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マニュフェストという政策の羅針盤を完全放棄した民主党政権は、行き先が見えなくなりつつある。船員(議員)は不安になり、脱出しようとする船員(議員)が表れ始めた。船長(野田首相)は、予定の航路(民主党マニュフェスト)を変更し、別の航路(財界、官僚組織、アメリカの意向に沿った政策)に進もうとしている。当然のことながら、船員(議員)は戸惑い、乗客(国民)は説明もないままでの行き先変更に驚き、そして怒りはじめている。
船は航海途中で地震に遭い、一部分が破損した状態だ。動力の原子力エンジンも一部が爆発し推力が大幅に低下し放射能漏れをおこしている。乗客や船員も放射能被爆の危険にさらされている。というのが現在の民主党政権の有様だろう。
菅・野田政権は本来、進むべき道を変更するのならば最初に党内の国会議員や党員に説明し了解を得るのが順序というものである。そして国民に対しても変更する理由と今後の目指す方向を示すべきである。すべからず、順序が逆である。政党は会社組織とは違う。議員は政党に採用された職員ではない。国民の代表として選ばれた人たちである。彼らは選挙民に多くの約束をしたはずである。その約束を変更する場合には選挙民に対し納得のいく説明が必要である。
今多くの議員は約束を変えることへの納得のいく説明が出来ず厳しい批判に晒されている。野田首相は「国民」という主役を無視し、独りよがりの正義感と義務感(官僚に吹き込まれた)に酔いしれ、民主主義の手続きさえも無視し暴走しようとしている。本来、首相の周辺が暴走を諌めなければならないはずが、お仲間で固めているため、誰も首相に諫言することが出来ない。官邸が孤立化し始めている。(菅政権でも同じような状況に陥った。)
皮肉にも、党の政策調査会や税制調査会を復活させたことが、混乱の大きな要因になっている。政調会長の前原氏が党内の意見集約さえ、まともに出来ず、首相の暴走にストップもかけれない有様では最早どうしようもない状況といっても過言ではない。民主党も漂流し始めたが政界全体も液状化現象に陥っている。
民主党などからの離党者で「脱原発」「TPP反対」「消費税増税反対」などを掲げた公明党の議員数に近い新党ができれば、政界の流れが少し変わる可能性はある。(30〜40人程度、ただし小沢さんは民主党に残り、党内からプレッシャーをかける。)どちらにしても来年は激動の一年になりそうだ。「国民の心」がすでに民主党から離れていることを政権幹部は肝に銘じる必要がある。
http://haru55.blogspot.com/2011/12/blog-post_28.html
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