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「本田勝一」にまで見透かされたアメリカは、世界に対する責任を自覚出来るのか?(晴れのち曇り、時々パリ)
http://www.asyura2.com/11/senkyo124/msg/491.html
投稿者 元引籠り 日時 2012 年 1 月 07 日 21:44:36: dkOnWN./sADdA
 

アメリカ合衆国という存在が、人類の最後の2世紀に於ける癌であった。

他民族の侵略と、他民族への一方的価値観の押しつけと、他民族からの搾取だけで、存在し、膨張し続けて来た。


その間に、世界中で滅び去った民族から、国家を失った民族、同胞同士で殺し合う様な環境に追い込まれて来た民族は、枚挙にいとまが無い。

その一方で、一見「光り輝く豊かな物質文明」と「民主主義に依る市民生活のモデル」という偶像を造り上げ、世界中の多くの民族の目を欺き、憧れを植え付け、価値観の多様性を奪い去り、多くの民族固有の経済的自治までも破壊して来た。


断っておくが、これは<国家>としての、『アメリカ合衆国』という存在の事を言っている。

個人的に、個々のアメリカ人達には、怨み等は何もない。

個人的に知り合って、尊敬したアメリカ人も居た。

今でも、マイルス・デイヴィスが大好きで、クライブ・カッスラーやトム・クランシーの作品は、欠かさず読んでいる。

つまり個人的に、アメリカ文化は、決して嫌いでは無い。

しかし、ここ二百年の、世界に繰り広げたアメリカの行為は、その<存在>自体が犯罪と言っても、過言では無いと思っている。

この事は、事有るごとに繰り返して来た。

そして、<あの>『本田勝一』が、まさにその「アメリカの側面」を激白していた。

それ程長文では無いので、以下に全文を転載する。

▶【本多勝一の風速計】 侵略で“発展”した国は今……(週間金曜日見出し)

>来年は合州国の大統領選挙があります。他国の大統領だの首相だの以上に注目されるのは、いうまでもなく世界諸国の中でも(今のところ)最も影響力があるからですが、合州国がそうなったのは歴史上では比較的“最近”のことと言えるでしょう。ジョージ=ワシントンが初代大統領に就任した一七八九年から、今年でまだほんの二二二年なのですから。

>でも、その「ほんの二二二年間」に、合州国は何をしてきたか。初代大統領ワシントンがまずやったことは、当時まだ大西洋岸ぞいの東部平地が主たる領域だった独立前の合州国から、アパラチア山脈を越えて先住民族諸国(マイアミ・ショーニー・モヒカン・デラウェアなど)を侵略する“討伐”戦争でした。それは一八九〇年の「ウンデッドニーの虐殺」まで約一〇〇年間つづいて、合州国の版図は太平洋岸に達します。

>しかし侵略はそのまま東へと続いて八年後のハワイ併合(一八九八年=明治31)、フィリピンの大虐殺(一九〇一年=明治34)、沖縄本島での全住民の三分の一(一五万六〇〇〇人)殺害と、東京大空襲や広島・長崎への原爆による無差別大虐殺(一九四五年=昭和20)。その数年後(一九五〇年=昭和25)から朝鮮半島で行なわれた大戦争で、直接間接に五〇〇万人近い朝鮮人が殺されます。

>けれども朝鮮戦争は、合州国にとって初めて「勝てなかった」インディアン戦争でした。その停戦から一〇年とたたぬうちに、ケネディ大統領によるベトナム介入です。これで合州国は、建国以来初めて敗戦を喫するに至り、一九七五年(昭和50)のサイゴン陥落と惨めな米軍脱出・敗走に到ります。(現役の新聞記者だった私にとって、ベトナム解放戦線従軍やサイゴン陥落取材は実に幸せな仕事となりました。)

>そして今。オバマ大統領が再選を狙う来年の大統領選まで、あと一年です。今月六日の『朝日新聞』朝刊は「2012米国大統領選 沈みゆく社会」と題して、伊藤宏・望月洋嗣・田中光の三記者による「夢が見えぬ格差の国」を報告しています。

>要するにアメリカ合州国の近現代史は、暴力と搾取による侵略で“発展”してきたものの、ベトナム敗戦(侵略失敗)を機に侵略による“発展”ができなくなった結果として、今の「沈みゆく社会」があるのではありませんか。
【週間金曜日11月25日号/1月5日(木)18時9分配信】


ベトナム戦争以後が、余りにもはしょり過ぎている不満は有るが、「彼がそんな事を書いていいのか」と言える程に、問題点をかなり正確に書き表している。

そうなのだ。

彼等『アメリカ合衆国』という国家は、総て<他民族>と<他の国家>とを侵略する事で、その存在を維持して来た。


当然、他民族を支配する為には、強大な軍事力が必要とされる。

その、強大な軍事力を持つ為には、最先端の兵器開発技術が必要であり、その開発を維持、継続する為の、人的物的可能性が無ければならない。

その為に、経済力を高める為にも、侵略が必要であり、その結果がもたらした経済が、兵器開発とその生産とを、裏付けた。

産学軍が一体となって「財」を形づくり、国家を維持させるシステムが確立した。

そして、彼等の経済システムは「軍事力」の維持とその行使によって、賄われるのだ。

その為には、定期的に侵略が必要であった。


好循環か。
アメリカにとっては。

悪循環か。
他の国の人々にとっては。


更に言えば、『南北戦争』という同士討ち以外に、彼等にとって自国の領土、しかも<本土>以外での戦闘経験は、皆無であったのだ。

911までは。

『パール・ハーバー』は、本土では無い。
侵略で得た征服地にすぎない。


あの、所謂『同時多発テロ』に於ける三千名弱の犠牲者の方々には、心からのご冥福を祈るのみ。

しかし、歴史的観点でいえば、たかだか三千名弱の犠牲に「慌てふためき」世界の諸国を「対テロ」戦争なる「過剰防衛政策」への同調を強要し始めたのだ。

建国以来、自分達の頭上から「爆弾」が振って来る恐怖を、自分達が経験した事が無かった。

それまでは他人の頭上には、平気で爆弾を雨あられと降り注がせて来たにも拘らず、である。

ベトナム侵略での「始めての敗戦」に懲りる事無く、世界中で繰り広げて来た、「アメリカ世界戦略」という征服の哲学は、この『911』によって完全にヒステリックに発酵し、いよいよ見境が無くなっていった。


空港で、重大犯罪人扱いの如き「身体検査」をされる様になったのも、液体やクリーム状の物を飛行機の機内に持ち込めなくなったのも、総て911以後の、アメリカの恐怖心から世界中に強要され始めた、不便さなのである。

自分達が、世界の各地で「どれほど嫌われていたか」を悟る代わりに、イスラムやその他「理解出来ない価値観」を持つ者を、無条件に敵扱いして、事態を増々泥沼へと導いて行った。


戦争行為に於いて「非戦闘員」は標的にしないという、歴史的ルールを平気で破る様になったのも、アメリカである。

都市部を絨毯爆撃し、20万人以上を僅か数時間で虐殺した『東京大空襲』と、規模のほとんど変わらない空襲を、日本は一体幾つの都市が受けた事か。

挙げ句の果てには『原子爆弾』と『プルトニウム爆弾』とを、人間に対して使用した。

日本が、戦争遂行能力を既に喪失していた事を、知っていながらである。

第二次大戦の途中から台頭して来た『ソ連』への戦後対策の為の<実験>として。

▶<米新国防戦略>「二正面作戦」見直し アジア重視を明確化(毎日見出し)

>オバマ米大統領は5日午前(日本時間6日未明)、国防総省で演説し、国防費削減に対応するための新国防戦略を発表した。米軍が約20年間にわたり維持してきた二つの紛争に同時対処する「二正面作戦」遂行の態勢を見直し、イラク駐留米軍の完全撤収とアフガニスタンからの段階的撤収を受けて大幅に地上戦力を削減。地域別では、安全保障上の脅威が軽減している欧州や中南米の戦力を削減し、中国の軍事的台頭を見据えたアジア・太平洋地域重視の方針を改めて明確化した。

>米議会は昨年8月、総額2兆5000億ドル(約192兆円)の財政赤字削減を目指す法律を成立させた。今後10年で国防費約4900億ドルを削減する必要が生じ、国防戦略見直しが進められてきた。

>新国防戦略ではこのほか米軍の接近を阻止する能力を持つ国家に対抗する「ジョイント・エア・シー・バトル」(空海統合戦略)構想を推進するため、空、海軍の大幅削減は避ける。
【毎日新聞/1月6日(金)9時10分】

そして、さすがの彼等にも「戦争に依る経済発展」に、行きずまりが訪れたのだ。

当然、自分達の経済は温存したい。
メンツも守りたい。

それでも、イスラエルは護りたい。


▶EU、原油禁輸に合意 経済は疲弊、焦るイラン(産經見出し)

>欧州連合(EU)がイラン産原油禁輸で原則合意したことで、イランはEUに代わる輸出相手を探す必要に迫られる。一方でイランは最近、新たな制裁が発動されれば、中東地域の主要な原油供給ルートであるホルムズ海峡を封鎖すると繰り返し恫喝(どうかつ)し、禁輸措置回避へ焦りの色を濃くしている。

>米欧は禁輸への協力を求めて各国への働きかけを強めており、イランが新たに大口の輸出相手国を確保するのは容易ではない。外貨収入の約8割を占めるとされる原油輸出が滞れば、すでに国連安全保障理事会による4度の制裁決議で打撃を受けている経済がさらに疲弊するのは必至だ。
【産經新聞/1月6日(金)7時55分配信】


国際的友好関係と言う物には、本音と建前とが、必ず存在する。

右手で握手しながら、左手に握ったナイフを背後に隠して、笑顔で語り合うのが、『外交』というものである。

外交関係は、『性悪説』で成り立っている。

当たり前だ。

他国を100%信じて、ドアの鍵を渡してしまう事等、あり得ない。


ただ、日本と言う「特殊な国」を除いては。。。


そう言えば「小泉純一郎」なる総理大臣が居た。

かれは、あらゆる日本の富をアメリカに提供しようと試みた。

国民の郵便貯金から、雇用制度や医療その他の社会制度など、あらゆる「日本的なるもの」の、アメリカが欲しくて仕方なかった物を、明け渡そうとした。

ほぼ、成功したとも言えるだろう

その小泉某が言った台詞。

『普通の国、日本』

まったくもって言葉は遣い様である。


その、最終結論として野田佳彦が総てを捧げ尽くそうと、『大局に立って』邁進している。


『ご主人様』は、お疲れになっている。

今までの<軛>から、自らの意思で解き放たれるチャンスなのだ。

それにも関わらず、財務官僚は「野田佳彦」という無能な総理をやすやすと操って、わざわざ<鎖の輪>を自分から十重二十重に、自らに巻き付けて「忠誠を示そう」としているのだ。

▶日本の二枚舌外交に米は“何だあの野郎と思う”と小沢氏指摘(ポストセブン見出し)

>(渡辺乾介)特に民主党政権で目立つのは、国際公約を乱発する手法です。国際交渉の経験がない人ほど外圧を怖がって、その場しのぎの発言をしている。

>(小沢):TPPや消費税増税の話ですね。普天間の問題だって、もう15〜20年ぐらいになるでしょう。その間、日本は問題を解決する方法を何も提示していない。だから、アメリカだって頭に来るに決まっていますよ。

>海兵隊は撤退してくれ、沖縄のきれいな海は埋められませんというのは当然です。そのかわり、撤退することで生じる(日米安保の)空白はどうするのかを議論しなきゃ解決できない。日本ができることはやりますといわなければならない。

>沖縄は日本の領土じゃないですか。極東の安全と対中脅威論からいえば、琉球列島は非常に重要な海洋線になる。そこは日本がちゃんと守りますといえばいい。それから、有事や非常時の情報収集やアメリカ軍との連携に必要な設備の設置とか、日米両国の世界戦略的な話をすれば、アメリカだって納得する。

>それを全然何もいわないで、何もかもアメリカにおんぶに抱っこしようとする。嫌なことは何もしたくないというのではだめですよ。
【NEWS ポストセブン/1月5日(木)16時6分配信】


そうなのだ。

自律した外交をするのが、主権国家というものだ。

そして、「自律した外交」を展開するには、歴史感と世界的視点とを持った、理念の有る政治家そ存在が不可欠なのだ。


残念な事に、そう言う人材は見当たらない…。

政権内部にも。
野党にも。

時だけは流れ、チャンスは過ぎ去り、事態は増々酷くなって行くのだろうか。
http://blog.goo.ne.jp/veritas21/e/e89cd0501af84b0eab1357256b22e6cf  

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コメント
 
01. 2012年1月07日 22:52:10 : u0fUP8zVTE
アメリカ発グローバルぜーション(新自由主義)を精算しよう。
道徳や良心の無い市場原理主義に任せてどうなったかアメリカを見れば良く分かる。
9.11の100倍替えしのアフガン、更にこじつけでイラク戦争を引き起こし何十万のイラク民と何千の自国の若者を犠牲にした。そして僅かな者が富みを占有し大多数は、貧困に喘いでいる。

我欲の塊でTPPを推進して何になる。自由貿易の相互恩恵などまやかしで、とんでもなく格差が拡大し、そして結果は、貧困と戦争。この様な世界は、悪魔しか望まないだろう。
地球にはもともと富みが有る。奪い合えば足りない。分かち合えば余る。と誰か言っていたがその通りだ。そろそろ真面目にやろうぜ!


02. 2012年1月08日 00:49:40 : TO06t7xNmM
日本が一番にしなきゃいけないのは
やっぱり人材の発掘か

なんとかマトモな人を一人でも多く見つけないとね


03. 2012年1月08日 01:13:03 : SzSQU0fir2
いつの日か天罰が下りますよ。因果応報。

04. 2012年1月10日 10:29:29 : JVrPLTta0k
アメリカ大陸土着民;インディアンの復讐が始まっている。
アメリカは生い立ちからして侵略者である。
この認識は、忘れないでおく必要がある。

韓国も国民殺された。
日本も、罪もない非戦闘員を原子爆弾で殺された。
ベトナム、イラク、アフガニスタン、、、今度はイランか?

経済搾取で殺された国もある。
タイ、マレーシア、インドネシア、韓国、日本、、、アジアの金融危機。
今は、ヨーロッパを標的にしている。

イエスキリストはどのようなお考えであろうか?
『こんな殺戮国家、破壊するしかない。
  オバマで終わりにしないと、、、、。』

アメリカとは、おつきあいしないが賢明かな?


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