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◎消費税政局で民主政権存亡の攻防へ (永田町幹竹割り) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo124/msg/422.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 1 月 05 日 08:40:18: igsppGRN/E9PQ
 

◎消費税政局で民主政権存亡の攻防へ
http://thenagatachou.blog.so-net.ne.jp/2012-01-05
2012-01-05 06:57 永田町幹竹割り


 太筆書きで展望するなら今年の政局は、民主党政権が野党の攻勢と内乱で危急存亡の事態に直面するということだ。内閣不信任案可決なら首相・野田佳彦はおそらく解散・総選挙に踏み切らざるを得ないだろう。どうしても消費増税法案を通すなら話し合い解散しか手はない。しかし選挙に勝つ展望はゼロに等しい。政局は大展開して自民・公明両党を軸とした政権に復帰する公算が大きい。

 4日の記者会見で野田は高揚感あるトーンで、チャーチルの言葉を引用して「ギブアップ」(屈服)しない姿勢を打ち出したが、状況をよく掌握していない。案の定、野党は総反発だ。ただでさえ激突含みなのに、簡単に与野党協議が動くとみる方が甘い。当面の展望を切り開くために野田は、月内にも内閣改造に踏み切らざるを得まい。防衛相・一川保夫と消費者相・山岡賢次に対する問責決議問題がペンディングになっているからだ。このままでは通常国会の日程協議にすら入れない。消費増税法案をめぐる与野党協議など不可能に近い。両相を事実上更迭することしか道はないのだ。改造して通常国会の開会にこぎ着けるしかない。更迭せずに中央突破なら、確実に行き詰まる。

 しかし通常国会では、野田が「不退転の決意」で取り組むことを公言した消費増税が、野党の反対と与党内の造反で、激動要素として存在し続ける。いやしくも本質的には政党交付金目当てで民主党を離党して新党を作った議員らが4日、「新党きづな」を届け出たが、薄汚い上におこがましい。「きずな」は大震災からの復旧・復興を目指す神聖なる合い言葉だ。今後受け皿的に若干増えるかも知れないが、罰が当たって選挙で雲散霧消する。

 こうした中で消費税政局は、野田政権に第一波と第二派の危機をもたらすだろう。第一波は3月末、それで打開しなければ第二波が6月末に襲来する。3月末危機は何故起こるかというと、野田が公約した消費税法案の同月提出が実現できるかどうかが焦点となるからだ。まず消費税に反対する小沢一郎グループが、法案作成の段階から攻勢を仕掛けるだろう。素案は暮れにまとまったが、法案がまとまらない可能性がある。野党はそこを見込んで消費税をめぐる与野党協議は、「民主党内をまとめるのが先決」として本腰を入れないだろう。まとまらなければ野田のリーダーシップがまともに問われる問題である。加えて野党は予算関連法案をめぐっても、その成立を引き延ばし政権を揺さぶるだろう。政権内部の動きと野党の動きが複雑に絡んで、野田を追い込む。これが3月危機だ。

 何とか消費増税法案をまとめて、国会提出しても、成立させるのはラクダを針の穴に通すほどに難しい。まず、衆院が通るかというと小沢グループ100人余が造反すれば通らない。60人の反対で可決できないのである。よしんば衆院を通過させることが出来ても、参院はねじれており可決成立は不可能に近い。野党は解散に追い込むために早ければ3月危機の時点で、遅くとも6月末までには内閣不信任案を提出するだろう。同不信任案は小沢グループが離党覚悟で賛成に回れば可決される。たとえ不信任案が否決されても、参院に首相問責決議が出されれば可決となる公算が大きい。参院から首相が否定されても、法的には無視すればよいが、野田は無視できない状況に追い込まれるだろう。結局解散・総選挙となる公算が高い。

 従って野田がまさに命がけで成立を図る消費増税法案は成立しないまま選挙突入となり得るが、これを回避する道はただ一つある。筆者が昨秋から指摘している話し合い解散である。どっちみち解散に追い込まれる状況に直面して、野田は消費増税実現を条件とする話し合い解散の誘惑に駆られる可能性が予見できるのだ。自民党にしてみても、政権交代を達成しても消費税の重荷を抱えていては政権は持たないという判断があろう。自民党幹部は「本当は野田に片づけさせるのが一番いい」と漏らしている。野田が消費税法案成立を条件に話し合い解散に応ずれば、後は国民の審判にすべてを委ねれば良いことになる。

 総選挙になった場合は、民主党が大敗するだろう。小沢の言うように100議席を大きく割るかも知れない。よく現段階の世論調査で自民党が伸びていないことを理由に、民主党の大敗はないという見方があるが、通常の世論調査では総選挙の帰趨(すう)は判断出来ない。3年前の総選挙も、自民、民主は支持率が拮抗していたが、総選挙ぎりぎりになって、大きく民主党が自民党を上回って圧勝となった。浮動票が動いたのだ。今度の浮動票は、偽まんのマニフェスト政治の崩壊、2代にわたる失政首相に次いでの消費増税一筋首相を嫌気して、野党に動くだろう。前回は「今度だけは民主党に入れさせてもらう」という層が、民主党政権の体たらくで猛省を促されているのだ。自・公・みんなの各党が議席を伸ばす可能性が高い。大阪市長・橋下徹が政界に進出しようとしても、ノックを当選させたような「大阪のムード」は特殊であり全国的に波及しまい。したがって自公政権にみんなの党が加わるような政権形態が予想される。今年の政局を大きく俯瞰(ふかん)すれば政権交代ありの流れだろう。
 

 

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コメント
 
01. 2012年1月05日 09:18:57 : weWWxdarTc
いずれにしても、菅ー野田ー松下政経(社民主義)の流れが消滅する
いずれ、この輩も米国系党派に吸収されるのだろう

官僚にとっては消費税さえ通れば・・後は野となれ
こんな国の政権など誰がやろうとも「米国の手のひら」なのだ・・と高鼾だ

小沢100軍団が反自民・反民主を標榜して屹立することが
戦後70年にしてなしえた、この国と民族の良心であろう

慚死した英霊たちが涙しておる


02. 2012年1月05日 11:34:03 : kLY6LGjX12
 
見せ掛けの対立劇は、もう飽きた
 

03. 2012年1月05日 12:43:48 : gPYke4lYG6
子供手当の為の消費税大増税、来ったー!
買収するなら自分の財布から出して貰いたいものだね

04. 2012年1月05日 20:12:12 : VXyecWHd2Q
またまた出たね、新党「きづな」を政党助成金目当てと誹謗中傷する幹竹割り。それじゃ、自民党も共産党のように受け取りを遠慮したらよかろうに。何をやっても自分の身の丈に合わせてしか考えられないこの幹竹割りさんは、他人のどんな行動も、自分と同じで金目当てに見えてしまうんだろうね。

残念だが、選挙しても自民は復活しない。自民の何に期待が集まると言うのだ。政権からずり落ちて以来、菅の不信任にも成功せず、いつも脇の甘い大臣をつついては問責決議しかしてこなかった自民に何ができようか。


05. 2012年1月05日 23:38:33 : DZPitpgKSo
永田町幹竹割り氏の主張は論外だ。自民党支持者の願望丸出し。
話し合い解散なんて論外だ。談合じゃないか!

■谷垣氏、「話し合い解散」応じる可能性示唆
自民党の谷垣総裁は4日、三重県伊勢市で記者会見し、衆院解散と引き換えに、
政府が提出する消費税率引き上げの関連法案の成立に協力する「話し合い解散」に応じる可能性を示唆した。
谷垣氏は話し合い解散について「国民の信を問い直す前提があれば、いろんな話ができる。
細かなことはこれからということだ」と語った。
野田首相が求める消費税率引き上げの関連法案の提出に向けた与野党協議には否定的な態度を崩さなかったが、
消費増税そのものについては「国家国民にとって焦眉の急であるという認識を持っている」とも語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120105-00000166-yom-pol
これが最悪のパターンだな。
消費税率引き上げの関連法案が自公民合意で成立。
その直後、解散総選挙で、自民党政権下で消費税率引き上げ実施。
消費税率引き上げ反対派にとって、最悪のシナリオ。


民主党が崩壊しても、自民党はそれ以上にダメ。
自民党は方向性がそもそも間違っている。
自民党政権は、官僚の敷いたレールに乗っているだけの政治で、
国民生活を破壊してきた。
「失われた20年」とも呼称されるよう経済政策失敗
自殺率高止まり。
民間給与所得10年以上、下落。
貧困率上昇。
少子高齢化止まらず。
財政赤字も止まらない。
天下り団体の税金・保険料浪費も止まらない。
2004年の年金制度改革も、事実上破綻で、「改悪」にすぎなかった。

自民党政治の目的は、自民党・官僚・業界・学会(政官業学)のネットワークから生じた既得権益を死守するためであり、
その「既得権益を死守する」ことが目的。
民主党は、少なくとも政権獲得までは、自民党政権下の社会制度で既得権を持つ人と持たない人がいること自体を問題視し、
それを変えて、より公平で透明性のある社会を構築することが「改革」だと考えていたが、
その改革を進めることができていない。
これが現状だ。

政権交代してわかったことは、官僚機構がいかに強力であり、
これと戦って、マニフェストを実現するには、
政治側が頭脳(シンクタンク)と命がけの覚悟(逆らう奴はクビにする覚悟)を
持つことが必要だということだ。
でないと、官僚側の“ご説明”という名の高度な洗脳術、サボタージュなどに対抗することはできない。

結局、狡猾な官僚に対抗するには、官僚に対抗しうる政策立案能力をもったシンクタンクを持つしかないのだろう。
これが一点。
次に、マニフェストの実現に協力しない官僚のクビを切って、
マニフェストに協力する公務員や民間人を抜擢するという政治任用が必要。
これが二点目。

それがわかっただけでも、政権交代は正解だった。

■民主党政権の最大の功績は、日本の権力は我々が選ぶ政治家にはないとの事実を明らかにしたこと。
最大の罪悪は、選挙による政権交代という平和的かつ民主的手段で政治を変えるのは不可能ではないか
との疑念を国民に抱かせたこと。
選挙は傀儡選びにすぎない。
傀儡をせめても何も変わらない。
http://twitter.com/#!/namiheiAMURO/status/149859118813937664
経済学者、博士号Econ(ANU)、ティーチング:日本Econ(ソフィア)、
ファイナンスなど(Komazawa)フランスのsecurites会社


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