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野田が中国へ行ってきた。中国側と意見が一致したといって喜んでいる。バカとしか言いようがない。中国と日本では北朝鮮に対する立場は180度異なる。中国にとって北朝鮮は必要不可欠な緩衝地帯である。「平和と安定維持」とは即ち「現状維持」を意味する。「現状維持」こそ、中国の利益につながる。
首相、胡主席と会談…朝鮮半島安定で認識一致(YOMIURI ONLINE 2011年12月26日)
中国を訪問中の野田首相は26日午前(日本時間同)、北京市内の人民大会堂で、胡錦濤(フージンタオ)国家主席と会談した。両首脳はまた、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の死去を受け、朝鮮半島の安定が日中共通の利益であることを確認した上で、「緊密に意思疎通を行い、冷静、適切に事態に対応していくことが重要」との認識で一致した。
何故、「朝鮮半島の安定が日中共通の利益」なのか?こんな狂人のような国がすぐ近くにあってなにが安定維持か!いつ暴発するか分からぬ国を、そのままにしておこうというのか!「この機会に北朝鮮を平和で民主的な国に変えられるように協力しようではないか」そのくらいのことが言えないか!こんな悪党国家を存続させ、こんなメチャクチャな体制を固定化しようというのか!あのデブの息子の権力が固まっていくのを傍観していくというのか!
どうやら野田の濁った目には、現在の北朝鮮は「平和で安定」した国に見えているらしい。北朝鮮の存続維持は中国の利益には叶うが、日本にはそうではない。むしろいまは安定維持ではなく、変化を求める時である。もっとも野田民主党政権では変化に対応できるはずもないが……。
「平和と安定維持」という中国の口車に乗ってしまっては、今後北朝鮮を変えていこうという動きを封じられたに等しい。野田は、この狂人国家を現状のまま存続させるという中国の方針を丸呑みむしてきたのだ。上手くすれば何人かの拉致被害者を帰してもらえるかもしれない、などと甘い期待を抱かされたのかもしれない。
小泉が拉致被害者を何人か連れ帰った。それで拉致問題が解決したのか。相変わらず拉致問題は残ったままである。拉致被害者を何人取り戻すか?問題はそんなところにあるのではない。このような邪悪な国家の存続を許していいのかというところにある。民主党ばかりではない。この国には、北朝鮮に対してどう向き合うかという視点を持った政治家が存在しない。
六カ国協議にもさして関心がない。ミサイルが飛んでこなければいい。拉致被害者が帰ってくればいい。だからといって、北朝鮮をどうこうしようとはまるで考えていない。それがこの国の政治家であり、官僚である。現状維持の問題先送り。何かあれば、対症療法。残念ながら、それがこの国の国民であり、官僚であり、政治家である。
ダイナミックな構想力。世界戦略。それらを構築していく哲学、歴史観、政治理念。世界が耳を傾ける存在感。そんな政治家はこれまでこの国には存在しなかったし、今後も現れることはないだろう。それにしても、「朝鮮半島の安定は日中両国の共通の利益」という認識に対する異議がさっぱり聞こえてこない。本当にそれでいいのか?一時の安定は、将来の危機を増大させるばかりである。
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