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天下り根絶なき消費税大増税を絶対に許すな (植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/11/senkyo123/msg/818.html
投稿者 祈り 日時 2011 年 12 月 22 日 17:06:33: HSKePa2Cm.aPs
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-0274.html
2011年12月22日 (木)
天下り根絶なき消費税大増税を絶対に許すな


 消費税増税論議がひとり歩きを始めているが、消費税増税は主権者国民の承認を得ていない、正統性を欠くものである。
 
 日本国憲法には前文に、
 
「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、・・・
 
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」
 
との記述を置いている。
 
 国政は主権者である国民の意思に基づくべきこと、
 
そして、
 
 国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動すること
 
が定められている。


 消費税問題について主権者である国民はどのような意思を表明してきたのか。
 
 2009年8月の総選挙での最大の争点は消費税問題だった。
 
 麻生太郎氏が率いる自民党は、所得税法附則104条を用意して、2011年度までに消費税を含む税制上の措置を講じることを政権公約に掲げた。消費税増税実施を政権公約に盛り込んだのだ。
 
 これに対して鳩山由紀夫氏が率いる民主党は、2013年秋の衆議院任期満了までは消費税問題を封印することを政権公約とした。
 
 増税を検討する前に、政府支出の無駄を排除することを民主党は主権者国民との契約の内容としたのである。
 
 政府支出の無駄排除の内容として掲げられたのは、天下り根絶、議員定数削減、公務員給与削減だった。
 
 この与野党対決の総選挙で主権者である国民は、自民党を大敗させ、民主党を大勝させた。つまり、主権者国民は所得税法附則104条を否定し、2013年秋までの衆議院任期中は政府支出の無駄を排除することに全精力をあげる国政を選択したのである。
 
 正当に選挙された国会における代表者は、この国民の意思を踏まえて行動することを要請されている。


 ところが、このなかで、民意を踏みにじる人物が出現した。菅直人という名の国会議員である。
 
 菅直人氏は2010年6月の政変で首相の座を奪ってしまった。首相の座を奪うなり、主権者国民との契約を踏みにじる国政運営を始めた。
 
 とりわけ重大な問題は沖縄普天間基地の県外・国外移設の政権公約を踏みにじり、辺野古に巨大基地を建設するとした日米合意を、国民との合意形成なく踏襲してしまったこと。さらに、消費税率を10%に引き上げる提案を2010年6月17日に、突然、参院選用マニフェスト発表会見に盛り込んだことである。
 
 消費税増税は2009年8月総選挙の最重要争点のひとつだった。民主党は2013年までの衆議院任期満了までは政府支出の削減に全力をあげることを公約に掲げて衆議院での多数議席を主権者国民から付与されたのである。
 
 この国会議員が選挙の際の公約を守るべきことは当然である。選挙の際に政党が公約を明示する。主権者はその公約を比較検討して政権を委ねる政党を選択する。政権政党に選択された政党は、選挙の際の公約を責任を持って実現する。
 
 これが、マニフェスト選挙だったのではないのか。 


 その後、メディアは、民主党の公約違反を激しく攻撃した。
 
 政府支出の無駄を排除して、子ども手当、高速道路無料化、高校授業料無償化、農家個別所得補償などを実施するというのが、民主党の政権公約であった。
 
 ところが、なかなかこれが実現できないことについて、メディアは民主党に集中砲火を浴びせた。
 
 政権公約を守ることを重視するなら、国民生活に直結する消費税問題についての国民との契約を守ることは基本中の基本になるだろう。
 
 それが、消費税問題になると突然、主権者国民との契約・公約を破棄することが何の問題にもならないと主張し始める。この支離滅裂ぶりは一体何なのか。
 

 2010年7月参院選で菅直人氏は突然、消費税率を10%に引き上げる案を提示したが、主権者国民はこの提案を示した菅直人氏を一蹴した。
 
 菅内閣は参院選が菅内閣に対する信任投票になることを明言した。これを明言したのは枝野幸男幹事長である。
 
 その菅内閣が参院選で惨敗した。主権者国民は菅内閣に対して「不信任」の意思を明示した。
 
 同時に、消費税率の10%への引き上げについても、主権者国民は明確にNOの意思を表明したのだ。菅直人氏はこの瞬間に首相の座を退かねばならなかったが、その後、1年以上も総理の椅子にしがみついた。
 
 2010年7月参院選後に、消費税率10%への引き上げは、主権者国民によって、明確に否定されたのである。


 その消費税について、野田佳彦政権は、2013年10月に消費税率8%、2015年4月に消費税率10%への引き上げを具体的に法律案に書き込む方針を示している。
 
 民主主義の根幹を踏みにじる暴挙である。
 
 これに対して、民主党内では、小沢一郎元代表を支持する三つのグループが統合勉強会「新しい政策研究会」を12月21日に発足させ、同党議員を中心に106人が出席した。
 
 国会内で開かれた第一回会合では、小沢一郎元代表が、
 
「(民主党に対し)国民の不信感が増幅されているのではないか。私たちが総選挙で国民に訴え、約束した政策は、自民党政権とは発想と内容を異にする政策だったはずだ」
 
と挨拶すると会場が拍手で沸いた。

・・・・・  

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コメント
 
01. 2011年12月22日 18:22:34 : FUviF2HWlS
消費税増税反対はよいですが、その代わりに、どこから何の税を取るかを、はっきり言って下さい。
「紙幣を刷りましょう」は、答になっていないと思います。

わたしは、法人税増税、所得税の累進性強化による増税、だと考えます。
法人税の納税は、自社株式を政府に物納することを許しても良いと思います。


02. 2011年12月22日 18:42:37 : YRyE4hspJA
この問題は、政権交代の1丁目1番地スローガンだったはずだ、この公約を投げ捨てた

うえ踏みつけたのは、アホ韓、賤獄、餌唾野、ノブタではないのか。

民主党は崩壊消滅したほうが良い。


03. 2011年12月22日 18:55:34 : L5VU46Wy8E
菅直人は自分の立てた消費税の旗で選挙して敗北しても責任取らずあんな無責任な政治家はいない。
次の野田も国民から反対されたのだから政策転換してもとの国民との約束に戻らなければいけないのに菅の政策を引き継いでいる。

国民をペテンにかけた。そんな政治家200人もいるのだから恐れ入る。
菅野田政権を誕生させた議員の良識を疑う。

信頼して1票入れた選挙民に対して責任を感じないのか。
今度集結した100余人の議員に期待する。本当にあなた達は国士だ。ゴミ政治家とは違う。


04. 2011年12月22日 19:26:01 : 0jcnxGvrhw
◎国民と乖離する「国会」〖Hunter〗

http://hunter-investigate.jp/news/2011/12/post-153.html


05. 2011年12月22日 19:29:12 : rWmc8odQao
三宅雪子氏
「配慮の順番が、3党合意、党内反対勢力、国民、という順番に私は見える。だから、アタマニクル。1に国民、2に国民、3、4がなくて5に国民!!」
https://twitter.com/#!/miyake_yukiko35/status/149619222853582850

三宅氏、すごいです。
だいたい簡単に約束を反故にできる神経が、ヒトとしてどうかと思う。
子どもとの約束だって簡単には破れない。気がひけます。ましてや自分に投票してくれた選挙民との約束など、石にかじりついてでも守りぬくのがフツウではないでしょうか。

「新しい政策研究会」設立、おめでとうございます。期待しております。
そして、植草氏も、がんばってください。応援しております。


06. 2011年12月22日 19:41:07 : LKDXLDHvSk
>>01さん

実は増税はいらないと思います。
天下りを廃止すればいいでしょう。それで10兆くらいは出ます。
更に公務員給与を世界標準に下げればいいでしょう。
すると20兆くらい出る。

増税ならば、大企業だけに流れる消費税の還付制度を廃止するとか、株などの資産の税率を外国並みにするとかで、相当な税収増が見込めます。


ついでに増収分を子供手当にまわしたり、国民年金を生活保護レベルまで上げ、広く薄く配布すれば、相当な内需拡大につながり、税収も上がるでしょう。


07. 2011年12月22日 20:14:57 : 3ExqpkewnL
>>01
>消費税増税反対はよいですが、その代わりに、どこから何の税を取るかを、はっきり言って下さい。



これ書いたバカは、公務員や特殊法人の人件費が国税よりも多い、なんて
ことも知らないのだろうね。


08. 2011年12月22日 21:39:02 : c0UeqEikFs
政権交代に国民の多くが期待した事

@天下りの根絶
A脱官僚政治の実現
B創価学会の政治への介入を止めさせる事。

原点を想起せよ。
事業仕分けのような無意味なゴマカシはうんざりだ。
(ついでに松下政経塾の無能議員も排除してもらいたい。
あと警察のみならず全官庁の不透明な経理についても膿を出し切ること)


09. 2011年12月22日 23:33:23 : 63ydtxm22w
>同時に、消費税率の10%への引き上げについても、主権者国民は明確にNOの意思を表明したのだ。

これは、間違い。

なぜなら、消費税率の10%へ引き上げを公約した自民党は圧勝した。

昨年の参院選で、小沢氏は「民主党に過半数を!」と地方遊説で
叫んでいた。
なぜか。
衆参がねじれてしまうと、マニフェストが何一つ実現できなくなるからだ。

その小沢氏の心配が的中して、
子ども手当ては廃止に追い込まれ、
派遣法改正や郵政法案は自民党の要求をのまなければ実現できない状況になってしまった。
政治主導確立法案も自民党の実現できず。

国民はB層が多い。
これを絶対忘れてはならない。

「消費税反対!」で民主党政権を打倒したとしても、
次に政権に就くのは、消費税率の10%〜15%へ引き上げを公約した自民党だ。

自民党が政権を取って消費税率が引き上げられて
「こんなはずじゃなかった(泣)」と泣くのは目に見えている。

消費税引き上げを公約する自民党:
■総裁選、政権奪還なら再選出馬=谷垣氏
政府が次期通常国会への提出を目指している消費増税準備法案への対応に関し
「われわれもそういう(消費増税すべきだとの)主張だから、選挙後なら足並みがそろう」と語り、
法案提出前の衆院解散を重ねて求めた。(2011/11/23-13:35)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201111/2011112300220&g=pol
>われわれもそういう(消費増税すべきだとの)主張だから

同じ消費税増税で総選挙とは滑稽
http://twitter.com/#!/YoichiTakahashi/status/139245588356149248

■安倍氏「消費税12%も」
自民党の安倍晋三元首相は17日、都内で講演し、
消費税を2010年代半ばまでに10%まで引き上げるとした政府・与党の方針に関し、
「10%で足りるのか、場合によっては12%ということになっていくかもしれない」との認識を示した。
安倍氏は「(東日本大震災からの)復興をデフレ脱却の機会にし、力強く経済を成長させた後に、
年金、医療、介護など伸びていく社会保障(の対応)について消費税を上げる必要がある。
順番とタイミングが極めて大切だ」と強調した。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111117-00000084-jij-po
■自民党幹事長代理は「遅い」 政府の消費税引き上げ時期
自民党の田野瀬良太郎幹事長代理は30日夜、政府・与党が消費税率引き上げを
「2010年代半ばまでに段階的に10%まで引き上げる」とすることを正式決定したことについて
「遅い。もっと早く10%にすべきだ」と批判した。
また、引き上げ時期を「経済状況の好転が条件」としたことに対し
「そんなことをいっていたら、いつまでたっても消費税を上げることはできない」と述べた。
都内で記者団の質問に答えた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110701/stt11070101050000-n1.htm
■消費税:速やかに税率10%に…講演で石破氏
自民党の石破茂政調会長=宇多川はるか撮影 自民党の石破茂政調会長は5日、党本部で講演し、
2010年参院選公約に掲げた「消費税率10%」について
「できるだけ速やかに上げる。今のところ、7%、8%と段階的なことは考えていない」と述べ、
政権復帰を前提に、現行の5%から一気に引き上げる考えを示した。
http://mainichi.jp/select/photo/news/20110706k0000m010024000c.html
■「消費税15%必要」野田毅・自民党税調会長が講演
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/426454/
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110109/fnc11010921410126-n1.htm
■消費税10%、自民が明記 税制改革案
自民党は9日、来年度税制改正の「基本的考え方」をまとめた。
参院選の公約を踏襲し、消費税を10%に引き上げ、法人税率を20%台に引き下げることを明記。
http://www.asahi.com/politics/update/1209/TKY201012090454.html
恐ろしいのは、次期総選挙後、政権に復帰するであろう自民党は、民主党よりダメだということだ。
解散なら、フツーに自民党政権が誕生し、TPP積極推進、
原発推進、東電の無条件救済、デフレ不況継続&セーフティネット縮小、
そして東電救済のための消費税大幅引き上げ(15%)が国民のお墨付きを得るだけの結果になる。
民主党の責任は、解散せずに、脱「日銀・財務省レジーム」派が党内の主導権を握る政権をつくること、
ねじれ解消のために野党と連立すること、
あるいは、第三第四の流れが現れて、有権者に選択肢として認識されるまで選挙しないで粘ることだ。

自民党が総選挙に勝って、政権を奪還すれば、東電救済&原発推進のための消費税率15%引き上げ+大企業優遇税制導入は、もはや確実。
検察とマスゴミも自民党の味方なので、もう二度と政権交代できない独裁体制を築こうとするだろう。
自民党独裁政権下で、国民は徹底的に搾取され、官僚の奴隷になるだろう。

では、具体的にどうすればよいか?

野田首相に解散させず、
来年4月無罪判決→野田首相低支持率で辞任あるいは9月任期満了→代表選→小沢首相誕生
というシナリオを実現することである。

小沢氏が代表選に出馬しない場合は、
リフレ派の馬淵議員や小沢鋭仁議員が首相になるという次善のシナリオもある。
この二人も消費税引き上げには慎重だ。


10. 2011年12月23日 04:18:23 : KG9iqpbLhA
>>09

叩かれても叩かれても、ID変えてまたダラダラと小沢離党阻止プロパガンダですか。。。。。。。小沢総理実現のために菅さんを支持しよう、のあの民主工作員ね。

野田政権延命工作、消費税大増税推進、ご苦労さまです。


11. 2011年12月23日 09:09:09 : VbWAbFllIA
■■TPP、増税でも定年延長で公務員はますます安泰!!!■■
国家公務員の65歳定年延長が2013年から10年かけて
段階的に実施されることが人事院勧告で本決まりとなった。
国家公務員の60歳時の給与は平均で1000万。
60歳以上は3割カットだが700万と民間に比べ破格の高給。
今後TPP、消費税増税によるデフレと超円高で公務員給与は世界一になる。

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