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2011年 12月 21日 21:11
【取材ニュース】高橋清隆
亀井氏が「全員出入り禁止だ」と記者を叱責=内紛促す盗聴記事で
国民新党の亀井静香代表は21日の党議員総会の冒頭、複数の大手紙が前回の党議員総会のやり取りを盗み聞きして党内不和を促す記事を書いたことを取り上げ、党本部に集まった記者に対し、「本当なら、全員出入り禁止だ」と叱責(しっせき)した。
報道陣の質問に答える亀井氏(2011.12.21、高橋清隆撮影)
問題の記事は14日の党議員総会で時折廊下に漏れるほど大きな声が聞こえたため、発言内容の断片を集めて「国民新党で内紛勃発」(産経)、「国民新党の若手は反発」(毎日)などの見出しで伝えたもの。同党で通常週1回開かれる党議員総会は、冒頭のあいさつだけ報道陣に公開されている。
亀井氏は「今のマスコミは行儀悪くて、盗み聞きしたことを平気で記事にする」と切り出した。信頼関係の下でルールを守ることの重要性を説いた後、「本当なら、盗み聞きをして記事を書いてる記者なんて全員出入り禁止だ。下地(幹郎幹事長)が『そんなことやめろ』と言うから処分してないが」と苦言した。
戦前、マスコミによる政治報道が国をどう間違った方向に導いたか国会図書館に行って勉強してから来るように諭した上で、「われわれとしては、マスコミにおもねる気は一切ない」と突き放した。
同席した新党日本の田中康夫代表は海外メディアが報じる事実を国内のマスコミが隠すいびつな姿勢に言及。野田首相の街頭演説が中止になった19日の新橋駅前で通りすがりのサラリーマンやOLから「逃げるな」「原発やめろ」など多くのシュプレヒコールが起きたことや、細野原発事故担当相が外国人特派員協会で原発事故が「収束している」と会見したこと、日韓首脳会談で竹島の問題を語らなかった理由を記者に尋ねられた首相が「役割分担だ」と答えていたことなどを挙げ、記者団に「報ずべきは何か」と問い掛けた。
14日の総会を伝えた記事は、亀井氏が新党構想の中身を説明しないことに森田高(もりた・たかし)政務官が「かみつき」(日経)、亀井氏は(郵政)法案を通すためのテコだと「一蹴」(産経)したと紹介。総会は1時間以上も紛糾し、森田氏は「途中退席した」(産経)とつづられている。
しかし、複数の関係者によると、説明を求めているのは支持母体の郵政政策研究会(郵政研)だった。森田政務官が北陸の郵便局長会を回ったときの現場の声を報告した。亀井氏は「水面下でぎりぎりのところで動いていて、民主党との関係もあるからいちいち説明できないが、おれを信じてくれ」と答えたという。
廊下に漏れたのは自見庄三郎郵政改革・金融担当相の声で、郵政改革法案について「おれたち(党所属国会議員)だって命懸けでやってるんだから」と吐露したものである。筆者もそう聞こえた。森田氏が退席したのは総務省での打ち合わせがあったためと分かった。
立ち会った関係者の1人は「全然問題ない」と寝耳に水の様子だった。「口論や批判合戦ではなく、声が大きかっただけ。森田政務官もわだかまりは全く持っていない」と証言。退席間際に亀井氏が「皆、命を懸けるくらい一生懸命やってるということ。頑張ろう」と声を掛け、和やかに終わったと明かしている。
国民新党への悪宣伝は、郵政民営化見直しを阻むためと思われる。日本新聞協会に加盟する日刊紙やテレビ局は、これまでも自民党による139日間の国会審議拒否や米国による郵政改革への圧力を一切伝えてこなかった。東日本大震災に関しても、国民新党の唱える4項目の緊急対応策や年度予算を超える大規模な復興対策などを無視してきた。
その一方、新党構想の延期が「亀井氏への不満」(12.21毎日)が原因であるとしたり、「連携を期待していた勢力が後ろ向きなのに加え、独走気味の亀井氏」(12.18東京)などとやゆ。大阪市長選で大勝した橋下徹氏を評価した亀井氏を「信念や政策はそっちのけ」(11.30、同夕刊)などと批判している。
郵政改革の遅延は米国の圧力=亀井氏が会見で示唆
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高橋清隆記者のプロフィール
反ジャーナリスト
著書:『亀井静香が吠える--痛快言行録--』(K&Kプレス)
『偽装報道を見抜け!―世論を誘導するマスメディアの本質』(ナビ出版)
ホームページ:
「高橋清隆の文書館」
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