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大ナタ(小沢一郎氏)の動き出しを待望していました
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2011-12-22 06:51:26 生き生き箕面通信
おはようございます。「発送電分離」の推進で、橋下大阪市長と石原都知事が株主提案することで合意しました。二人とも嫌いな政治家ですが、この分離は進めてもらわないと、再生エネルギーの普及が遅れます。
生き生き箕面通信1109(111222)をお届けします。
・大ナタ(小沢一郎氏)の動き出しを待望していました
「政権公約(マニフェスト)の順守を」と大ナタが訴えると、「会場は拍手でわいた」。今朝の読売新聞は昨日12月21日に開かれた「小沢グループ統合勉強会」の旗揚げの模様をこう伝えました。読売紙面の異例といえる大きな扱いは、小沢氏に対する”潮目”が変わりつつあることを印象づけます。
大ナタは政界再編成、つまり新党も視野に入れて、この勉強会「新しい政策研究会」を立ち上げ、自らその会長に就任し、顧問に山田正彦前農相、原口一博元総務相を据えました。昨日は106人が出席したそうです。
実は、ボクの「生き生き箕面通信」に対して昨日、質問が寄せられました。質問の趣旨は「小沢氏が本当に潔癖だと思っているのか。小沢氏が機嫌良く橋下(徹)氏を迎えているのをどう思っているのか」というものです。つまり、「小沢は、ゼネコンからカネを受け取った汚いカネまみれのダーティーな政治家ではないのか。また、あのファシズムを想起させる”ハシズム”の橋下とつるみそうな小沢を評価できるのか」という趣旨と受け取りました。
小沢氏が新しい動きを始めたのを機に、この際、「小沢をどう考えるか」を改めて整理しておきたいと思います。質問の趣旨にそえば、まずカネの問題から入る必要がありますが、それには後で触れたいと思います。
まず、小沢氏が掲げる政策から入ります。政治家は、あくまでもやろうとする政策で判断されるべきだと考えるからです。小沢氏の政策の大綱は、著書「日本改造計画」に著わされています。主な内容は、「官僚国家からの脱却」「国連中心主義」「アジア・太平洋地域の重視」「平和創出戦略」「長時間労働からの自由」「年齢と性別からの自由」「真の自由の確立」などです。つまり先の総選挙時に掲げた民主党マニフェストにほとんどが反映されています。小沢氏は当時、党の幹事長としてマニフェスト作成を主導し、総選挙を闘い、そして洗顔の政権交代を果たしたのでした。「国民の生活が第一」の選挙スローガンは、いわば”小沢公約”を凝縮した言葉だったのです。
その時の、有権者と契約したマニフェストは、実現しなければ「男がすたる」ほど大事なものです。とくに「消費税増税は4年間はしない」と約束したのです。この公約を破り、「消費税を上げる」というのなら、もう一度選挙をやって、有権者に信を問わなければならないはずのものです。
小沢氏が上梓した「日本改装計画」は1993年出版で、それから18年後のいまもほとんどぶれていません。「かつては消費税増税を主張していたではないか」という反論もありそうですが、小沢氏は「消費税増税は何が何でもノー」といっているわけではありません。いずれやらなければならないが、それには踏むべき手順があり、納税者が納得できるように努力できることを全てやってから、といっているだけです。
ぼくは、世界の潮流が変わらざるを得ない歴史的転換点にあるいま、日本は重要な役割を果たすべき立場にあると考えています。しかし、見渡すところ、小沢氏に匹敵する器は見当たりません。断言します。(ぼくが断言しても何の足しにもなりませんが)
小沢氏の力量については、アメリカのホワイトハウスも、日本の霞が関(官僚)も、そして朝日、読売新聞など大手メディアもよく承知しています。力量を熟知しているから、コワがっています。つまり、既得権を持つ既成権力側は、その既得権が壊されるのが、単にイヤなのです。しかし、国民は既成権力の甘い汁を吸われ続けることを拒否しはじめたわけです。閉塞状況を変えることを望んでいるはずです。そのための政策です。そしていい政策を果断に進める政治家なら、白い猫でも、黒い猫でも構わない。
そこで「小沢のカネ」の問題ですが、日本の最優秀の検察官僚が総力を挙げてなんとか「お縄」にしようと、大手ゼネコンまでガさ入れ(強制家宅捜索)して徹底的に調べました。が、何もつかむことはできませんでした。小沢側がうまく隠しとおしたのではありません。本当に何もなかったから、何も暴くことはできなかった。単純明快です。しかし、朝日、読売もいまも「小沢は何かを隠している。4億円の説明もコロコロ変えているではないか。納得できる説明ができていないではないか。国会での説明も『するする』というだけで実際にはしていないではないか」と、ダーティー小沢キャンペーンを続けています。
大手メディアがたれ流す「反小沢」記事は、すべて検察がためにする、つまり「小沢をはめる」ために意図的にリークし、国民の頭にダーティーさを刷り込んだものです。その刷り込みの強さは、かなり良心的な人の頭も汚染させました。検察の記者クラブを拠点にする「記者クラブメディア」の検察との持ちつ持たれつの関係は、日本をだめにするほどの悪影響をもたらしています。
これほど執ような「魔女狩り」は、異常です。治安維持法下での「赤狩り」に匹敵する国家的規模で行われています。つまり、国家の既成権力に楯突くものには、治安維持法時と同じ社会的抹殺が行われるのです。その意味では、「小沢問題」は小沢氏一人の問題ではなく、民主主義の根幹に関わる問題だと位置付けています。
もうひとつ、”ハシズム”との関係ですが、ボクは橋下氏、そして「維新の会」なるものが進めようとする「教育条例」や、「カジノ誘致」には強く反対します。ただ、官僚機構を国民の真の意味での「公僕」に変える勢力は、白い猫でも、黒い猫でも歓迎です。日本に巣食った既成官僚の特権を変えるのは、難事中の難事。これに挑戦する勢力は大同団結する必要があります。その点についてだけ、小沢氏が橋下氏と手を組むことを歓迎します。日本に取っての重用事は、おのずから優先度のランクがあります。公務員制度改革、つまり官僚機構の改編は、最重要事です。
日本を「じゃぶじゃぶ、洗濯する」のは、いま、です。来年は面白い展開が期待できそうで、ワクワクしています。本当に浮かれる事態を招き寄せることができるように、なんとか頑張らなければ。
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