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「田代検事の虚偽の捜査報告書」(EJ第3208号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/242601374.html
2011年12月26日 Electronic Journal
事実関係を整理しておきます。2010年5月17日、陸山会
事件の石川知裕被告は、東京地検特捜部から任意の取り調べを受
けたのです。そのときの担当検事は田代政弘氏だったのです。
この取り調べは、2010年2月4日にこの事件の共同正犯の
疑いで取り調べを受けた小沢一郎氏に対する東京地検特捜部の不
起訴処分について、第5検察審査会が「起訴相当」を出したこと
を受けての再捜査の一環だったのです。
そのとき、石川被告は作家の佐藤優氏の助言を受けて密かに、
ICレコーダーを隠し持って取り調べを受け、すべての取り調べ
のブロセスを録音したのです。しかし、再捜査の結果、東京地検
特捜部は新たな事実は出ないとして、再び小沢一郎氏に対して不
起訴処分を下したのです。
普通このケースの再捜査の場合、検察としては取り調べはする
ものの、不起訴処分を覆す新たな証拠はないとして、同じ不起訴
処分を出すのが通例です。なぜなら、もし、検察が処分を覆して
起訴処分を出せば、検察の捜査怠慢を自ら認めることになってし
まうからです。
しかし、小沢一郎氏を裁判にかけて有罪にする東京地検特捜部
の陰湿きわまりない計画は、このとき着実に進められていたので
す。彼らにとって秘書の大久保隆規被告、石川知裕被告、池田光
智被告への起訴・有罪判決は、あくまで小沢一郎氏を有罪にする
ための布石であったのです。あくまで最終のターゲットは小沢氏
に絞られていたのです。
このことは、2011年12月16日の小沢公判で、証人とし
て出廷した前田恒彦元検事(実刑確定服役中)の次の証言によっ
て明らかになっています。元特捜部検事の郷原信郎氏は、次のよ
うにレポートを書いています。
―――――――――――――――――――――――――――――
(2010年1月に東京地検特捜部から応援を要請されて大阪
地検特捜部から上京したさい)主任検事から「この件は特捜部
と小沢の全面戦争だ。小沢をあげられなければ特捜の負けだ」
といわれた」「検察が不起訴と判断した資料として検審に提出
されるもので、証拠になっていないものがある」などと証言し
東京地検特捜部の陸山会事件捜査を厳しく批判した。証拠隠滅
事件で実刑判決を受けて受刑中の前田元検事は、特捜部の問題
とは利害関係がなくなっており、その供述の信用性を疑う理由
に乏しい。そのような前田検事による、陸山会事件の捜査の内
幕の暴露も、その捜査に一層疑念を生じさせるものとなった。
──郷原信郎著
「陸山会事件を『平成の盧溝橋事件』にしてはならない」
2011年12月19日付レポートより
―――――――――――――――――――――――――――――
小沢氏に対するこの東京地検特捜部のこの異常な対応は、小沢
氏が過去に何かをしたというよりも、これからやると思われるこ
とについて著しく警戒し、事前にそれを葬り去る動きとしてしか
考えられないことです。
実は、12月22日のEJで述べたように、前田元検事が証人
として出廷した前日の2011年12月15日の公判で、石川知
裕被告を取り調べた田代政弘検事は、当日の供述調書とは別に捜
査報告書を上司に提出し、そこにウソの記載があることを小沢弁
護団から指摘され、彼はそれを認めたのです。
ここで重要なのは、供述調書というのは必ず被疑者の署名があ
るのに対して、捜査報告書は検事自身が書くものであって、被疑
者の署名などなく、単なる報告書に過ぎないものです。もちろん
それが上司への報告書に留まっているのなら問題はないのですが
2回目の第5検察審査会に捜査資料として提出され、議決に影響
を与えた疑いがあるのです。そうなると、この捜査報告書は公文
書となり、そこにウソの記載があったとすれば、田代検事は虚偽
公文書作成という犯罪を犯したことになるのです。
それではどうして田代検事は虚偽記載を認めたのでしょうか。
それは動かぬ証拠があったからです。それが石川知裕被告が取り
調べの全プロセスを録音していたからです。
ところが田代検事の作成した捜査報告書には次の記述があるの
ですが、石川氏の録音記録にその部分は一切なく、田代検事のウ
ソの創作であることが判明したのです。田代検事は、石川知裕被
告の証言とてして次のように書いているのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
私が「小沢先生は一切関係ありません」と言い張ったら、検事
から「あなたは11万人以上の選挙民に支持されて国会議員に
なったんでしょ。小沢一郎の秘書という理由ではなく、石川知
裕に期待して国政に送り出したはずです。それなのに、ヤクザ
の手下が親分を守るためにウソをつくのと同じようなことをし
たら、選挙民を裏切ることになりますよ」。と言われたんです
よね。これは結構効いたんですよ。堪えきれなくなって、小沢
先生に報告し了承も得ましたって話したんですよね。
──2011年12月16日付、読売新聞
―――――――――――――――――――――――――――――
このことからわかることは、特捜部は最初から自らの手で小沢
氏を起訴しようと考えておらず、検察審査会で2度にわたる「起
訴相当」の議決をさせようと工作したと思われるのです。
そこで1回目の「起訴相当」が出た後で、小沢氏の関与を決定
づける証拠として田代検事の捜査報告書を検察審査会に提出して
いたのです。検察審査会の審査員は素人であり、議決をその方向
に誘導するのは不可能ではなかったのです。
そしてそれは見事に成功し、検察審査会は2度にわたって「起
訴相当」を出し、小沢氏を強制起訴したのです。しかし、少なく
ともその2回目の議決にウソの捜査報告書が影響を与えていたと
すれば、強制起訴の裁判そのものが無意味化してしまうことにな
ります。 ── [財務省の正体/34]
≪画像および関連情報≫
●小沢弁護団と田代政弘検事とのやり取り
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証人として出廷したのは「特捜部は恐ろしいところ」と石川
議員に迫ったとされる田代政弘検事。焦点になったのは、昨
年5月17日に、石川議員がICレコーダーで隠し録音した
取り調べの内容だった。田代検事は、その内容をまとめた報
告書に、石川議員が小沢元代表の関与を認めた理由を「11
万人以上の有権者に選ばれた国会議員が、やくざの手下が親
分を守るようなうそをついてはいけない」と言われたのが効
いたと供述した、と記した。ところが隠し録音にこのやりと
りはなかった。「内容虚偽の報告書を作ったのでは」と問わ
れた田代検事は「思い出しながら作成したので記憶が混同し
た」と釈明。この報告書が提出され、小沢元代表を起訴相当
とした検察審査会への影響を指摘されると、「可能性は(あ
る)」と、認めた。
http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/d97c23c47744fe3f127d2f759c2b7e2f
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