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小沢無罪判決を想定して逃げの手を打った朝日の社説
http://www.amakiblog.com/archives/2011/12/21/
2011年12月21日 天木直人のブログ
朝日新聞という新聞社はつくづく卑劣で姑息な新聞社だと思う。
まるで保身と責任逃れの名人である官僚組織そのものだ。
12月15、16日の両日に行われた小沢裁判の第10回
公判で元担当検事たちの驚くべき証言が連発した。
うその報告書や、思い違いや、検察審査会への情報隠しなど、
小沢起訴の前提を覆すような証言である。
これは検察組織と小沢との戦いだ、殺るか殺られるかだ、などと
いった検察幹部の言葉の暴露や、私が裁判官なら無罪にする、など
という言葉まで出てきた。
これではもはや裁判は茶番だ。
いくら、小沢起訴は国策だから裁判官は無罪の判決は書けない、
と言ってもここまでいい加減な実態が分かった以上、有罪判決を
書いたら、世論の猛反発を食らうだろう。
裁判官は最高裁の評価を恐れるより、国民の目を恐れるように
しなければいけない。
果たして来年4月に下される東京地裁の判決はどのようなものに
なるだろうか。
しかし私がこのメルマガで書きたい事は別の事である。
この公判について、12月18日の朝日新聞が社説で激しく検察
批判をしていた。
日頃小沢批判を繰り返す朝日がここまで検察批判を激しく行うのは
異常だ。
なぜか。
それはドジを踏んだ検察に対し怒りをぶつけているのだ。
同時に、小沢無罪判決にそなえアリバイ作りに励んでいるのだ・・・
◇
社説 うその報告書―検察は経緯を検証せよ :2011年12月18日 朝日新聞
http://www.asahi.com/paper/editorial20111218.html#Edit2
驚き、あきれてしまう事実がまたも明らかになった。
小沢一郎・民主党元代表の政治資金をめぐる裁判で、秘書だった石川知裕衆院議員を取り調べた東京地検の検事が、事実と異なる捜査報告書を上司に提出していたことを認めた。
石川氏は昨年1月に逮捕されたとき、「政治資金収支報告書にうそを書くと元代表に報告した」と認める供述調書に署名した。元代表を「起訴相当」とした検察審査会の1回目の議決を受け、この検事は改めて5月に石川氏から事情を聴いた。その際、あえて不利なことを認めた理由として氏が語ったという、報告書の中の生々しい言葉は、実は架空のものだった。
捜査員がねじまげた調書を作ることが問題になっている。それでも調書の場合、調べられた当人が署名しなければ証拠にならない。だが報告書は部内資料のためルールは甘く、捜査員が署名するだけだ。そこにうそを書く。ある意味で、調書のねじまげより罪深いといえる。
なにより真実でない報告を受ければ、上司は捜査の方針を誤るだろう。この検事は「別の取り調べの時と記憶が混同した」などと弁解したが、本当ならばそれだけで検事失格だ。
自覚と緊張感のなさは、報告を受けた側も同様である。
元代表の刑事責任の有無を考えるうえで、石川氏はカギを握る重要人物だ。再聴取の様子をしっかり確認していれば、今になって「報告書は事実と違う」という話が出てくることなど、およそなかっただろう。
結局、起訴に向けてさらに捜査を尽くせという審査会の指摘には正面から向き合わず、一方で、自分たちの調べに問題がなかったことを組織内で確認しあって再捜査を終わらせた。はた目にはそのように見える。
素人である検察審査会の審査員や裁判員に正しい判断ができるのか、という声はくすぶる。
もちろん絶対に間違えないとは言わない。だが国民の能力をうんぬんする以前に、専門家の手で正しい証拠が隠されたり、不当な誘導がされたりすることが、誤った結論をもたらす。この当たり前のことを、いま一度確認しておきたい。
今回の問題が元代表の裁判にどう影響するかは軽々しく言えない。確かなのは、検察不信がまた深まったということだ。
なぜうその報告書が作られ、チェックもできなかったのか、経過を解明・検証して国民に説明する作業が欠かせない。「公益の代表者」の名が泣いている。再生の道は、はるか遠い。
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