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「いつまでも揉め続けて、決めないのは野党のやる事。与党は迅速に決定しなければいけません」
『消費税増税案』に関しての、民主党税制調査会の藤井裕久会長の談である。
そりゃ、正しい事なら周りの雑音等に引きずられず、直ちにやれば良い。
それに第一<正しい事>なら、周りからの大反対や抵抗などが、起こる筈も無い。
国民の反対は当然としても、与党内の議員達が反対の大合唱を繰り広げている「政策案」は、正しい事では無いと、感じ取る筈だと思うのだ。
正常な神経の人間なら。
「民主党は政権維持能力が無い」
小沢一郎のこの台詞が、今さらながら身直に理解出来る。
民主党は、政権など受け継ぐべきでは無かった。
▶<民主税調>消費増税案28日提示 15年度までに10%(毎日見出し)
>消費税率について、政府は13年10月に8%、15年4月に10%まで引き上げる案を軸に検討。民主党税調執行部もこの案を参考にするが、「最初の引き上げは半年ほど遅らせるべきだ」「増税時期を月単位で固めるべきではない」との意見もあり、執行部案が2段階の増税時期をどこまで示すかは流動的だ。
>民主党税調が27日の総会で示した「論点整理」は、消費税の税率が上がると低所得者ほど負担感が重くなる「逆進性」対策として、低所得者に現金を還付する「給付付き税額控除」の実施▽景気が悪化した場合に増税を先送りできる「弾力条項」の導入方針などが盛り込まれた。
【毎日新聞/12月27日(火)21時8分配信】
普通の国民は、国の台所の具体的収支等、分らない。
しかし、上述されている如き、行程表の根拠が果たして存在しているのか、甚だしく疑問に感じる。
「何故」二年後に3%上げる必要が有るのか。
「何故」その二年後に、更に2%なのか。
そして、税調執行部の「一回目の増税時期を半年ずらす」根拠は何なのか。
詳しい数字を提出して、国民の全員が納得出来る様に、説明して頂きたい物だ。
勿論、説明出来るとも思っては居ないが。
とにかく『消費税を上げる事』という、財務省の至上命題を何とか実現する事だけが目的で、一切の状況の理解も、それがもたらすであろう効果も結果も、何も具体的な説得材料などは、存在していない事は明らかである。
「給付付き税額控除」に至っては、意味不明、理解困難な戯言である。
いかにも財務官僚がひねくり出した「妙案」の様に見えるが、経済の実態も把握して居らず、庶民の生活実体も把握していない、頭でっかちのお役人の理論の遊びである事は、最初から見えている。
「具体的に、税率であるとか、時期であるとか、ということも含めて、党の意見集約を年内にまとめるように、指示をいたしました。そのうえで、政府与党の決定は、年内をめどにということであります」
野田総理の弁である。
ただただ、頑に「目的完遂」の事だけに完全に虜になっている。
真面目そうな顔をして、表情の揺るぎも無く、内面の不安も感じさせず、ただ力強く「一点のあやふやさも無く」マイクの前で語っている。
もう、完全にダメだ。
野田佳彦、その任に有らず。
そして、民主党を僭称する現執行部と幹部議員全員が、資格も能力も無い以上、早急に総退陣を迫る必要が大いに有ると、宣言したい。
更に加えて。
▶枝野経産相、一時的な公的管理を選択肢として検討するよう指示(FNNタイトル)
>枝野経済産業相は、東京電力に対して福島第1原発事故対応のため、一時的な公的管理を選択肢として検討するよう指示した。
>原発事故の賠償資金として、東京電力は原子力損害賠償支援機構に対して、およそ6,894億円の追加支援を要請した。
これに対して枝野経産相は、賠償の支払いを迅速に行うため、支払い業務の体制を1万人以上に拡充するよう求めるとともに、財務基盤強化に向け、公的資金による資本注入を含めた、あらゆる選択肢を検討するよう指示した。
【FNNニュース/12月28日(水)1時17分配信】
「廃炉も含めて、事故対策の資金の確保の為に、財務基盤の強化を目指し…」とは細野経産相の談である。
「一時的国有化も視野に入れて…」とも。
つまり、東電を何としても「守り抜く」姿勢を鮮明にしている訳だ。
<財務基盤の強化>
<一時的公的管理>
これから将来にかけて、一体どれほどの「賠償責任」を問われる事か。
更に、天文学的費用を要する廃炉までの行程に、財政的に耐える為の財務基盤の強化。
早い話が、「税金」を注入し、東電の賠償の負担を、上昇する事不可欠の電気料金を支払い続ける事で、被害者側の国民が賄う訳である。
いい加減にせい。
何もかもが、国民不在、国民目線の欠如の、狂気の政権運営としか言いようが無いでは無いか。
そして、極めつけが。
▶普天間基地移設 環境影響評価書、反対派の阻止行動かいくぐり沖縄県庁へ運び込まれる(FNNタイトル)
>沖縄県のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、反対派の阻止行動によって27日に配達されなかった環境影響評価書は、28日午前4時、反対派の阻止行動をかいくぐり、沖縄県庁へと運び込まれた。
>反対派の阻止行動が手薄になった早朝、沖縄防衛局の職員らによって、評価書が運び込まれた。
>午前4時8分、沖縄防衛局の職員数人が、評価書の入った段ボールおよそ15箱を県庁へと次々と運び込み、わずか数分で警備室に置いていった。
【FNNニュース/12月28日(水)6時42分配信】
もはや、批判するとか、論評すると言う次元を越えた、世にも凄まじいまでの姑息さ、である。
>評価書の年内提出にこだわった今回のやり方は、県民の反発をいっそう強める事態になるのは確実な情勢。
【同上】
それくらいの事は、子供だって分る。
人間の感情を無視した、ロボットの様な行動様式である。
もう「総てが終わった」と言って良いのでは無いか。
民主党政権なる、壮大な歴史の誤算は。
理性があれば、誰であろうと、そう考える。
▶<民主>離党10人規模…28日届け出 近く新党結成(毎日見出し)
>民主党の内山晃衆院議員(千葉7区、当選3回)は27日、国会内で記者団に対し、28日午前に集団で離党届を提出する意向を明らかにした。
>内山氏によると、離党するのは同党の斎藤恭紀(宮城2区、当選1回)、中後淳(比例南関東、当選1回)の両氏らで、衆院議員10人規模になるという。ほとんどが小沢一郎元代表のグループで、衆院比例単独選出議員の一部も参加。政党要件を満たす5人以上のメンバーを確保し、近く新党を結成する。
>内山氏は記者団に対し「政権公約がすべてほごにされている。外から訴えるしかない」と表明した。斎藤氏も27日、記者団に「公約実現党をつくろうと決起した」と強調。その後、国会内で樽床伸二幹事長代行に会い、離党の意向を伝えた。
>離党には平山泰朗衆院議員(東京13区、当選1回)も同調する動きを見せている。菅政権当時に民主党の会派離脱届を提出した16人の比例単独衆院議員の一部も参加する見通しで、渡辺浩一郎(比例東京、当選2回)、三輪信昭(比例東海、当選1回)、石田三示(比例南関東、当選1回)の各氏らの離党が取りざたされている。28日朝に国会内で会合を開き、最終調整する。
>一連の離党の動きにより、野田佳彦首相の求心力低下は避けられず、大詰めを迎えた消費増税論議にも影響を与えそうだ。民主党の輿石東幹事長は27日の記者会見で「一緒にやっていけないか、働きかけをする必要がある」と述べ、慰留に努める考えを示した。
【毎日新聞/12月28日(水)2時30分配信】
むべなるかな、である。
他に、一体どのような選択肢が有ると言うのか。
以下に、斎藤やすのり議員のツイートによる宣言を転載する。
↓
@saitoyasunori 斎藤 やすのり
(転載開始)
決起し、民主党を離党します。「デフレ脱却なくして増税なし」、「TPP反対」、「脱原発」という思いの仲間を結集して、「国民の生活が第一」の実現に向け邁進する決意を固めました。
(転載終了)
その言や良し!
勇気と決断とに、大きな拍手を送らせて頂くと共に、可能な限りの支持を皆様にお願いするものです。
それにしても、資格と才能の無い者が、最高責任者になってしまうと、国民はかくも不幸を味合わなければならない物か…。
それにも関わらず、当事者達は「何が起こっているのか」が理解出来ていないに違いない。
更に、もう一人の民主党議員「三宅ゆき子氏」のツイートも、付け加えたい。
↓
@miyake_yukiko35 三宅雪子
(転載開始)
マスコミは『離党者が続出し野田政権にとって打撃』と書いているが、輿石さんはともかく野田総理がそう思っているかどうか疑問だ。衆議院では圧倒的多数を握っているのだから。求心力はもともとないので、これ以上なくなりようがない。
昨日は反対派(の声が大きい人)が離党含みで欠席だった。まだ籍はあるのだから最後まで一緒に闘おうという話を先輩議員がした。今日が山場だからだ。しかし、離党を強要してくる人たちに共通しているのは離党に対して大きな誤解をしていることだ。離党する人それぞれ理由が違う。抗議の仕方も違う。
行動していないじゃないかというご批判がある。どうも行動と言うのは離党を指すようだ。離党をした瞬間に会議にも出れなくなり、意見も言えなくなる。多くの仲間を失うことに忸怩たる思いだ。抗議の仕方は人それぞれだ。私は会議に出て最後まで意見を言って闘う。今、私の『行動』とはそういうことだ。
税調の雛壇の方々が気の毒にも思える。多くの人が年内の取りまとめは無理と野田総理に進言した。しかしそんな意見さえ一切総理は聞かないのだ。司会者の『とにかく年内に時期と税率をとりまとめをしろというのが総理の指示だ。我々は組織人(!)だから逆らえない』という言葉には悲壮感が漂っていた。
小泉さん(元首相)もワンマンだったが野田さんはそれをはるかに上回る。何しろどんな多数の意見も聞かないのだから。『民主党は嘘つきだと言われるのは慣れた。しかし、嘘をついても平気な集団と言われるのに耐えられない』と雛壇の方々に言った。私は平気でない。平気なのは一握りの人だけだ。
(転載終了)
出るも地獄。
残るも地獄。
何故なら、出たら出たで「順風満帆」とは言い切れぬからだ。
年内の「新党結成」には至るまい。
なぜなら、民主党が当面「離党届」を受理しない様だからだ。
>民主党の輿石東幹事長は27日の記者会見で「一緒にやっていけないか、働きかけをする必要がある」と述べ、慰留に努める考えを示した。
慰留と言えば聞こえは良いが…。
輿石東の思惑と、野田内閣の思惑とは、違うで有ろうし。
結果として、飛び出さんとする当人達が「ワリを食う」結果となる公算は大きい。
ならば、選挙区基盤の弱い(と言われる)当選回数の少ない若手にとって、政党交付金の支給が、半年ずれ込む事は大きな痛手であろう。
小沢グループの動向が、総ての鍵を握っている。
また、三宅議員の様に、残ったら残ったで、暖簾ならぬ「ドジョウに腕押し」で消耗するばかり。
外に有っては有権者に罵られ、内に有っては「蟷螂の斧」の悔しさを味合わされるハメになる。
いずれにせよ、選挙区を中心に、国民がしっかり支えて行かなければならない事だけは、確かである。
「無能力者が権力を握る」という災難。
己の権力に溺れて、自律神経が失調してしまっているにも関わらず、完全に「適応障害』に陥ってしまったその政権担当者達自身は、その事に全く気がつきもせず、増々「自信満々」にも「意気軒昂」にも見える。
ますます、ムチャをやろうとするに違いない。
そんな、国に災いを成す「病んだ者共」に鉄槌を加える義務が有るのは、彼等に一票を投じてしまった我々「国民」の、一人一人である。
多いに自覚しよう。
http://blog.goo.ne.jp/veritas21/e/d4718bc7bd02899e3c589d041ca67d7b
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