http://www.asyura2.com/11/senkyo124/msg/427.html
Tweet |
http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/01/post_155c.html
新年最初の陸山会事件解説に当たり、田代政弘検事が石川ともひろ衆議院議員の取調べ報告書に「事実と異なる記載」をした事件で一言申し述べたい。。。
最高検察庁は、田代検事を逮捕するべきだ!!
皆さんもそう思うでしょ!
既に、同様の記事が阿修羅で報じられているが、私独自の視点で書いてみたい。。。
田代の言い逃れ・・・
田代政弘検事は、小沢裁判の第9回公判証人尋問で、石川ともひろ衆議院議員を取調べた際の報告書が、小沢氏の起訴を決定した東京第5検察審査会の審議資料として使われる事を認識していた旨『可能性はあると思っていた。』と証言した。
しかし、同報告書に「事実と異なる記載」を盛り込んだ事については、『思い出しつつ作成した。勾留中に話したことと記憶が混同していた。』と釈明し、「虚偽の認識」を否定した。
この田代の言い訳に信ぴょう性は無く、誰もが言い逃れをしていると感じている。田代証人尋問の後、最高検察庁が田代を処罰すべく動くのか否か注視していたが、一向に動く気配が無い。
最高検が検事の犯罪を見逃す事は許されない。。。
田代の行為は、一般によく言われる「公文書偽造罪」ではない。「公文書偽造」とは本物そっくりのニセ公文書を造ることであるが、田代は公文書に虚偽事実を盛り込んだのであるから、内容虚偽の公文書を作成したとして「虚偽公文書作成罪」に該当する。
この犯罪の決め手は「虚偽の認識の有無」である。
うっかりミスなら罪に問うことは出来ない。
田代は検事だ。犯罪構成要件は百も承知だから「記憶違い」で逃れようとしている。誰もがこの嘘を見透かしている。
この国の法律が全ての国民に対して平等に適用されるのであれば、当然、田代は逮捕されるべきだ。
田代が如何に弁解しても…、最高検は石川議員の場合と同様に、田代を逮捕・拘留して厳しく取り調べ、自白させるべきなのだ。
そもそも石川議員が、04・05年の陸山会報告書作成時の「虚偽の認識」を懸命に否定していたにも拘わらず、検察は、「事実と異なる記載」(期ズレ)があるとし、この記載が政治資金規正法21条1項の処罰対象である「虚偽記載」や「不記載」に該当すると断定し、強引に石川議員を逮捕・拘留・起訴した。
ところが、先般、私が総務省に対する異議申立書で明らかにしたように、陸山会報告書の場合、「事実と異なる記載」があったとしても、政治資金規正法31条が修正可能とする「形式上の不備」や「不十分な記載」と判断し、説明・訂正で済ませるべきであって、刑事裁判でのお咎め無しとする措置が正当だ。
石川議員ら元秘書3名は、逆さにひっくり返しても無実・無罪なのだ。。。当然、小沢氏の裁判は即刻棄却されなければならない。
詳しくは、異議申立書を見て欲しい…こちら 「igimousitate.pdf」をダウンロード
此れに対して、田代作成の石川議員取調べ報告書には、現実に「事実と異なる記載」が有るのだから、検事の職責の重さ、社会に与えた影響の大きさに鑑みても、最高検は田代を逮捕・拘留し、極めて厳しく過酷な取調べを課して然るべきだ。
田代は、それだけのことをしたのだ。。。田代の罪は重い。
何故? 最高検は国民からの批判を承知で動かないのか?
最高検は、小沢を追い詰める為に働いた田代を庇っている。。。
と考えるべきだろう・・・
最高検の指示で田代らは動いていた。。。そうでなければ理屈に合わない。
フロッピー前田が、『現場は厭戦ムードだった。』と言うように、田代ら現場の検事は検察庁幹部からの指示で厭々動いていた。。。驚いたことに、田代が検察審査会資料に自分の報告書が盛り込まれることを認識していたように、
検察庁幹部は、石川議員取調べ当時、既に、小沢一郎氏を検察審査会の決定で起訴に持ち込むことを目的としていたのだ。
本来、検察審査会とは、検察官の無能を証明する機関のようなものであるから、現場の検事としては面白くない。。。そうした現場の様子を言い表したのが、フロッピー前田の『厭戦ムード』証言なのである。
このように、言い逃れ田代とフロッピー前田の法廷証言を整理すれば、小沢氏起訴に至るまでの重要なポイントが浮かび上がってくる。
おさらいするが・・・
言い逃れ田代は、石川議員の取調べ報告書が小沢氏起訴に係る検察審査会資料となることを認識して作成していたことを認めたが、それは田代本人にとっては不本意であって、検察庁幹部の指示であったから厭々従っていた・・・
ということは、検察庁幹部は、小沢氏不起訴⇒検察審査会審議となることを完全に予定し、田代らに石川議員の取調べ報告書を作成させるなどして、小沢氏が不利となる検察審査会審議資料を準備していたことになる。
こうした状況から、やはり、検察庁幹部が小沢氏を告発した市民団体と気脈を通じていたことが、極めて明瞭に理解出来るのであって、
当初の小沢氏告発にも検察庁幹部の意向が働いていたと考える以外ない。
次に、検察審査会事務局の人事権を握っている最高裁事務総局との関連に着目したい。。。
検察審査員は素人だ。素人審査員が国の行く末を左右する小沢氏の起訴審議に臨むにあたり、全ての資料を揃えるのが検察審査会事務局職員であり、資料説明も同職員が務める。。。そして、その資料には、言い逃れ田代が作成した内容虚偽の石川議員取調べ報告書が含まれていたことが、ようやく分かった。
そうであれば・・・
最高裁事務総局から選抜された検察審査会事務局の職員が、素人審査員の心証を左右することなど赤子の手をひねるよりも容易い。
最高裁事務総局と最高検察庁は、判検交流で仲間意識が強い。。。最高裁は、最高裁判事の人事権を内閣総理大臣に握られており、最高検察庁には自民党政権に検察裏金事件を握り潰してもらった負い目があった。
戦後、長く続き過ぎた自民一党支配下で最高裁・最高検の権威は既に崩壊していたのだ。腐りきった自民党の腐臭に触れ最高裁・最高検も腐敗し、これら腐った三者の連携プレーで、小沢氏は「予定通り」起訴されたと言ってよいだろう。
政権交代直前の09年3月3日に発生した陸山会事件が、政治弾圧目的の国家犯罪的冤罪事件であったことが確認出来た。。。
最高検察庁は、最高裁事務総局と結託し、麻生内閣の森英介法相による指揮権発動をもって圧力を受け、小沢氏を起訴に持ち込む苦肉の策として検察審査会制度を悪用していたのだ。最高検が言い逃れ田代の逮捕に動けない理由は・・・田代を犯罪に駆り立てた張本人が最高検だからだ。
そもそも、地検が国会議員逮捕に動くためには、高検・最高検幹部の了承が要る。東京地検特捜部だけの判断では、石川議員を逮捕・拘留して追い詰めることは出来ない。。。
つまり、最高検は、石川議員を逮捕する時点で、小沢氏の不起訴⇒検察審査会の起訴議決を視野に入れ、検審資料に有利な材料を揃える目的で前田や田代ら現場の検事に『小沢が不起訴となっても検察審査会がある。小沢が不利になる証拠を揃えろ!』とハッパをかけていたのだ。
現場の検事らは、上層部の醜い姿に辟易として厭戦ムード漂う中、不本意な仕事をこなしていたのだ。。。それが彼らの出世に繋がると信じて・・・
結果、現場はラフになり、無実の石川議員を逮捕・拘留したうえ、女性秘書を軟禁するという拷問に等しい取調べを強行し、無理やり起訴にこぎ着けたのだ(石川議員は一審有罪で控訴中)。
陸山会冤罪事件の黒幕は、判検交流を取り仕切り、この国の司法を牛耳る最高検察庁―最高裁事務総局ラインだ。
司法機関トップが冤罪をつくる。。。なんともばかばかしいが、此れがこの国の現実である・・・
直近の課題として、最高検が田代を挙げなければ我々国民が黙ってはいない。最高検は、田代を挙げれば小沢を取り逃がす事になると考えているのだろうが、考えようによっては・・・
「トカゲの尻尾切り」(田代逮捕)で陸山会事件に決着を付けることが出来るチャンスだ。。。妥協できるのか?此処は最高検にとっても正念場だ。恐らく、水面下で激しい駆け引きが繰り広げられていることだろう。
今我々がいるこの時は、まさに天下の分かれ目だ。
さて・・・ 我々国民はどうすべきか・・・
とにかく此処に力を集約して田代と最高検を追い詰める必要があるだろう。。。最高検に対し、田代逮捕を求めて集会を開き、デモ行進をし、電話をかけ、文書で抗議するのだ。。。田代の罷免を求める検察官適格審査会への請求も必要だろう。
そして小沢さんを励ますのだ。
負けるな、頑張れと・・・
新年最初の小沢一郎支援、【1月10日(火)9:30〜東京地裁前で証人尋問に向かう小沢さんに声援を送る活動】は、良い契機になるだろう。
詳しくはこちら・・・ http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/01/110tv_6e44.html
いつまでも最高検が動かなければ、田代の告発状を最高検に提出し、これが不起訴とされたならば、検察審査会への請求を出さなければならない。。。それが国民の権利だ。
誰もやらないならば私がやろう。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK124掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。