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前原氏「八ツ場」に懲りず、消費税でもフライング発言 消費税「15%」、公務員の「免職」にも言及
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111225/stt11122523230005-n1.htm
2011.12.25 23:20 産経新聞
八ツ場(やんば)ダム(群馬県)の本体工事再開をめぐり混乱した野田佳彦政権内で、今度は消費税増税をめぐり、民主党幹部が「フライング」発言を連発している。政権公約(マニフェスト)にはない税率10%への引き上げの是非が大論争になる中、前原誠司政調会長は25日、「10%で収まるとは到底思えない」とさらなる増税の可能性に言及。こうした発言は増税反対派を刺激しかねず、混乱に拍車がかかるのは必至だ。(杉本康士、坂本一之)
「これは私の敗北であります」
25日、フジテレビ系「新報道2001」に出演した前原氏は、抵抗むなしく「工事再開」で決着した八ツ場問題をこう総括した。
前原氏は「党は反対だが政府に委ねるというのは言い訳でしかない」と潔さも見せたが、「われわれは議院内閣制でリーダーを選んでいるのでそこに落ち着かざるを得ない」とちょっぴり言い訳がましい言葉も。
テレビ朝日の番組では、国土交通省旧河川局(現水管理・国土保全局)との対決を「チキンゲームをやっていた」と表現した。衝突を避けるため先にハンドルを切った者が臆病者(チキン)とみなされる−。最後まで「建設反対」を曲げなかった自分はチキンじゃないと言いたかったのかもしれないが、「前田武志国交相が現地でバンザイまでした。既成事実を作られたことが流れとしては大きかった…」と、ここでもつい恨み節が口をついた。
ただ、前原氏の「敗北」は前原氏だけの問題でにとどまらなかった。
八ツ場ダム工事再開に反対してきた中島政希衆院議員は24日、「民主党を支持してきた国民の信頼を裏切った」と離党届を提出。前原氏は電話で「申し訳ない。思いとどまってほしい」と慰留したが、中島氏は「留まるつもりはない」と蹴ったという。
八ツ場問題で中島氏に同調する動きはほとんどないとみられるものの、野田政権初の離党者がマニフェスト違反を理由に挙げたことは、「民主党のイメージが悪くなる一方だ」(若手)と大きな波紋を広げた。
それでも、前原氏らは“舌好調”だ。仙谷由人政調会長代行が24日のBS番組で、唐突に「消費税率15%」を主張すると、前原氏も25日、これに同調。
党執行部は27日に消費税率増税をめぐる税制調査会役員案を発表、29日の税制調査会と社会保障と税の一体改革調査会の合同総会には首相の出席も検討している。しかし、10%まで引き上げる具体策を提示できる状況にはない。
前原氏は25日の番組出演で、平成24年度予算案が国債発行に過度に依存していることを踏まえ、「もし企業であれば、公務員をどうやって合理化していくのかという分限免職の規定に十二分に当たると思う」と指摘。公務員解雇の是非は、労組支援を受ける民主党にとってはデリケートな問題なはずだが、前原氏が党内で調整した形跡はない。
発言の適否はともかく、勇ましい発言によって、党内に敵をどんどん増やしていることだけは確かだ。
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