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小沢氏 何を語るのか 1月10、11日「ヤマ場」被告人質問
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111228/trl11122822230003-n1.htm
2011.12.28 22:16 産経新聞
資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の東京地裁(大善文男裁判長)での公判は、20日の第11回公判までに全ての証人尋問が終了した。元秘書3人はいずれも虚偽記載を否定。一方、捜査報告書に事実と異なる記載があることが明らかになるなど、公判は急展開した。実質的な審理は1月10、11日の被告人質問を残すのみ。間もなく公判は最大のヤマ場を迎える。
◇虚偽の報告書◇
「この通りのやり取りはありませんでした」。15日の第9回公判。田代政弘検事(44)は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=を再聴取した際に作成した捜査報告書に、実際にはなかったやり取りが記載されていることを認めた。
「検事に『ウソをつくようなことをしたら、選挙民を裏切ることになりますよ』といわれたのが効きました」。報告書には、石川議員が小沢被告の関与を認めた理由を、こう述べたと記載されていたという。
しかし、石川議員の隠し録音からは、この部分が確認できない。弁護側がただすと、田代検事は「勾留中に話したことと記憶が混同していた」と釈明した。
一方、大久保隆規元公設第1秘書(50)=同=を取り調べた前田恒彦元検事(44)=証拠改竄(かいざん)事件で有罪確定=は、検察の想定と異なる聴取内容は調書にせずメモにしていたことなどを「証拠隠し」と指摘。さらに、「特捜部と小沢の全面戦争だといわれたが、小沢さんを立件したいのは幹部ら数人だった」と、捜査批判を展開した。弁護側は27日、「虚偽の捜査報告書に基づく検察審査会の起訴議決は無効」として、公訴棄却を求める申立書を地裁に提出した。
◇甘い認識露呈◇
政治資金収支報告書の作成を担当した石川議員、池田光智元私設秘書(34)=同=は虚偽記載や小沢被告との共謀を一貫して否定。大久保元秘書も「会計業務自体に関与していない」と、弁護側の主張に沿う証言を行った。
一方で、証人尋問では、政治資金への認識の甘さを露呈する場面もあった。
会計責任者だった大久保元秘書は、「事務所の慣例でなったにすぎず、会計業務は担当者がしっかりやっているものと思った」と説明。提出された収支報告書の「宣誓書」の署名は石川議員らの代筆で、大久保元秘書は「当時は宣誓書という書類があることも知らなかった」と述べた。
また、収支報告書の提出前に「小沢先生に報告し、了承を得た」とする石川議員らの供述調書は小沢被告の判決を左右するとみられるが、いずれも「事実でない調書に署名した」と主張。証拠採否は、2月17日の公判で判断される。
■全公判を傍聴したノンフィクションライター、森功氏の話■
「現状では、まだ優劣はついていないと思う。虚偽記載にあたるかが争点となった秘書の公判と違い、今回は小沢氏の関与の有無が争点で、判断の線引きが難しいためだ。指定弁護士は、捜査段階での秘書らの供述の信用性を「(雰囲気も含めて)トータルでみてほしい」との目的で、隠し録音記録を法廷に出しており、裁判官の心証にはかなり訴えているのではないか。一方、(捜査報告書に事実でない記載があることを認めた)田代検事の証言は、起訴議決そのものが無効であると主張する材料としての意味は大きい。しかし、捜査報告書はあくまで内部資料。これを柱に起訴議決がなされたわけではなく、最後は共謀の立証が焦点になるのではないか。最も注目しているのは、小沢氏が用意した4億円の出所についてだ。これまであいまいな説明に終始しており、小沢氏がその点を説明できるか、見守りたい」
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