ不況に突入してしまったのです。今回だって97年の二の舞いになるのは目に見えています。いや、あのとき以以上にひどいことになります」
消費税増税は社会保障費に回すと野田政権は言っているが、税収が落ちたら、回すもヘッタクレもない。
それを承知で、大新聞などは毎日毎日、「ツケを子や孫に回すな」とデマを飛ばしているのだから罪深い。
◆ほかにやるべきことが山とあるのによりによって大増税
それにも増して問題なのは野田ドジョウ首相だ。政治家たるもの、バランス感覚や複眼的な思考が不可欠。この世界的経済危機の中で大増税を進めれば日本の景気にどんな悪影響があるか。それを考えれば、財務省や財界に振り回されることはないはずなのに、ナント先頭に立って大増税に入れ込んでいる。そこが理解できない。
他に仕事がないのならともかく、いま野田政権がやるべき緊急課題は他にいっぱいあるだろう。企業を苦しめ、産業空洞化と雇用悪化を進めている超円高の対策はどうするのか。日銀を動かして、大胆な金融緩和で円安にもっていく政策になぜ本腰を入れないのか。底ナシの株安も放置のままなのか。
野田が首相就任直後にホザいていた「被災地の復興と原発収束が最優先課題」の公約はどうしたのか。業者と役人と自治体に任せっぱなしで終わりなのか。放射能封じ込め、脱原発エネルギー政策は進めないのか。被災民は半殺しのままか。
外交だって、北朝鮮との関係修復のチャンスなのに、何もしないから、中国・ロシア・韓国に揺さぶられて領土をいいように占領させている。いま首相が陣頭指揮する政治課題は山とあるのだ。
それなのに、よりによって経済危機と財政破綻を呼び込む大増税に目の色を変えているのだからアタマは大丈夫かと思えて仕方ないのだ。経済評論家の杉村富生氏が「増税と歳出カットで財政再建を成し遂げた国は古今東西ない」と断言したが、そういう常識も耳に入らないとなると重症だ。
野田は最近、「ネバーネバーネバー ネバーギブアップ」の「不退転の決意」で「大義があることを伝えていけば局面は変わる」なんて大げさなことを言い始めている。これはもう完全に妄想に取り付かれている証拠。精神の病、パラノイアである。
「強固で体系化した妄想が持続するもの」「ひとつのテーマの妄想をもとにして、周囲の出来事をどんどんそれに関係づけていき、妄想が広がっていく」「妄想以外では、話はまとまっており、普通に生活をしていることが多い」――辞書などにはパラノイアの解説がこう載っている。野田の言動とピタリ一致だ。国のトップがパラノイア。これはやばい。
◆パラノイア首相を野放しにしておいたら大戦の二の舞いだ
「野田首相はもう正常の思考力を失っている。そう考えるしかありませんね。思考回路が、増税だけに向かっている。財務省、財界、メディア、アメリカなど自分を支える強いものに気に入られようとして、さらに突っ込んでいく。だんだん選択肢がなくなり、国民生活のことも眼中にない。これは70年前の開戦前夜の官邸と変わりありませんよ」
筑波大名誉教授の小林弥六氏(経済学)がこう言った。
国力・軍事力で圧倒的に勝る米英を敵に回して戦争をしても、勝ち目はない。国が滅びるのは目に見えている。だが、東条英機は戦線拡大で動く陸軍にも、開戦を叫ぶ扇動メディアや大衆にも、いい顔をしているうちに引っ込みがつかなくなって開戦へ踏み切った。それで日本は200万人以上が戦死し、焦土と化したわけだが、状況はいまも同じというのだ。
「はたから冷静に見れば、世界同時恐慌の中で大増税に踏み切ったら国が滅びるのは明らかなのに、どんどん自分の考えだけに凝り固まっていく。ここで増税を決めないと日本の将来はないと、勝手に成功のストーリーをつくりあげて、硬直化していく。わが身かわいさで開戦を決めた東条と野田首相は同じ思考回路。非常に危険です。国民は本気で野田降ろしを急ぎ、食い止めなければいけません」(小林弥六氏=前出)
野田のしゃべりや人柄だけ見ていると、一見まともで体系立って財政のことを考えているように見えるが、それがパラノイアの特徴だ。ヒトラーも口は達者だった。だが、大本がイカれて狂っている。そこが問題なのだ。このままだと東条やヒトラーの破滅政権と同じ道に引きずり込まれる。政官財・報道に、世論まで一体化してしまったら、また悲劇の繰り返しだ。
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