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[大阪市長]橋下に席巻されている政界 批判した週刊誌の沈黙も謎
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2011/12/23 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
橋下徹大阪市長(42)が2泊3日にわたって永田町を挨拶回りしたが、強烈な印象を残したのは既成政党の見苦しさだ。選挙では寄ってたかって潰しにかかっていたくせに、圧勝すると猫なで声ですり寄る。地方の政令市長にすぎない橋下に対し、各党とも最高幹部が出迎え、自民と公明はトップが歓待したのである。中央政界の無節操がますます、愚連隊のような“若造市長”をつけ上がらせている。
橋下がこの間に会った中央政界の政治家は相当数に上る。民主は輿石幹事長、前原政調会長、平野国対委員長、小沢元代表など。閣僚も藤村官房長官、安住財務相などと次々に面会した。自民は谷垣総裁や石原幹事長。公明は山口代表。ほかにも、国民新党の亀井代表、みんなの党の渡辺代表、新党改革の舛添代表などが対応した。
中でもア然は民主、自民だ。大阪選出の平野国対委員長なんて、負けた平松陣営の陣頭指揮を執っていたのに、橋下に会うとヒョウ変。「二重行政は解消することが大切」と大阪都構想を持ち上げていた。民主党はきのう(22日)都構想を議論するワーキングチームの初会合を開いたが、平野は「僕が設置をお願いした」と橋下に手柄を売り込むことも忘れなかった。“浅ましい”の一語である。
自民党の石原幹事長も「谷垣総裁と橋下氏は非常にフレンドリーだった」と“蜜月”をアピールしていたが、この前の選挙は何だったのか、と言いたくなる。
しかも、橋下の上京、永田町行脚はテレビカメラが追っかけ回していたから、余計に既成政党の醜態がクローズアップされたのである。
ヒョウ変と言えば、選挙戦の最中に「父親は暴力団」「同和出身」などと書きまくった週刊誌も、何があったのか知らないが当選後はすっかり音なし。
タレント弁護士上がりの若造政治家に永田町もメディアも振り回されているのだが、橋下はそれほどのものなのか。大阪の民放テレビでコメンテーターも務める政治評論家の森田実氏はこう言う。
「市役所をツブしてしまえ、という大阪都構想で日本が変わるような錯覚をあおっていますが、大阪の地盤沈下は経済の問題であり、都構想でどうなるものではないと思う。統治機構を変えれば、地方も国も良くなるのか。未知数の部分が多すぎるのに、そんな橋下市長の人気にビビり、腫れ物に触るように扱う永田町の政治家はあまりにだらしない。ご機嫌を取ったところで、『維新の会』は次の国政選挙で既成政党に対立候補者を立ててくるでしょう。自民も民主も橋下氏と戦わざるを得ないのにバカげています」
怖いのは、橋下に懐疑的だった世論が、評価を下す以前に永田町政治にますます絶望することだ。
こうして、得体の知れないカリスマに注目が集まるのは、まともな光景とは思えない。
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