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東電が電力料金値上げを宣言した。それにしてもここまで図々しく居直れる精神構造には驚嘆する。「できるだけ早い時期に申請したい」言うに事欠いて、「できるだけ早い時期に」とは!普通の人間なら、「死にものぐるいで血を流し、肉を削ってでもできるだけ値上げは遅らせたい」と言うところである。これだけの大事故を引き起こし、国民に想像もできないほどの被害を与え、あまつさえ税金まで投入してもらってこの言いぐさである。
東電、実質国有化へ=追加融資要請、官民で支援 (時事通信 12月21日)
政府は原子力損害賠償支援機構を通じて東京電力の株式を取得し、実質的に国有化する方向で調整に入ったことが21日、分かった。株式取得による東電への公的資本の注入については、1兆〜1.5兆円規模を検討。金融機関にも同額の追加融資を要請しており、官民折半で東電の支援に当たる方針だ。原賠機構は21日までに主力取引行に対し、公的資本の注入とセットで追加融資を行うよう打診した。機構が取得する株式は、東電が株式発行枠を拡大した上で新規発行する普通株か種類株。最低でも過半数の議決権を取得し、3分の2以上確保することも視野に入れている。
泥棒に追銭!政府が「金融機関に融資を要請」したりしたら今後法的整理はできなくなる。まさか政府の要請で融資したお金をカットすることもできないだろう。案外銀行は、追加融資に応じるかもしれない。それで既存の債権までもが保証されることになる。金融機関にとって「実質国有化」された東京電力は、”優良貸付先”に一変する。新株発行をするということで、現在発行済みの株式の減資も不可能になる。なるほど、それで急いだのか!
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野田首相「福島第一原発は冷温停止状態に」(YOMIURI ONLINE 2011年12月16日)
政府は16日、首相官邸で原子力災害対策本部(本部長・野田首相)の会合を開き、東京電力福島第一原子力発電所事故の収束に関連し、原子炉の冷温停止状態の実現などを盛り込んだ工程表「ステップ2」を達成したことを確認した。4月の工程表策定時には来年1月中旬を達成期限としていたが、約1か月前倒しての実現となった。首相はこの日の会合で、「原子炉は冷温停止状態に達し、不測の事態が発生した場合にも、(福島第一原発の)敷地境界における被曝線量が十分低い状態を維持できるようになった。(原子炉の)安定状態を達成し、発電所事故そのものは収束に向かったと判断される」と述べた。
さすがに「冷温停止」とは言えなくて、「冷温停止状態」と、”状態”を付け加えたのだろうが…。そういえば「国有化」とも言えずに、「実質国有化」というように”実質”という言葉を付け加えている。そうそう、消費税法案を”素案”とも言い換えていたな。TPPのときも、参加への協議とか協議への参加とか訳の分からないことをいっていた。こいつらは言い換え遊びに興じているだけである。こんなことが政治だと思いこんでいる。東電に舐められるのも無理はない。ましてこんな奴までいては、東電はますますつけあがる。
東電の電気料金値上げ、家庭用も求める 米倉経団連会長 (産経ニュース 2011.12.22 )
米倉弘昌経団連会長は22日、経団連会館で記者会見し、東京電力が来年4月から事業者向けの電気料金の値上げを表明したことについて「燃料コストの高い火力発電に電力の安定供給を頼っている今の段階ではやむを得ない」と述べ、値上げを容認する姿勢を示した。そのうえで「原発を再稼働をしないとコスト高は防げない」と強調。「企業だけにしわ寄せをするのではなく、民生についても幾分上げてもらいたい」と語り、家庭用の電気料金の値上げも必要との考えを示した。
正気の沙汰ではない。この国は一度大本からぶっ壊さなければならない。とりあえず東電と民主党から。家計へ大打撃を与えても、東電を守ろうとする民主党・官僚・財界。彼らは、国民の間にある漠とした不満に、実体ある怒りの核を与えてしまったのだ。
軽蔑から憎しみへ、そして怒りへ!民主党に向ける国民の視線は確実に変わっている。
http://yamame30.blog103.fc2.com/blog-entry-216.html
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