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年末の予算期シーズンも押し詰まり、民主党は八ッ場ダム建設を容認し、消費税増税に不退転の決意で臨むそうである。消費税増税を云う民主党内勢力の腹積もりは、自民党が消費税増税を掲げているので、仮に消費税増税反対派が党を割っても、解散で再び自民党と連立でも組めばよいとの安易なものでしかない。
現在の民主党は、自民党を割った人たちと、そもそも自民党から立候補できなかった予備役の人たちと、旧社会党の残党戦力で構成されている。先の総選挙で、民主党は鳩山元首相が珠玉のマニフェストを示し、政権を国民によって与えられた。実に半世紀ぶりの国民の審判だったのである。
しかしながら霞ヶ関の強力な抵抗を受け、鳩山元首相は膝を屈することとなった。これが躓きの始まりとなり、後任の菅前首相はすっかり自民党に習い、お飾りへの道を選んだのである。更に後継の野田首相も同様である。だが前述のように、自民党の予備役であった民主党集団に政治力などあろうはずがない。今日も、前原政調会長は「公務員の分限免職を」とか云っているが、実に滑稽でしかない。
すっかり民主党の賞味期限は切れているが、まだ、食えると思っているところに予備役の限界がある。次は無いことが全く分からないほどに劣化しているのである。放射能汚染に関しても、世界の55ヶ国が実質的な禁輸状態であり、10月以降更にその体制は強化されようとしている。なのに野田首相は、原発は収束、原子炉は冷温停止状態と言い放ってしまう。世界の人たちが下を向いて笑っている。少しは外国紙を読んだらどうかね。
実に滑稽な民主党政権がそこにある。では、かたや自民党は支持を回復しているのであろうか。自民党も消費税増税を政策に掲げており、民主党と大差が無い。そんなこと骨の髄まで国民は分かっているから、維新の会が躍進したり、減税日本が大勝したりしているのである。だから現在の稚拙な民主党政権は次の選挙に於いて国民から背信の処罰を受ける。
自民党が再び浮かぶかは分からない。この国では、社会党がそうであったように、一旦民衆が捨てると容易に浮かぶことが出来ていない。すなわち、次期総選挙は、新しいムシロ旗を掲げた勢力が台頭してくる。それはまだどことは云えない。しかしながら既にこの国の国民は結論的に「新しい政治」を欲している。
これを深層海流と云う。歴史は、この深層海流によって創られる。おそらく来年は、激動の年になる。それは政界に大地震と大津波が押し寄せることを意味する。卒啄同時(そったくどうじ)、まさにその時が到来しようとしている。
http://www.olivenews.net/news_30/newsdisp.php?n=120960
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