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野田、3月“追い込まれ解散”に現実味…民主党“死に体”
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111228/plt1112281513004-n1.htm
2011.12.28 夕刊フジ
野田佳彦内閣が窮地に立たされている。財務省主導の「大増税路線」などで内閣支持率は「危険水域」一歩手前の30%台まで落ち込み、若手議員は年内の集団離党までブチ上げた。増税反対派の背後で、不気味にうごめく小沢一郎元代表。年明けの通常国会では、政権奪還を狙う自民、公明両党が、野田首相を衆院解散・総選挙に追い込もうとツメを研ぐ。民主党消滅もあり得る「3月、追い込まれ解散」が現実味を帯びてきた。
「党内の結束が乱れているかもしれない」
民主党の輿石東幹事長は27日の記者会見で、党内で離党の動きが相次いでいることについて、こう語った。野田首相を支え、小沢氏と気脈を通じるキーマンがこう語るほど、現在の民主党は末期症状だ。
野田首相が「不退転の決意で」と臨んだ消費税増税に反発して、斎藤恭紀衆院議員は27日、「(民主党は)マニフェストを次から次へと破棄している。国民との約束を守るために決起しなければ」と離党を表明した。若手議員十人前後がこれに同調し、新党結成を検討している。
こうした党内の猛反発を受けて、年内に取りまとめるはずだった消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革大綱素案は、年明けに先送りされる公算が高まっている。
与党内の結束が揺らぐなか、野党陣営は年明けの通常国会で大攻勢をかけてくる。突破口は、参院で問責可決した一川保夫防衛相と山岡賢次国家公安委員長への追及となりそうだ。
政治評論家の浅川博忠氏は、2012年政局をこう解説する。
「一川、山岡両氏を続投させれば、野党の反発で国会は空転し、審議は進まない。野田首相は小幅改造で交代させるしかない。民主党若手の離党もボディーブローのように効いてきて、支持率下落は止らない。12年度予算は衆院多数で可決・成立しても、衆参ねじれのなか、他の法案は野党の協力がなければ通らない。特に、予算関連法案を成立させないと予算執行ができない。自公両党としては、予算関連法案の年度内成立と引き換えに、衆院を解散させようとするだろう」
いわゆる「話し合い解散」だが、自民党内には「公約違反や二枚舌を繰り返す野田首相に対し、3月末に問責決議案を出して可決させる。その後、『問責首相では国会審議できない』と解散に追い込む」(閣僚経験者)とか、「3月に消費税増税法案を出せなければ『国際公約に違反した』として不信任案を出す案もある」(中堅議員)という強硬論もある。
くしくも、野田首相の「大増税路線」に反対する小沢氏は25日に放送された、NHK「証言ドキュメント 永田町 権力の漂流」のVTRの中で、不信任案についてこう語っている。
「もちろん、絶対可決する。これは番外だけど、今だってだよ。その気になれば」
今年6月の菅内閣不信任案を振り返った場面だが、「今だって」というセリフは、野田政権の生殺与奪権を握ったという自信の表れともいえそう。「3月危機」は現実味を帯びているのだ。
今年8月の民主党代表選で、当初劣勢だった野田首相が勝利したのは、「野田氏なら、失言や暴言、スキャンダルで、解散・総選挙に追い込まれることはない」という、選挙を恐れる民主党議員の消極的選択が大きかった。現に、野田首相自身、代表選の演説で「私が首相になっても支持率はすぐ上がらないと思う。だから衆院解散はしない」と言っている。
ところが、「適材適所」とは名ばかりで、挙党一致のために問題閣僚を複数抱え込んだうえ、議員・役人優遇を放置して大増税路線を突き進んだため、国民の支持は急速に失われている。何と皮肉なことか。
前出の浅川氏は「3月危機を乗り切っても、消費税増税法案の採決が見込まれる5月や6月に、否決されれば野田首相は立ち往生し、総辞職か解散に追い込まれる。すでに、『総選挙は来年8月5日』というカレンダーで動いている議員も多い」と語る。
自民党閣僚経験者も「野田首相や財務省は消費税増税法案の成立を悲願としている。消費税増税法案の成立と引き換えに解散・総選挙を約束させる手もある。財務省も増税さえ決まるなら、われわれに協力するはずだ」と自信を見せる。
野田民主党は、荒波を乗り越えられるのか。
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