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ペテン内閣崩壊の年始まる 4月総選挙 民主分裂新党乱立
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2012/1/4 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
問責大臣2人をクビにして内閣改造をしても通常国会は冒頭から大荒れで政権はたちまち行き詰まる
格闘技大好きの野田首相は最近、自らをボクシングのヘビー級チャンピオン、モハメド・アリに重ねているらしい。ジョージ・フォアマンとの戦いで、前半の劣勢をはね返し、終盤、猛ラッシュで逆転した試合を例に、「自分も……」と意気込んでいるらしいのだが、オメデタイ男だ。
どうあがいても、野田は初回KOじゃないか。もっても3、4ラウンドがせいぜいだ。
消費税引き上げに「不退転の決意」を示した野田首相は、年末の党内議論を「2014年4月に消費税8%、15年10月に10%」で押し切った。今月初旬には「政府・与党社会保障改革本部」で素案を正式決定する予定だ。
すっかり、コーフン状態の首相は周囲に「消費税法案が不成立の場合、解散する」と漏らしているらしいが、野党は解散を望んでいるのだから、「どうぞ」だろう。つまり、絶対に協力しない。1月中旬から始まる通常国会は冒頭からガチンコ。まして、野田内閣は一川防衛相、山岡消費者担当相という2人の問責閣僚を抱えている。野党が冒頭から審議拒否に出るのは間違いない。
「自民党の谷垣総裁も年頭、『不退転の決意で政治決戦に臨む』と宣言している。谷垣総裁もここでひるんだら、政治生命が終わってしまうから必死でしょう。自民党は通常国会冒頭の所信表明演説や代表質問も、参院で審議拒否に出ると思います。そうなれば、一気に政局、大荒れです」(政治評論家・野上忠興氏)
◆党内「反消費税」130人が待ち構える
ドジョウ首相は2月の復興庁発足に伴って、中規模の内閣改造を行い、政権を立て直すつもりらしいが、大甘だ。その前に国会は大混乱になる。
4次補正、本予算審議もどうなることか。まして、消費税引き上げの与野党協議なんて、夢物語だ。おそらく、野田は慌てて、一川、山岡のクビを切るだろうが、野党は次の問責カードを切ってくる。内閣支持率はさらに下がり、いよいよ首相は追い詰められていく。
「加えて、党内の反対勢力が手ぐすね引いているから、首相は苦しい。野田首相は年末に“消費税アップ”の党内一任を取り付けたつもりかもしれないが、とんでもありません。9時間にも及んだ合同総会が一応、収まったのは消費税引き上げの前提として、自ら身を切る政治、行政改革を約束したからです。しかし、政治改革=国会議員の定数削減なんて、そう簡単にできるわけがない。野田内閣が議員定数の削減を行わずに消費税の増税を強行突破すれば、話が違う、ペテンだ、という展開になる。すでに民主党議員130人が〈反消費税アップ〉の勉強会を立ち上げている。党内政局も一気に火を噴きます」(政界関係者)
◆消費税は廃案、首相は退陣へ
ドジョウ首相が最大のピンチを迎えるのは3月だ。1月、2月と大荒れの通常国会をしのいでも、ヤマ場となる3月を乗り切るのは難しい。
野田内閣は3月に「消費税アップ法案」を閣議決定し、国会に法案を提出する予定でいるが、いざ消費税アップの議論が本格化したら、国民世論を巻き込んで、国会は大モメになる。
「ドジョウ首相は、早ければ3月にも退陣に追い込まれますよ。首相は消費税アップの実現にシャカリキになっているが、法案を成立させるのは簡単じゃありません。国会は衆参がねじれ、参院は過半数割れしているのに、どうやって成立させるのか。決定的なのは、国民の後押しがないことです。消費税アップのような一大テーマは、国民の圧倒的な支持がないと成立は難しい。消費税増税を推進する日経新聞の調査でさえ〈賛成38%〉〈反対53%〉と反対が多い。自分たちの身は削らず、国民にだけ負担を押しつけようというのだから当たり前です。このまま突っ走っても廃案となるのは目に見えている。消費税アップ法案は廃案、野田首相は責任をとって3月にも退陣――これがいま永田町で囁かれているシナリオです」(政治評論家・本澤二郎氏)
野田首相は「消費税法案が不成立となったら解散して国民の信を問う」と強気らしいが、国民の支持もないのに解散なんかできるはずがない。もし、本気で解散しようとしたら、党内から袋叩きに遭って、引きずり降ろされるだけだ。
◆民主党は300議席から150議席へ半減
もちろん、トチ狂った野田首相が党内の反対を押し切って「解散・総選挙」に突き進む可能性はゼロじゃない。
そうなったら、民主党は消滅だ。消費税アップを掲げて選挙戦に突入したら、確実にボロ負けする。
ただでさえ有権者は、民主党にカンカンになっている。2年前、民主党政権が誕生すれば「国民生活が第一」の政治が行われると期待したのに、完全に裏切られた。そのうえ、マニフェスト違反の消費税アップを訴えて選挙を戦おうなんて自殺行為もいいところ。
300議席から150議席に半減してもおかしくない。
それよりなにより、ドジョウ首相が破れかぶれで解散に踏み切ったら、民主党は真っ二つに分裂する可能性が高い。
「野田首相が消費税アップを掲げて解散を強行したら、さすがに小沢グループは集団離党し、新党を結成して選挙を戦うでしょう。もともと“マニフェスト重視”の小沢グループは、“第2自民党”のようになってしまった野田内閣を批判してきただけに、躊(ちゆう)躇(ちよ)しないはず。次の選挙は〈民主vs.自民〉の単純な構図にならないと思う。民主党が分裂したら、必ず自民党にも波及する。
大阪の橋下新党も国政に打って出てくるでしょう。選挙戦は新党が乱立し、どの政党も過半数を取れない大混戦になるのではないか。いずれにしろ、過半数を失った野田首相は、退陣に追い込まれます」(政治評論家・山口朝雄氏)
2012年は、いまから激動が予想されている。無能無力の野田首相ではなにもできないから、一日も早く退陣するのは当然だ。しかし、2年間つづいた民主党政権の崩壊で、この国はますます収拾がつかなくなる恐れが強い。2012年は、国民を裏切った民主党政権のツケが、とんでもない形で襲ってきそうだ。
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