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迷言大賞2011下半期 野田さん、「ノーサイドにしましょう、もう」 (産経新聞) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo124/msg/314.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 12 月 31 日 13:06:15: igsppGRN/E9PQ
 

迷言大賞2011下半期 野田さん、「ノーサイドにしましょう、もう」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111231/plc11123112000007-n1.htm
2011.12.31 12:00  産経新聞


 「どじょうが金魚のまねをしても、しょうがねえじゃん。ルックスはこの通り。赤いベベを着た金魚にはなれません。泥臭く国民のために汗をかくどじょうの政治をとことんやり抜きたい」

 ずんぐりむっくりで、どちらかといえばさえない風貌の野田佳彦首相が、8月29日、民主党代表選の政権演説で、自らを称したのがこの「どじょう」。

 さっそうとはいえない登場だったが、「どじょう宰相」人気は爆発、演説翌日から、詩を引用した詩人・相田みつをさんの美術館には大勢の人が詰めかけ、どじょうの詩が掲載された詩集は売り切れ状態となった。

 そもそもどじょうとは日本では「泥鰌」と書くのだそうだ。「泥」の字義が「泥(なず)む=はかばかしく進まない、滞る」だ、そうで、その後の野田政権はまさしく、この泥の字のごとしだった。

 「政治に求められるのは、いつの世も『正心誠意』の四文字があるのみです。私は国民の皆様の声に耳を傾けながら…」

 9月13日、衆院本会議での初の所信表明演説で、こう述べた首相だが、正心誠意はどこまで本気なのかは図りかねた。デビュー戦ともいえる臨時国会の会期はわずか4日でスタート。逃げ腰で始まり、本格論戦を求める野党からは「どこが正心誠意なんだ!」と首相の演説にはヤジも飛んだ。

 そんな内閣を看破していたのが、平野博文民主党国対委員長だった。

 「内閣が不完全な状態では十分な答弁はできない。完全なものにしてきちんと対応したい」

 9月7日の与野党国対委員長会談で、臨時国会の会期4日を自民党に申し入れた際に言ったのがこの言葉。おかげで、「どじょう内閣」はすぐに「不完全内閣」と揶(や)揄(ゆ)される羽目になる。

 というのも、地味な首相とは裏腹に、閣僚のキャラが立っていたからだ。

 「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」

 一川保夫防衛相は、内示を受けた後、早速、「素人キャラ」を記者団に披露。「ほとんどの国民が素人なのだから、専門家でなく国民目線で国民が安心できるような安保政策が大事だという趣旨でいった」と弁解したが、後の祭りだった。「こんな人に日本の安全保障を任せていいの?」という危機感が広がった。

 「データからすると700円台まで(値上げしても)税収は減らない。そこまではたどりつきたい」

 9月5日の記者会見で、愛煙家をいきなり敵に回したのは小宮山洋子厚生労働相。ちょっと待って、首相は愛煙家だったはず、と早速の“閣内不一致”を見せた。

 「放射能をうつしてやる」

 そして、9月9日には、鉢呂吉雄前経済産業相が前日夜に議員宿舎での報道陣とのオフレコ懇談で、とんでもない発言をして、ふざけていたことも発覚。

 鉢呂氏は9月9日の記者会見で、東京電力福島第1原発事故周辺を8日に視察した感想を「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子一人いない。まさに死の町という形だった」と述べたことにも批判が噴出。合わせ技一本で、野田内閣初の辞任閣僚となったのだ。

 ただ、そんな閣僚人事にも自信を持っていたのか、首相は、ちっとも反省の色はなかった。

 「あくまで適材適所の人選。民主党の人材の幅の広さを生かした」

 9月14日の衆院代表質問で、自民党の谷垣禎一総裁に鉢呂氏の任命責任を問われても、どこ吹く風。個性的な人材が豊富なことを強調したのか、それとも自虐ネタだったのか。

 保守政治家を標(ひょう)榜(ぼう)する首相が、「日教組のドン」とされる輿石東参院議員会長を幹事長に、外国人参政権推進派の山岡賢次民主党元国対委員長を拉致問題担当相に据えたことを、ノンフィクション作家の河添恵子氏に「適材適所ならぬ“敵材敵所”ってこと?」と産経新聞のコラムで皮肉っていた。

 その山岡氏といえば、マルチ商法関連業界との関係が指摘された人物。山岡氏が国家公安委員長、消費者問題担当相に就任したのは、野党から「ブラックジョーク」とさえも言われた。

 山岡氏に対してはやっぱり、野党が国会でもマルチ商法業界との関係を追及した。10月25日、衆院消費者問題特別委で、自民党の阿部俊子氏がマルチ商法業界での会合で「マルチの山岡」と発言したかを問いただすと、予想外の答弁が返ってきた。

 「意味が違う。生意気だが、私は国会対策と政策の両方に携わり、何でもできるマルチ人間といわれていたという意味だ」

 委員会に出席した議員からは失笑が漏れたが、ここまで強弁できればたいしたものと頭が下がる。

 もちろん、山岡氏と一川氏に対しては、臨時国会会期末の12月8日に問責決議案が野党から提出され、可決されたことは言うまでもない。ただ、「適材適所」で選んだ首相は国会閉会後の記者会見で続投させることを明言し、両閣僚はいまだ更迭されていない。

 首相はといえば、その間、持論の消費税増税を推し進める考えを表明。12月5日、政府・与党の社会保障改革本部初会合で決意を示した。

 「改革に不退転の決意で臨む。年内をめどに政府与党内で深掘りの議論をし、超党派の議論に付すための素案をまとめてほしい」

 ただ、その後も首相は「不退転の決意」を大安売り。

 12月21日、民主党の両院議員懇談会で「特別会計改革、公務員給与改革をやらなければならない。国会議員定数削減も通常国会の早い段階で決着をつける。全て不退転の決意で結論を出す」と述べ、なんだかやることなすこと不退転の決意だから、何がやりたいのかさっぱりわからないのだ。

 だから、当然、野党はそんな首相に厳しさを強めている。首相が呼びかける消費税増税を含む社会保障と税の一体改革に関する与野党協議に自民党は乗らない方針だ。

 それより何より、自民党は一川、山岡の両問責閣僚を更迭しない限りは、年明けの通常国会での審議に応じない構えで、首相に解散・総選挙を迫る。

 8月29日、両院議員総会で代表に選出され、就任演説で、自らを支持した議員だけでなく対立した小沢一郎元代表系の議員にも首相はこう呼びかけた。

 「応援をいただいた皆さま、いろいろと神経を使ったと思います。お疲れさまでした。ノーサイド(試合終了)にしましょう、もう…」

 その言葉が、まもなく首相にブーメランのように返ってきそうだ。

 「野田政権をノーサイドにしましょう、もう」

 

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コメント
 
01. 2011年12月31日 18:26:40 : YRyE4hspJA
財務省内閣は打ち止にしよう。
TPPの事も有るし、野田内閣にとどめを刺せ !

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