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鈴木宗氏が新党、その狙いは? 松木氏と「連合」起爆剤になるか
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111229/plc11122900310000-n1.htm
2011.12.29 00:26 産経新聞
民主党を除籍された松木謙公衆院議員が密(ひそ)かに練ってきた新党構想が、新党大地の鈴木宗男代表を巻き込んで動き出した。松木氏が「親方」と慕う小沢一郎民主党元代表は新党構想に慎重だっただけに「見切り発車」の感もあるが、「北海道」を前面に押し出したのは橋下徹大阪市長が率いる大阪維新の会の躍進を意識したからに違いない。松木、鈴木両氏の「オホーツク連合」は民主党に離党届を出した9人とともに政界再編の起爆剤となることができるのか。
「マニフェスト(政権公約)が反故(ほご)にされている。国民の生活も守らない党にいることはできない!」
離党届を出した内山晃衆院議員は28日、国会内で記者会見し野田佳彦首相の増税路線を悲壮な顔つきで批判した。会見場後方で9人を見つめる松木氏は複雑な表情を浮かべた。
この新党は「内山代表−松木幹事長」体制でスタートするはずだった。それにはまだ時間がかかる。「犬死にするだけじゃないか…」。松木氏が内山氏らを説得したのは1度や2度ではない。だが、解散風の強まりに選挙基盤の弱い議員たちの焦りは募るばかり。「ならばおれが面倒を見るしかない」。松木氏はそう腹を固め、小沢氏と接触を重ねた。
「離党者が出そうだということくらい以前から分かっていたはずなのに、官邸は誰も止めようとしなかった。そもそも野田政権は菅直人政権の亡霊から離れない限りダメですよ!」
この言葉に小沢氏はついに折れた。
ところが、松木氏と同じ北海道出身で6日に仮釈放後すぐに新党結成に動き出した鈴木氏は「あくまで北海道にこだわりたい」と9人との合流に難色を示した。「小沢、鈴木両氏の関係がこじれると元も子もない」。そう考えた松木氏は、鈴木氏の「大地・真民主党」への入党を決めた。
ここで松木氏がひねり出したのが「複数新党構想」だ。自らが「大地・真民主党」と9人のパイプ役を果たし、小沢−鈴木ラインを軸に政界再編を仕掛けていこうというわけだ。
しかも野田政権は予想以上に早い速度で瓦解を始めた。松木氏はもともと消費税増税関連法案をめぐる与野党攻防が本格化する来年の大型連休後の5〜6月をヤマ場とみていたが、民主、自民、公明の3党協議が不調に終わり平成24年度予算関連法案さえ見通しが立たなくなった。もしかすると3月末にも首相は退陣か解散の選択を迫られかねない−。そう考えたのだ。
とはいえ、準備不足は否めない。9人のうち6人は2月に会派離脱を表明した小沢系「16人組」のメンバー。「小沢氏復権」という裏シナリオが見え隠れするだけによほどの大義がない限り、広がりは限定的となる。(坂井広志)
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