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【The リーダー】第1部 何のために 誰のために(1)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120102/trd12010209140002-n1.htm
2012.1.2 09:12 産経新聞
理想的なリーダー
http://sankei.jp.msn.com/life/photos/120102/trd12010209140002-p1.htm
■「平成の龍馬」どこに
「リーダー」という言葉を聞いてあなたは何を、誰を思い浮かべるだろうか。昨年の「3・11」があらわにしたこの国のリーダー不在は、政治家だけでなく、経営者にも地域にも広がっている。そもそも日本人にとってリーダーは必要なのだろうか。必要だとすれば、どんな人物がふさわしいのだろうか。「平成の龍馬」を探す旅にしばらくおつきあい願いたい。(「ザ・リーダー」取材班)
◆鳩山元首相ワースト1
第1位・鳩山由紀夫元首相、2位・菅直人前首相、3位・民主党の小沢一郎元代表−。産経新聞が昨年12月に実施したネット調査で、「あなたがリーダーにしたくない人」を問うたところ出てきた答えだ。さらに5位には野田佳彦首相がランクインし、ここ2年3カ月余、政権を担ってきた主役たちがドイツのヒトラー総統(7位)や12月に死去した北朝鮮の金正日総書記(13位)らを抑えて上位を占めた。国民は現代日本の政治リーダーに正面から「ノー」を突きつけている。
理由も散々だ。鳩山氏は「めちゃくちゃ」「優柔不断」、菅氏は「予想外のとんでもない政治家」「自分勝手」、小沢氏は「私利私欲的」「不誠実」−などだった。
調査では「今の国政により強いリーダーシップが必要か」との質問に92%が「はい」と答えており、リーダーの存在自体が忌避されているわけではない。
リーダーにしたくない人に「政治家」(8位)、「最近の首相」(11位)との回答が少なくないのも象徴的だ。もはや現状は、政治不信などという生易しい段階はとうに通り過ぎているのではないか。
鳩山、菅両氏は、戦後33代の首相全員の名前を挙げて「リーダーとして最も評価できない人」を1人選ぶ問いでも、やはり1位と2位を独占した。国民は、現在の為政者たちにここまで冷たい視線を向けている。
確かに昨年は、政治の無力と無能が誰の目にも明らかになった年だった。
2万人近い死者・行方不明者を出した東日本大震災と東京電力福島第1原発事故では、当時の菅首相はうろたえ記者会見で涙ぐみ、周囲に当たり散らすばかり。被災者支援も復旧・復興もなかなか進まない中で、国会議員らは相も変わらぬ政争にうつつをぬかし続けた。
一方で、被災地では誰が命じたわけでもなく住民らがわずかな食料を分け合って助け合い、歯を食いしばって悲しみに耐えながら礼節ある日常を守った。
あらゆる物資が不足する中で大きな略奪も起きず、それどころか津波で流された金庫5700個が届けられ、23億円が戻ったニュースは海外を驚嘆させた。
「政治は何のためにあり、リーダーは誰のためにいるのか」。多くの人がこう憤ったのではないか。
◆民度に比べて低い水準
かつて福沢諭吉は「この人民ありてこの政治あるなり」と喝破したが、今や国民の民度の高さに比べ政治リーダーのレベルの低さが際だっている。
それでも国民はリーダーに望みを託さないわけにはいかない。
震災で大被害を受けた人口200万人の宮城県に寄せられた義援金は241億円に達したのに対し、政令市でその2分の1の人口を占める仙台市はわずか10億円にとどまった。その差は、それぞれの首長のメディアなどを通じた発信力の違いにもあると指摘されている。
◇
今年は1月の台湾総統選に始まり、3月にロシア大統領選、秋に総書記が選出される中国共産党大会、11月に米大統領選、12月に韓国大統領選…と各国でリーダーの顔ぶれが変わりそうだ。世界の構図が大きく変わる中、「リーダー不在」の日本はどこへ向かうのか。まずは「被災地のリーダー」たちに会いに行った。
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