http://www.asyura2.com/11/senkyo124/msg/155.html
Tweet |
投稿者msehi関口博之
http://d.hatena.ne.jp/msehi/
今年最後の投稿としてギリシャの不当債務を通して、日本の財政破綻について考えて見たい。
ギリシャの不当債務についてNHKが11月に放映したBS世界のドキュメント『ギリシャ財政破綻への処方箋・・・監査に立ち上がる市民たち』を見ると、ギリシャ財政の不当性と監査の必要性が理解できるだろう。
(動画 http://veohdownload.blog37.fc2.com/blog-entry-12034.html )
ドイツでもベルリンにある市民のつくるもう一つ別のニュース「KONTEXT」が、アテネで不当債務のシンポジュームを開き、ギリシャ債務の責任を追及していた。
(http://www.kontext-tv.de/node/99)
その議論は翻訳して下に載せるが、そこではウガンダなどと同様なアテネ市街地の悲惨な状況が語られ、同時にギリシャ債務の大半の部分が不当債務とされる3つの条件(1、政府が国民の認識と承認なしに融資を受けた場合。2、その融資が国民の利益にならない活動に使われた場合。3、貸し手がこの状況を知っていたにも関わらず見て見ぬふりをした場合)を満たしており、国民監査によって債務の大幅削減が可能と訴えていた。
特筆すべきは、ギリシャ債務の張本人たちは、賄賂によるオリンピック融資で莫大な利益を得たドイツの看板企業ジーメンスであり、ギリシャにNATO第2位の軍備を仕組んだドイツ武器産業であり、恐ろしく高い利子で巨額の利益を得ている銀行(主にドイツの銀行)であることを、ドイツの市民メディアが浮き彫りにしていることである。
そして私たち日本人が悟らなくてはならないことは、美しい賑やかな豊かな町の様相も財政破綻によって地獄の様相に変化し、しかも債務のほとんどが国民にとって不当なものであることだ。
特に日本の場合1000兆円にも達する巨額な債務をつくりながら、債務を止めようとするのではなく、債務を継続するための消費税の値上で、財政破綻を将来世代に先送りしようとしていることは許せないことだ。
戦後戦争による財政破綻を預金封鎖と新円によるインフレ誘導で乗り切った官僚支配政府は、戦後の20年間の借金のない健全財政でほとぼりが覚めると、再び戦前のように国債の発行で豊国強兵、殖産興業に邁進した。
何故なら、明治にドイツから学んだ官僚制度はそのために機能するようにつくられているからだ。
戦後のドイツでは民主的な官僚制度へ刷新するために、権限の下への委譲と政治任用制度を実施した。
すなわち行政における無責任な稟議制を廃止し、権限を下へ委譲し、担当した官僚に責任の伴う決裁権を課した。
それは官僚の無謬神話を改めるものであり、官僚も過ちをする前提に立ち、全ての任務記録が残され、行政訴訟の場合記録は全て提出されることから、徹底して責任が問われる革命的変化であった。
また政治任用制度は、誕生した政権が各政党にリストされている官僚(多くは政党に入党している)から、各省庁の事務次官、局長などの約400人の上級官僚を任用するシステムである。
この導入によって各政党に属する官僚が、自ら行政を国民に競って伝えようとすることから、必然的にガラス張りに開かれた。
すなわち官僚組織の自己目的化する自閉的共同体は分断され、戦前のドイツの官僚支配政府は、国民に公僕として仕える民主政府に刷新された。
しかし日本の場合は、戦後追放されていた官僚幹部たちが朝鮮動乱で復帰すると、再び無責任な大本営体制を継続させてきたと言っても過言ではない。
しかも日本の国の予算は、一般会計と17の特別会計が複雑に入り組むなかで(22年度の一般会計92,3兆円、特別会計381、4兆円で合計473,7兆円であるが複雑な重複部分を差し引くと、合計215,7兆円と報告されている)、会計は現金の流れだけを記す単式簿記を採用していることから、お金の出所や各々の会計の資産と債務の額は全くわからない仕組みになっている。
このような単式簿記を採用しているのは、世界の資本主義国家の中で日本とドイツだけである。
ドイツが単式簿記を採用していたのは、簡略で機能的という理由だけでなく、戦前のドイツ政府は日本のような勅令という方法がなく、あくまでも議会の決定に従はなくてはならないことから、政府官僚しかお金の流れ(フロー)と財産(ストック)がわからないようにしたと言われている。
しかしそのようなやり方が、戦前1兆パーセントを超えるハイパーインフレを引き起こし、さらに悲惨な状況がナチズム支配を許したことから、戦後国民に公僕として仕える官僚制度へと刷新された。
そのよう中では単式簿記を採っていても、ドイツの場合は全く問題なかった。しかしそれでも最近のドイツでは、より健全な財政を目指してフローとストックが一目瞭然となる複式簿記に移行が進んでいる。
日本においても夕張市の財政破綻を受けて、地方自治体では複式簿記の移行が進んでいる。それは最早国は地方自治体の財政を十分支援する余力がなく、自己責任が問われているからである。
しかし国の会計では、複式簿記にして一目瞭然とすることが財政健全化の第一歩であるにもかかわらず、それを指摘する政治家はいても、全く現実化する道が見えてこない。
それは、お金の流れが一目瞭然となることで肥大化した官僚支配政府の利権構造への動脈が断たれることを意味し、無責任な大本営体制がドイツのように国民仕える公僕機関へと解体されるからだ。
12月17日に放映されたNHKスペシャル第三回「激論“増税”。税から考える日本のかたち」では、小泉新自由主義政権の経済財政政策担当大臣の竹中平蔵が現大臣古川元久に、消費税増税に反対する理由として、財政のバケツに大きな穴が開いていることを強調した。
具体的にはクロヨン、トウゴウサンなど税を取れるところから徴収していないことと、4年前82兆円であった国の予算が世界金融危機を契機に95兆円に膨らんだままであることを指摘した。
竹中元大臣は歴任中に国の債務を300兆円も膨らませた張本人であり、そのような指摘も茶番で、年金などの不足分に充てる最大10兆円ほどの消費税増税では財政破綻の先送りに過ぎず、クロヨン、トウゴウサンで象徴される不正を容認する財政運営では話にならないと茶化しているように見えた。
それは大蔵省出身の古川大臣に、先送りするだけで本質的に解決する気のない事を曝け出させるものであった。
ともあれ、現在の民主党政権はマニフェストを全て破るほどに官僚支配政府に丸投げであり、「コンクリートから人へ」の政策が、「コンクリートも人も」の政策転換によって予算を肥大化し、財政破綻を恣意的に煽り、消費税増税によって危機を先送りしようとしている。
このような姿勢は、福島原発事故のメルトダウンを起こした当事者たちの姿勢とも全く同じであり、何百億円も掛るシビアアクシデント対策が企業の自主規制に任されたことは何もしないことであり、それでは何れ事故が起きるかもしれないが、少なくとも自分の任期期間中には起きないことを願ったと述べていた。(NHK11月放映「安全神話ー当事者が語る事故の深層」)
日本の財政破綻も現在のような先送りでは、IMFが日本財政破綻のシナリヲと対処を作るように、必ず起きると言っても過言でない。(政府系の財団法人が掲載)
http://www.kunidukuri-hitodukuri.jp/web/koso2/koso2_column_nevada_report.html
しかし日本の場合財政を複式簿記にして、お金の流れ(フロー)と財産(ストック)を一目瞭然にしていけば、お金は銀行や大企業にストックされており(90年代は60兆円ほどあった税金が、企業減税で現在40兆円ほどに減っていることから)、原発を含めた公共工事費から防衛費に至るまでを、ガラス張りにすることで財政健全化に変えていくことは可能である。
そして1000兆円にも達した日本の債務も、国民による第三者機関が一つ一つ監査することは必要不可欠だ。
日本の場合国民にとってたとえ不当な債務であっても、その多くがエクアドルやギリシャのように削減できないとしても(ギリシャの場合市民監査委員会はEUの意向で現在まで承認されていないが、債務の削減には貢献している)、二度と巨額な債務をつくらないため、そして無責任な官僚支配政府を国民の公僕政府に変えていくためにも実現していかなくてはならない。
・・・今年8月から阿修羅に投稿を始めましたが、自らのブログを書くのが手一杯で投稿を休んでいました。来年も時折投稿したいと思っています。
(アテネからの不当債務シンポジューム・・日本語翻訳) Fabian Scheidler:
出席者
Fabian Scheidler:コンテクスト運営委員 劇作家 アタック所属
David Goeßmann: コンテクスト運営委員 フリージャーナリスト
Leonidas Vatikiotis: 経済学者、『不当債務』フィルムの学識支援者、ギリシャ不当債務の共同創始者。
Eric Toussaint: 第3世界の債務無効宣言委員会委員。ブリュセル在住。
Im Jahre 3 nach dem Höhepunkt der Finanzkrise erleben wir nun eine Krise der des Euro und der Europäischen Union. In vielen Ländern Europas werden massive Kürzungen bei Sozialausgaben, Bildung und Gesundheit durchgesetzt. Auf diese Weise sollen die durch Bankenrettungen und Wirtschaftskrise gebeutelten Staatsfinanzen saniert werden.
金融危機のクライマックス後3年もたたないのに、我々はユーロそしてEU危機を体験している。ヨーロッパの多くの国で社会福祉支出、教育、健康の大幅な短縮が貫徹されている。このようなやり方で銀行救済や経済危機によって巻き上げられた国家財政は立て直されるだろう。
David Goeßmann:
Doch die Rosskur hat im Fall Griechenlands bisher das Gegenteil einer Stabilisierung erbracht: Die Wirtschaft schrumpft weiter, die Staatsverschuldung ist dramatisch gestiegen, erneut wird über einen Staatsbankrott spekuliert.
しかしながら荒治療はこれまでギリシャの安定化とは逆に崩壊をもたらしている。経済は益々収縮しており、国家債務は過激に増加し、新たに国家破綻が推測されている。
Fabian Scheidler:
In Athen sprachen wir mit Leonidas Vatikiotis. Er ist Journalist, Buchautor, lehrt politische Ökonomie an der Varna Freie Universität in Zypern und ist Mitinitiator des "Greek Debt Audit", einer internationalen Bewegung, die die Legitimität der griechischen Schulden überprüfen will.
アテネで私たちはレオニダスさんと話している。彼はジャーナリスト、そして作家であり、ツィペルンのバルナ自由大学で経済を教え、ギリシャ不当債務の共同創設者であり、国際運動家であり、ギリシャ債務の不当性を監査しようとしている。
Leonidas Vatikiotis:
Vor einem Jahr, also 2010, erhielt die griechische Regierung von der Europäischen Union und dem Internationalen Währungsfonds Kredite über 110 Milliarden Euro. Griechenland wurde damit dem Krisenmechanismus von EU und IWF unterstellt. Die griechische Regierung musste ein Sparprogramm durchsetzen. Es ist das härteste Sparprogramm in Griechenland seit dem zweiten Weltkrieg. In diesen zwölf Monaten ist die Arbeitslosigkeit von 9 auf 15 Prozent geklettert. Alle Ökonomen gehen davon aus, dass sie in den nächsten Monaten noch sehr viel stärker steigen wird. Zudem haben wir massiv steigende indirekte Steuern, vor allem die Mehrwertsteuer, die die Verbraucherpreise nach oben treibt. Auf der anderen Seite gab es eine starke Absenkung der Unternehmenssteuern. Das ist sehr ungerecht für die Öffentlichkeit und die Mehrheit der Menschen. Tausende von kleinen und mittleren Unternehmen mussten schließen. Die internationalen Institutionen und die Europäische Union haben uns immer wieder gesagt, dass diese Maßnahmen notwendig seien, um die Schulden zu verringern.
一年前、2010年ギリシャ政府はEUとIMFから1100億ユーロを受け取った。それによってギリシャはEUとIMFの危機機構の下に置かれ、緊縮計画を実施しなくてはならなかった。
それは第二次世界大戦後最も厳しい緊縮計画である。この12ヶ月で失業は9パーセントから15パーセントに上がった。
全ての経済学者は、失業が月々さらに激しく増加すると予測している。それに加えて私たちは沢山の増加する間接税、とりわけ消費価格を上に押し上げる消費税の過激な値上に遭っている。他方で企業税の大幅な減税があった。
これは国民の公共と多数に対する著しい不正義である。何千もの中小企業は閉めないといけない。国際機関やEUは、措置は債務をへらすために必要であると、いつも繰り返し言っている。
Aber die Staatsschulden sind weiter gestiegen. Vor einem Jahr lagen sie bei 140 Prozent des Bruttoinlandsprodukts. Jetzt, ein Jahr später, sind sie auf 150 Prozent geklettert. Es gab also einen Anstieg der Staatsschulden, keinen Abbau. Alle drei bis vier Monate ruft die Regierung neue Maßnahmen aus, die uns von der Regierung selbst, dem Internationalen Währungsfonds und der Europäischen Union aufgezwungen werden. Unser Bildungssystem ist schon lange in einer sehr sehr schlimmen Verfassung. Und die Situation im Bildungswesen und Gesundheitssystem verschlechtert sich im Moment weiter rapide. Die griechische Regierung kündigte vor einigen Tagen an, dass sie tausend Schulen im Land schließen werde. Das bedeutet, dass zehntausende, wenn nicht hunderttausende von Kindern in den nächsten Jahren keine Schulasubildung haben werden.
しかし国家債務は益々増大している。一年前国家債務は国内総生産の140パーセントであったが、一年後には150パーセントに上昇している。まさしく国家債務の増加であり、全く減少はなかった。政府は4ヶ月ごとに政府自身、IMF,そしてEUによって強制される措置を全部で3回の告示した。私たちの教育制度は既に長いこと非常に悪い状態にある。
そして教育状況や健康保険制度の状態は益々急速に悪化している。
ギリシャ政府は数日前、国の非常にたくさんの学校を閉校することを知らせた。それは、数万人の子供が学校教育を受けれないことを意味している。
Was in Griechenland passiert, ist das, was auch in Afrika und in Südostasien passiert. Der Grund sind die Sparprogramme der Europäischen Union und des Internationalen Währungsfonds. Viele Krankenhäuser in Athen werden schließen. In den nächsten Monaten machen großen Krankenhäuser in Athen zu, weil ihnen die medizinischen Hilfsmittel ausgegangen sind. Sie haben keine Operationshandschuhe mehr, keine Operationsschutzmasken, keine Betten und keine Medikamente mehr.
ギリシャに起きていることは、アフリカや東南アジアで起きていることである。その原因はEUやIMFの緊縮財政である。アテネの多くの病院が閉鎖される。来月にはアテネの病院が閉鎖される。何故なら医療支援物資が尽きているからだ。病院には、もはや手術靴、手術マスク、ベット、薬がない。
Viele Nichtregierungsorganisationen sagen, dass Athen inzwischen Uganda oder Simbabwe gleicht. Es gibt viele tausend Obdachlose in den Straßen Athens, es gibt tausende von Rentnern, die sich entscheiden müssen: Wollen sie mit dem bisschen Geld, das sie haben, Medizin kaufen oder Essen.
多くの非政府組織NGOは、アテネがウガンダやジンバブエと同じであると言っている。
アテネの通りには、何千人ものホームレスがおり、また持っている僅かなお金で薬を買うか、食物を買うか決めなければならない何千人もの年金生活者がいる。
Die Staatsschuldenkrise hat mehrere Ursachen. Die erste Urache ist die sehr niedrige Besteuerung von Kapital. Die direkte Besteuerung von Kapital in Griechenland ist in den letzten vierzig Jahren sehr viel geringer gewesen als in Deutschland und anderen Ländern der Europäischen Union. Diese geringe Besteuerung konnte das Gesundheitssystem, das Rentensystem und das Bildungssystem nicht ausreichend finanzieren. Das ist ein struktureller Grund für das große Defizit im der griechischen Wirtschaftssystem. Der zweite Grund für die gegenwärtige Krise ist der Beitritt Griechenlands in die Europäische Union. Wirtschaftsräume an der Peripherie wie Griechenland, Portugal oder Irland konnten nicht mit Deutschland konkurrieren. Es ist sehr auffallend, dass die Länder, die nun sagen, dass sie sich aus den Schulden nicht befreien können, vor dem Eintritt in die Eurozone im Jahr 2000 sehr oft eine Abwertung ihrer Währung vollzogen. Ab dem Zeitpunkt, wo sie ihre die Unabhängigkeit iher Wärhung verloren haben, gerieten sie in all die sehr ernsthaften Strukturprobleme im Wettbewerb mit Deutschland.
国家債務危機はいくつかの原因を持っている。第一の原因は資産の低い課税である。ギリシャの資産の直接課税は、この40年間ドイツや他のEU諸国に較べて非常に少なかった。この少ない課税が健康保険制度、年金制度、そして教育制度に十分予算を与えることが出来なかった。
これがギリシャの大きな赤字の構造的理由である。
現在の危機の第二の原因は、EUへのギリシャの加盟である。ギリシャ、、ポルトガル、アイルランドのような周辺国の経済はドイツと競争出来なかった。今言われてるように借金から開放されない国が、2000年のEU加盟前に何度も通貨切り下げを実施したことは、非常におかしなことであった。それらの国は通貨の独自性を失った時点から、ドイツとの競争で深刻な構造問題に陥っていた。
Ein weiterer schwerwiegender Grund für die griechischen Schuldenkrise ist die Abhängigkeit des griechischen Kapitals von Subventionen. Vor einigen Jahren hatten wir die Olympischen Spielen in Athen. Die Spiele waren eine große Party für das griechische Kapital. Sie bauten eine riesige Infrastruktur für einen einmaligen Verwendungszweck. Die Kosten insgesamt beliefen sich auf 20 Milliarden Euro.
Das sind die grundlegenden Ursachen für die Schuldenkrise. All das hat nichts zu tun mit dem sogenannten luxuriösen Leben der Griechen oder ihrer Faulheit.
ギリシャ債務危機のさらに難しい原因は、助成金へのギリシャ資本の依存性である。数年前私たちはアテネでオリンピックを開催した。オリンピックは、ギリシャ資本のための大きなパーティーであった。ギリシャは、一回限りの利用のための巨大なインフラ設備を建設した。その費用は200億ユーロに達した。それが負債危機の根本的原因である。いわゆるギリシャの贅沢な生活や怠惰に関しては、全て重要なことではない。
All die Länder, die Griechenland und Irland Geld gegeben haben, werden ihr Geld zurück bekommen, inklusive der marktüblichen Zinsen. Wir müssen den deutschen und auch finnischen Menschen klarmachen, dass das Geld den Griechen nicht gratis gegeben wird. Wir bezahlen den Marktzins, der im Moment für den griechischen Staat bei 5,5 Prozent liegt. Wenn Deutschland sich auf den Finanzmärkten Geld leiht, bezahlt es 2 Prozent. Die Merkel-Regierung verdient also an der Vergabe von Krediten an Griechland. Vor diesem Hintergrund muss man sagen, dass Deutschland dazu beiträgt, den Boden für die extreme Rechte zu bereiten. Die deutsche Regierung trägt große Verantwortung für den Aufstieg der extremen Rechten in der Europäischen Union.
ギリシャやアイルランドにお金を供出した全ての国は、市場の通常の利子を含めて戻される。私たちはお金がタダで与えられたのでないことを、ドイツやフィンランドの人たちに明確にしなければならない。私たちは現在ギリシャの場合5,5パーセントの市場金利を支払っている。
もしドイツが市場でお金を借りるなら、2パーセントの利子である。メルケル政権はギリシャの借金の利益を得ている。
このような背景で、ドイツは極右の基盤を整えるために貢献していると言わなければならない。ドイツ政府は、EUにおける極右の増大に大きな責任がある。
Wir fordern die griechische Regierung auf, ein Schulden-Audit, also eine Prüfungskommission einzurichten, die die Bücher offenlegt und damit Einblick gewährt in die Staatsschulden. Der Aufruf ist von vielen Intellektuellen unterzeichnet worden, zum Beispiel Noam Chomsky in den USA, dem britischen Politiker und Aktivisten Tony Benn, dem Filmemacher Ken Loach und vielen mehr. Unsere Forderung ist sehr einfach: Wenn man in einen Buchladen oder ein sonstiges Geschäft geht, um etwas zu kaufen, dann akzeptiert niemand, für etwas zu zahlen, ohne die Rechnung dafür zu sehen. Wir wollen wissen, wofür wir bezahlen. Unsere Forderung ist eine demokratische Forderung. Es ist ein demokratisches Recht der griechischen Bürger zu erfahren, für was sie bezahlen müssen.
私たちはギリシャ政府に、書類を公開し、国家債務を明らかにする債務監査、及び監査調査委員会の設置を要求する。呼びかけは多くの知識人によって署名支持されている。例えばアメリカのノーム・チョムスキー、英国の政治家で行動家のトニー・ベン、映画制作者のケン・ローフ等など。
私たちの要求は非常に単純だ。もし私たちが何かを買うために本屋、あるいはその他の店に行くなら、請求書を見ることなしに何かに支払うことを誰も認めないだろう。私たちは、何のために支払うかを知りたい。私たちの要求は民主主義の要求である。ギリシャ市民が何のために支払わなければならないか知ることは、民主主義の権利である。
David Goeßmann:
Das Kommitte für die Annullierung der Schulden der Dritten Welt engagiert sich auch für eine Streichung illegitimer Schulden in Europa. Wir sprachen mit dem Präsidenten der Organisation, Eric Toussaint, in Brüssel.
第三世界の債務無効宣言のための委員会はヨーロッパの不当債務抹消運動に連帯と、ブリュセルの組織代表エリック・トラスサインと共に表明する。
Eric Toussaint:
Ein Schulden-Audit dient dazu, den illegitimen Teil der Schulden eines Landes zu bestimmen. Es besteht darin, im Detail die Kreditverträge aus verschiedenen Blickwinkeln zu analysieren, um herauszufinden, was davon zurückgezahlt werden muss und was nicht.
Ein beträchtlicher Teil der griechischen Schulden ist meines Erachtens illegitim. Dafür gibt es verschiedene Beispiele. Fangen wir mit dem jüngsten an.
債務監査は国の債務の不正な部分を決定することに奉仕する。具体的には返済されるべきものと返済する必要のないものを見分けるためにさまざまな視点から融資契約を分析することにある。私見によれば、ギリシャ債務の相当の部分は不当である。それを支持するものとして、さまざまな例がある。私たちは最も最近のものを照会する。
Seit Sommer 2010 wurde Griechenland von der Europäischen Union, dem Internationalen Währungsfonds und den Finanzmärkten, die Griechenland erpressen, dazu gezwungen, Kredite zu einem überhöhten Zinssatz aufzunehmen, zu Bedingungen, die eine Verletzung der wirtschaftlichen und sozialen Rechte der griechischen Bevölkerung darstellen. Die Bedingungen der Europäischen Kommission und des IWF stellen grundlegende Rechte wie das Recht auf Altersversorgung oder das Recht auf angemessene, vertraglich gesicherte Entlohnung in Frage.
2010年夏以来ギリシャはギリシャを脅すEU,IMF、そして金融市場によって過度に高い利子の融資を借り入れることを、ギリシャ国民の経済的、社会的権利を破綻を意味する条件で強制された。ヨーロッパ委員会とIMFの条件は高齢者配慮の権利や適正に、契約的に守られる賃金権利のような基本的権利に違反するものである。
Das ist der erste Teil der Schulden, die meiner Ansicht nach illegitim sind – wobei es darüber sicherlich eine juristische Diskussion geben wird.
Wenn wir weiter in die Vergangenheit zurückgehen, geht es darum, die Verträge zu analysieren, die Griechenland abgeschlossen hat, um die Olympischen Spiele zu finanzieren. Die Spiele sollten ursprünglich etwas weniger als eine Milliarde Euro kosten. Das war die Summe, die offiziell genannt wurde, als Griechenland 1997 den Zuschlag für die Ausrichtung der Spiele für das Jahr 2004 bekam. Die realen Kosten betrugen aber schließlich rund 20 Milliarden Euro. Die griechischen Autoritäten haben erhebliche weitere Kredite aufgenommen, um die Zulieferer zu befriedigen, besonders die Firma Siemens und ihre griechische Filiale Siemens Hellas, die die Preise für die Zulieferung massiv erhöht hat.
Um zu erreichen, dass die griechischen Behörden diese Preissteigerung akzeptieren, hat Siemens Hellas Bestechungsgelder in Höhe von etwa 1000 Millionen, also einer Milliarde Euro an griechische Amtsträger verteilt, sowohl von der PASOK, der sozialistischen Partei, als auch von der „Neuen Demokratie“, also der Rechten.
それが私見によれば、不当である債務の第一の部分である。それに対しては、確かなものとして法的な議論が与えられている。
さらに過去に戻るならば、オリンピックに融資するためにギリシャが結んだ契約を分析することが重要である。
オリンピックは本来数十億ユーロ規模より少なくすべきであった。それが1997年ギリシャが2004年のオリンピック主催の契約をした時に、公に言われた総額であった。しかし実際の費用は、結果的におよそ200億ユーロであった。ギリシャの権威者たちは、業者を満足させるために、さらに多大な借金をした。特にジーメンスやジーメンス支社のヘラスは、引渡し価格を著しく高くした。ジーメンス支社ヘラスは、ギリシャ政府がこれらの価格上昇を承認するように、およそ10億ユーロの贈賄のお金を社会党PASK並びに右派の新民主党の高官に渡した。
Dies ist also ein drittes Beispiel für Schulden, die auf illegitime Weise zustande kamen, weil sie auf Bestechung von Politikern durch große Unternehmen, darunter Siemens beruhen.
Als drittes Beispiel kann man die Schulden anführen, die durch Waffengeschäfte zustande kamen. Griechenland ist innerhalb der NATO das Land mit den zweitgrößten Ausgaben für Waffen gemessen als Anteil am Bruttoinlandsprodukt. Die Nummer eins sind die USA. Und die beiden wichtigsten Zulieferer von Waffen nach Griechenland sind Frankreich und Deutschland. Auf die griechische Regierung wird Druck ausgeübt, diese hohen Rüstungsausgaben aufrechtzuerhalten, die überhaupt nicht zu rechtfertigen sind.
これが、まさに不当なやり方で実現された債務の第二の例である。何故ならそれは巨大企業による贈賄で、すなわちジーメンスの下に基づいているからだ。
第三の例として武器取引によって生じた債務を挙げることができる。ギリシャはNATOの中で、国内総生産の割合に対して武器の支出が二番目に大きな国である。第一はアメリカである。そしてギリシャへの武器の2つの重要な業者はフランスとドイツである。特に正当化されない、このような高い軍備支出を維持するために、ギリシャ政府に圧力がかけられた。
Dies sind drei Beispiel dafür – man könnte weitere geben –, die meines Erachtens nach einer gründlichen Untersuchung zu dem Ergebnis führen werden, dass die Summe der griechischen Schulden radikal reduziert werden muss – oder schlicht und einfach gestrichen.
これらが、さらに与えることが可能である、私見によれば基本調査で結果に導かれた、ギリシャ債務の総額が激減、もしくはより簡素に削減されなくてはならない3つの理由である。
Es gibt auch eine Reihe von Beispielen dafür, dass souveräne Staaten sich geweigert haben, illegitime Schulden zurückzuzahlen. Es gibt etwa den Fall von Ecuador, das in den Jahren 2007/2008 ein Schulden-Audit durchgeführt hat und auf Grundlage der Ergebnisse dieses Audits die Zahlung von 70 Prozent seiner Schulden – darunter besonders Schuldtitel, die an die Wall Street verkauft worden waren – ausgesetzt hat. Das war ein wichtiger Erfolg für die Regierung von Ecuador, weil sie zwei Drittel ihrer Schulden annullieren konnte, was etwa 7 Milliarden Dollar ausmachte – für ein kleines Land ein sehr großer Betrag.
それに対して、主権国家が不当な債務を返済することを拒んだ譬えとしての一つの例がある。それは、2007年、2008年に監査を実施し、監査の成果に基づいて債務支払いの70パーセントを、すなわちウォールストリートに売られた債務名義を、無効にしたエクアドルの倒産である。
それはエクアドル政府の重要な成功だった。何故なら負債の3分の2は無効にできたからだ。およそ70億ドルの金額になる。小さな国にとっては巨大な額である。
Was die Frage angeht, ob eine solche Schuldenstreichung in Fällen wie Griechenland nicht zu schweren Bankenkrisen führen würde, muss man sich in Erinnerung rufen, dass die privaten Banken seit der Krise 2007/2008 in ihren Büchern bereits 1600 Milliarden an zweifelhaften Forderungen, also toxischen Papieren, abgeschrieben haben. Das zeigt, dass man solche zweifelhaften Schuldforderungen tatsächlich streichen kann, um die Bilanzen der Banken zu bereinigen. Wenn man 1600 Milliarde Euro streichen kann – und es wird sicher Abschreibungen von weiteren Hunderten Milliarden geben müssen, weil niemand weiß, was an toxischen Papieren noch in den Büchern steht –, sehe ich keinen Grund, warum man nicht einige Hundert Milliarden Euro an illegitimen Schulden von Staaten wie Griechenland, Irland oder Portugal streichen kann. Es ist sogar zwingend notwenig, dass die Banker, die sich vollkommen unverantwortlich bei der Kreditvergabe an eine Reihe von Ländern verhalten haben, die Rechnung der Krise begleichen. Wir sehen nicht ein, warum die Bürger Griechenlands, Portugals, Irlands und im weiteren Sinne der Europäischen Union die Rechnung anstelle der Banker zahlen sollen, die die eigentlich Schuldigen sind.
そのような債務削減はギリシャの場合酷い銀行危機を導かないかという問に関与して、2007年から2008年の危機以来民間銀行は既に疑わしい請求や毒のある証書(有価証券)の1兆6000億ユーロを償却した。それは銀行の決算表を清算するために疑わしい請求を実際に削除できることを示している。1兆6000億ユーロ削除できるなら、必ずさらに数千億ユーロの削除ができるだろう。何故なら、誰も帳簿にある有価証券を知らないからだ。何故ギリシャや、アイルランド、ポルトガルのような国の不当債務数千ユーロを削減できないか理解できない。一連の国の融資分配に際して全く無責任に取り扱った銀行家が、危機の勘定を支払うことは言わば強制的に必要である。何故ギリシャ、ポルトガル、アイルランド、そして広い意味でEUの市民が、本質的に責任のある銀行家に代わって勘定を支払わなければならないかわからない。
Wir müssen die Art und Weise, wie mit öffentlichen Schulden umgegangen wird, komplett neu überdenken. Die Europäische Zentralbank etwa weigert sich, den Staaten, die Kredite brauchen, auf direktem Wege Geld zu leihen. Stattdessen leiht sie Geld an die Privatbanken, die daraufhin Staatsanleihen von Griechenland, Portugal, Spanien usw. kaufen und dabei erhöhte Zinsen verlangen.
私たちは、公的債務が扱われる種類ややり方を全く新しく考えなければならない。
そもそもヨーロッパ中央銀行は、融資を必要とする国々が直接お金を借りることを拒み、その代わり銀行に、高い利子のギリシャ、ポルトガル、スペインの国債を買うお金を貸す。
Notwendig aber wäre – und zwar nach einem Schuldenerlass –, dass die Zentralbank im Notfall direkt günstige Kredite an die Regierungen vergibt – natürlich nicht in jedem beliebigen Fall und nicht in willkürlicher Weise sondern nur in wirklichen Krisenfällen. Zurzeit verleiht die Zentralbank an die Privatbanken das Geld zu 1,25 Prozent. Die Privatbanken dagegen verlangen für griechische, irische oder portugiesische Staatsanleihen 6 Prozent bei kurzfristigen Laufzeiten und 12 Prozent bei zwölfjährigen. Die Privatbanken machen damit also einen absolut skandalösen und nicht akzeptablen Profit.
中央銀行が非常事態に直接低利の融資をすることは、もちろん随意の場合や恣意的なやり方ではなくて本当に危機の場合だけ、債務免除の後でも緊急に必要であろう。現在中央銀行は民間銀行に1,25パーセントの利子でお金をかしている。
民間銀行はそれでギリシャ、アイルランド、ポルトガルの国債に短期6パーセントの利子、12年の長期12パーセントの利子を要求する。銀行はそれでもって全く恥知らずの認められない利益を得ている。
Man muss also schauen, zu welchen Bedingungen Kredite an die Staaten vergeben werden, und das in Zukunft direkt über die Zentralbank machen.
Das bedeutet, sich dem Willen besonders der Regierung von Angela Merkel zu widersetzen, die nicht will, dass die Zentralbank direkt an Staaten leiht.
どのような条件で融資が国家になされ、将来は中央銀行を越えて直接なされることを考慮しなければならない。
それは、中央銀行が直接国に貸すことを望まないアンゲラ・メルケル政権が逆らえない意志を意味している。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK124掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。