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鳩山氏、小沢氏、菅氏のガラスのトロイカ体制、民主党を壊してしまった元凶は菅元首相だ
http://31634308.at.webry.info/201112/article_28.html
2011/12/26 22:41 かっちの言い分
昨日のNHKのNHKスペシャル「証言ドキュメント・永田町・権力の漂流」を見た方は、何を感じただろうか。まだ見られていなければYoutubeでそのうちアップされると思われるので、一見して損はない。
これを見てまず感じたことは、昨日、本ブログでアップした記事の内容が正しかったということだ。この番組を見て最初に言っておきたいことは、現在民主党をここまで劣化させた一番の戦犯は、菅という無能でおよそ国家元首としての度量を持ち合わせず、まるで町内会にいるような意地の張った人物だということである。このTVの中で、特に重要と思われる内容を以下に挙げた。
1) まず鳩山、小沢、菅のトロイカ体制で総選挙に勝利したが、小沢氏は当然内閣に入り、行政面でも活躍したいと考えていた。しかし鳩山元首相は小沢氏を内閣に入れなかった。これは菅元首相らとの間で話があり、小沢氏を内閣に入れると主導権を握られかき回されることを嫌った結果と思われる。もっとも政治を知っている小沢氏を党の幹事長に押し込め、内閣に入れなかったことが、そもそもの民主党破綻のきっかけとなった。小沢氏はそれでも党と内閣で一体政策立案を行えると思っていたが、鳩山元首相が、党は行政にタッチしなくてもいいとしたのだ。鳩山氏も能力のある小沢氏を警戒していたことが窺える。ここが度量の無さで、能力のある社員に重要な職責を与えるというのが当たり前なのに、健全な党のやることではない。
2) 鳩山元首相は党に政調委員会を置かない代わりに国家戦略室を作り、副総理の菅氏が財務大臣と戦略室長を兼ねた。当初は党の政調会長も兼務して予算立案をするはずだったが、菅氏に言わせれば、小沢氏が党の政調会を無くしたので手足になる議員が居なくなり、うまく行かなくなったのだと、全て小沢氏が悪いという言い方であった。
3) 小沢氏は、鳩山元首相が党は内閣に口出ししなくてもいいと言ったので、党への陳情などを幹事長に一元化し、国民の声を聴き優先度を決めたと述べた。そこには内閣に口を出さないように言われたことが、面白くはなかったというニュアンスが感じられた。菅氏は、党(小沢幹事長)が官邸に乗り込んで政策の提言を行ったことが、自分のメンツを潰されたと思い、余程根に持ったように感じられた。小沢氏に言わせれば、政府の方では国民の声を反映した政策が一向に決められないので提言したと言い切った。
4) そもそも政治主導ということは、予算の優先順位を付けること(みんな党江田氏の言)だが、民主党が政権を取って、わずか2週間程度で予算大枠を作らねばならず、菅財務大臣として相当悩んでいたことが話されていた。当時の勝主計局長が、財務省で全てやると言い、菅元財務大臣が優先順位を付けずに丸投げしたことが、民主党の政治主導を崩す最初の躓きであったと、暗に側近の議員が述べたことは重い証言であった。きっとこの時から、恩を売られ、財務大臣が財務省に頭が上がらなくなったのではないか。
5) 小沢氏は番組の中ではっきり、菅に任せておいては日本がおかしくなると述べた。ある意味、小沢氏と菅氏は水と油の関係であることがわかる。菅氏が代表選挙で勝利したとき、「ノーサイド」と言ったが、蓋を開けた人事は小沢氏グループを徹底的に排除したものであった。松木謙公氏が吐き捨てるように、俺を農水相の政務次官にしたこと自体が茶番と切り捨てた。
6) 小沢氏は早くから菅氏を降さなければならないと考えていたことが、番組でも明らかにされた。小沢氏の側近の高島副幹事長に、小沢氏は菅氏はどんなことがあっても自分から辞めるような人物ではないと述べ、菅氏を降ろすには民主主義に則り、代表選挙か、内閣不信任案しかないと明言していたことが追認された。
7) この番組の目玉として。内閣不信任案の舞台裏が明らかにされた。内閣不信任案を小沢氏が出すにあたり、小沢氏は自民党の森元首相と会談し、森氏に話を自民党執行部に取り成してもらったことが、森氏自身の口から語られた。そのとき、内閣不信任案が可決された場合、小沢氏は谷垣総裁が内閣総理大臣でもいいと言ったらしい。肉を切らせて骨を断つ決心であった。小沢氏が自民党と大連立を模索したときは気が狂ったのではないかと思ったが、小沢氏はその時点で今の菅氏らの素性を見抜いていたということである。自民党には民主党の不信任案に賛成する数が、逐一、逢沢国対委員長に報告されていたと証言した。
8) 小沢氏は、鳩山氏が不信任案直前の議員総会で不信任案回避の発言をするまで、完全に可決出来ると思っていたと断言した。ここが重要だが、菅執行部が騙しの禁じ手を実行したことが暴露された。鳩山氏に対し、菅氏が辞めるという確認書を作ったのは北沢元防衛相であった。北沢氏は今の時点で暴露するのは問題があると述べながらも暴露した。菅氏に辞任するための条件の確認書であるが、北沢氏が菅氏に説明した際、「(北沢氏は)菅氏にこの確認書には辞任するとは書いていない。後は菅氏自身の判断に任して決めてくれ」と述べたそうである。つまり鳩山氏への伝書鳩となった平野氏には、「 」内の話は言わないで、単に鳩山氏にはこの確認書を認めれば「菅首相は辞任する」と伝えたのだろう。だから、菅首相が北沢氏の話通りに、自分の判断で直ぐには辞めなかったことがわかる。
9) 不信任案が否決されたことを受けて、森元首相は『鳩山氏は「甘いから騙された」』と述べた。小沢氏は、不信任案で投票しなかった理由は、菅氏が首相が辞めることが目的だったから、菅氏が辞めると言った以上、投票の意義がなくなったから投票しなかったと述べた。
10)また、被災地の住民がこんな非常時に党がゴタゴタしている場合かと、言っていることに対して、小沢氏はこんな非常時のときだからこそ、菅氏をおろさなければならないと述べた。
11)最後に、鳩山氏は民主党がこんな状態になったのは、自分が大臣の経験もなく未熟で至らぬ点があったことを素直に認めた。ただ、普天間基地の県外の発言につては、現執行部が梯子を外して、鳩山の専売特許的発言としているのは心外で、菅氏を始めに対して不満があることを述べた。
12)鳩山氏が普天間基地問題で窮地に陥っているとき、菅氏が鳩山氏に「消費税を言えば、普天間の問題など吹っ飛んでしまう」と助言したそうである。これを聞いて、菅氏の思考パターンには理念という言葉はないようだと分かった。また、公明の幹事長が番組に出てきて、菅元首相が公明党にプレゼントがあるというので何かと思ったら、公明党の美術館を訪問することがプレゼントだということがわかって、菅首相が一般の常識感覚から大きくズレていることに驚いたと述べた。
これらの内幕を聞いて、民主党の今のなれの果ての最も大きな元凶は菅であることがわかった。菅という無能で、一般感覚もなく、とても国家元首としての度量もない人物を選んだ民主党のオリジナル議員どものせいである。また代表選挙において、小沢氏のネガティブキャンペーンを張ったマスコミである。
極め付きは、小沢氏に敵対する勢力、またその先兵になった東京地検特捜部、それを認めた検察庁幹部で、万死に値する。
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